2013.07.03〜07.10 K2Couple 番外編 

北海道 総集編 -----
最北の地は、今日も だった

利尻山 : 1,721
礼文島/桃岩展望コース : 233
礼文島/岬めぐりコース : 180
大雪山/黒岳・北鎮岳 : 2,244
樽前山 : 1,022
 利尻・礼文まで駆け抜けた2013北海道


 初めに ・・・
 今年もまた、北海道遠征を計画しました。
 利尻礼文か道東の山が候補でしたが、歳とともに厳しくなる体力を勘案して、登れるうちの利尻山にターゲットを絞りますね。
 前半は、利尻礼文の離島めぐり、後半はお天気と相談しながら大雪山周辺の花の山をチョイスすることに ・・・

しかし非情にも天気予報は出発間際まで好転せず、こんな訳で
うっそ〜。
船上の移動日は何とか晴れマークですが、肝心の滞在期間は殆んど雨マーク付きで気勢上がらず
今までずっと晴れマークが続いてたのに、信じられん。
ちょっと不運なこの情勢、どうか奇跡を と祈るばかりです。

やけのやんぱち雨の北海道を放浪する覚悟を決めつつも、苦し紛れに神様に愚痴ったら、強力な晴れパワーを送って下さいました(^^
おかげさまで、全日程最高の遠征日和に恵まれましたよん。
神様がお住まいの千葉方面には、絶対に足を向けて寝ないと誓うK2隊です。

 計画倒れ必至の無謀な日程表               ▲ 何でこうなる天気予報


  1日目  7/3(水) 北海道へ( 新潟 → 小樽 ) 

  昨年同様、新潟から海上航路で北海道に渡ることにした。
  1ヶ月前に予約する限定の企画商品【ペア100プラス】利用なので、4割引でしかも個室が割り当てられる。
 但しキャンセルすると全額没収
  雨の新潟から出港し、プチ贅沢な船上の18時間超をのんびり満喫しよう。


 雨の中、新日本海フェリー 「らいらっく」 に乗船  企画商品 【ペア100プラス】 でステートB和室
 高崎出身のマインドテレスコープさんのミニコンサート  PM7:30頃、南行きの僚船が汽笛を鳴らしてスライドする

  2日目  7/4(木) オロロンラインを走って稚内へ、そしてハートランドフェリーで利尻島へ 


  最北の稚内までは、小樽から道央自動車道を通って士別に北上するのが時間的には早いかもしれない。
  しかし留萌から天塩経由で稚内まで海岸沿いの一般道を走る日本海オロロンライン(R232R106)は、見所が多いのでこっちにした。
  日本海の波飛沫を横目に、風車群を突き抜ける道はどこまでも真っ直ぐ伸びている。 (スピードの出し過ぎに注意しましょう!)
  朽ちた番屋が点在し、サロベツ原野を過ぎれば秀峰利尻山が水平線に聳えているのを眺めることができるはずです。
  利尻島に渡る前に、宗谷岬とノシャップ岬、稚内公園を観光した。
  車を稚内港にデポして、ハートランドフェリーで利尻島に渡りますね

 どこまでも真っ直ぐなオロロンライン  日本海オロロンラインの風車群
 サロベツ原野を飾るハマナスとエゾカンゾウ  日本最北端の地、宗谷岬にてツーショット
 稚内公園、氷雪の門  ハートランドフェリーで利尻島へ

  3日目  7/5(金) 利尻山 11’10” 

  非力なK2隊は早出が鉄則なので、鴛泊登山口がある北麓野営場ケビンに予約を入れました。
  標高差1500mの日帰り利尻山は、のろのろ歩く亀さんには厳しそうですからね。
  山頂はガスの中でしたが今回の遠征のメインターゲットですから、気合を入れてヨレヨレ登ってきましたよ

 第一見晴台から礼文島を眺める  ガスの利尻山頂に気を揉む(長官山にて)
 可憐なリシリヒナゲシ  涼しい利尻山頂
 お花鑑賞は最後の最後まで  鴛泊港の民宿の窓から夕映えの利尻山

  4日目  7/6(土) 利尻島から礼文島へ 礼文島南部(桃岩コース)散策 3’00” 

