2013.07.06 (土)   K2Couple No.0419 

礼文/桃岩コース
れぶん/ももいわ(北海道)
233m
花の浮島、礼文島

コース最大標高差 : 233
コース累積標高差(+) : 210
コース累積標高差(−) : 330
コース沿面距離 : 4.6 km
行動時間 : 3'00"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 お花畑とガスと海と
 和風ペンションみさき 7:15 ... 7:30 利尻鴛泊港フェリーターミナル 7:45 《BUS》 8:17 沓形 8:20 ... 8:30 沓形岬公園 9:40 ...
 9:45 沓形港フェリーターミナル 10:10 《ハートランドフェリー》 10:50 礼文香深港 11:10 《BUS》 11:18 桃岩登山口
 桃岩登山口 11:25 ... 11:45 桃岩展望台 【L1】 12:00 ... 12:50 【L2】 13:10 ... 13:20 ツバメ山 ... 13:40 元地灯台 ...
 14:00 知床登山口 ... 14:25 知床
 知床 14:46 《BUS》 14:54 香深港フェリーターミナル ... 15:00 民宿なかむら 15:30 ... 15:40 礼文島温泉 17:00 ... 17:10 民宿なかむら 【泊】

  桃岩の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

民宿 なかむら (¥6,800)   礼文島温泉 うすゆきの湯 (¥600) 

利尻島へ来て3日目です。
きょうは、今回の遠征で一番楽なスケジュールです。

二階の窓から利尻山を眺めて、清々しい朝を迎えました。
きょうは礼文島へ渡るのですが、鴛泊港からの便は遅いので沓形港までバスで移動します。

民宿の朝食は、バスの時刻を考えてちょっとだけ早くしてくださいました。
朝食を、しっかりご馳走になった。
お腹が破れそうなくらいね (^^;

 朝の利尻山

バス停まで車で送ってくださるのを辞退して、ブラブラと歩いて行きますね。
海の香りが風に乗ってまとわりつく。

バスを待つ間、近くの駐車場に停まっていた熊谷bフ人と話をしました。
その方は秩父の人で、300名山を踏破して本を出したのだとか。
十年前利尻山に登った時にお世話になったおまわりさんに、お礼方々本を持ってきたのだそうです。
人それぞれに、忘れられない過去が思い出があるんですね。

 鴛泊港に面した民宿街

バスが発車して次の停留所で、一昨日稚内からご一緒した群馬渋川の健脚ご夫妻も乗り込んできました。
昨日も、利尻山登山道でお会いしましたしね。

沓形港の手前でバスを降りて、港まで10分位歩きます。
出港まで時間があったので、沓形岬公園の散策で時間を潰しましょう。

 利尻島

展望台らしき場所には、双眼鏡も設置されています。
沓形岬灯台も見えます。
利尻山には雲が掛かっていて、山頂だけちょこっと出ていました。

漁船が数隻出て行き、それぞれの配置についてから一斉に黒煙を吐いて動き出します。『北の〜漁場はよ〜男の〜仕事場さ〜』
共同作業のようですが、何を獲っているのかしら?

公園内は溶岩がゴロゴロしていて、利尻山が火山であった事が伺えます。
エゾカンゾウやハマナス、トウゲブキなどが咲いていて、朝の散策に花を添えていたのでした。

 展望台
 利尻山と沓形岬灯台             ▲ 漁場に向かう船団
 公園内の遊歩道で              ▲ ハマエンドウ
クサフジ オオダイコンソウ エゾノヨロイグサ ハマナス
ハイキンポウゲ ハマエンドウ チシマアザミ オオミミナグサ

礼文島に着いたのは10時50分。
利尻島からわずか40分の距離です。

時間も中途半端なので、きょうは桃岩コースだけを歩きますね。
着替えなどの入った余分なザックを、フェリーターミナルのコインロッカーに預けて、11時10分発の元地行きのバスに乗ります。
利尻島と同じような空模様です。

 沓形港から出航します             礼文島香深港に到着

この島のバスは、停留所に限らず何処からでも乗れて何処でも降りれるシステムになっています。
あっそこの角で下ろしてってな感じです (^^

私達は、桃岩トンネルの入口にある