  利尻山に比べたら、礼文島散策なんか朝飯前の屁の河童です (^^ 強気!
  しかしバスの便が限られているのが難点で、何気に気忙しくバタバタしてしまいました。
  礼文島の2日間はピーカンに恵まれたのに、日本海から湧き上がるガスで展望は殆んどありませんでしたが、当初の天気予報を考えれば完勝です。
  お花畑に癒される礼文島です。

 桃岩展望台(見えないけど)  幻想的なお花畑
 レブンウスユキソウ  レブンシオガマ
 イブキトラノオの道  レブンハナシノブ
  集落に落ち込む谷  「北のカナリアたち」 ロケ地 (ポスター撮影)

  5日目  7/7(日) 礼文島北部(岬めぐりコース)散策 3’40”  礼文島から層雲峡へ

  礼文北部、スコトン岬までバスで行く。
  海岸に群れているゴマフアザラシに驚き、バスの車窓から完璧な利尻山を初めて目撃して写真撮りまくり大会です。
  スコトン岬からゴロタ山に歩くうちに、次第にガスが湧き上がって真っ白けになっちゃった。
  レブンアツモリソウの群生地は開放期間終了につき、施錠されていて入れなかったのが心残り

 バスの車窓から海霧に浮かぶ利尻山  群れるゴマアザラシ
 スコトン岬からトド島  群馬県人にとって、岬めぐりコースの雰囲気は格別
 ゴロタ山  利尻山が見えるよ
 ゴロタノ浜から鉄府集落を望む  稚内行きフェリーから利尻山にお別れ

  6日目  7/8(月) 大雪山/黒岳・北鎮岳 8’15” 

  北大雪の天塩岳を計画していたのですが、文句のつけようもない好天に恵まれたので花と展望の大雪山に変更する。
  未踏の黒岳にRWで上がって、どっかしらに足を伸ばそうと考えた。
  黒岳から北鎮に至る道は、お花が乱れ咲く楽園だったし、遮るものがない景色の展開に酔いまくり、立ち去り難い心境のまま専売特許のノロノロ歩き。
  エゾシマリスに遭遇するも写真撮れず、期待を込めてシマリスとナキウサギをじっと待ったが、再びその姿を見せてはくれなかった。(残念)
  夜はMICHIHO隊と合流して、層雲峡のラーメンハウスで宴会に突入。


 まねき岩とチシマキンバイ  黒岳山頂
 エゾコザクラ  雪田を登るはらっぱ
 旭岳方面  北鎮岳山頂でアクシュ〜
 キバナシャクナゲ群落  名残惜しいけど帰るじょ〜

  7日目  7/9(火) 樽前山 3’40” 

  日程表では北大雪のニセイカウシュッペ山に登って、苫小牧に行く途中で樽前山を引っ掛ける達成不可能な強行軍です。
  そんなの無理に決まってるじゃん、フェリーに遅れたらアウトだよ。(みんなの声)
  前夜の宴会が過ぎたのかおいちゃんの腹具合が悪そうだし、MICHIHO隊同行のニセイカウシュッペ山はアッサリ断念。
  MICHIHO隊とお別れして、美瑛・富良野のラベンダー畑を流し見ながら夕張メロンをお土産に仕入れる。
  簡単に樽前山だけ登って支笏湖に廻り、苫小牧で回転寿司に寄って東港周文埠頭へ、これでめでたく全日程が終わった訳で ・・・

 上富良野のラベンダーファーム  夕張メロン直売店の庭先
 樽前山溶岩ドームと対峙するはらっぱ  樽前山頂
 支笏湖にワンタッチ  苫小牧東港に無事到着

  8日目  7/9(水) 群馬へ( 苫小牧 → 新潟 ) 


  再び船上の人になりますが、往路ほど活発に動かない二人。(旅の疲れが出たみたいで、お風呂に入ってビール片手にウダウダ)
  翌日は、礼文島を舞台にした映画 「北のカナリアたち」 を船内シアターで鑑賞し涙した。
  往年のサユリストを自称するおいちゃんも、久々の感動を味わっていたらしい。
  群馬に戻って狂気の暑さにゲンナリ。(知らないうちに梅雨が明けてたし)。
  途中でプチ雷雨雷鳴があったので雨を期待したら、家に着いて荷物を下ろしている最中に突然の土砂降りが来た

 船内の螺旋階段  復路はステートBツイン
 船上ミニシアター  小百合ちゃん
 新潟港山の下埠頭に入港  入港間際のひっそりとした船内通路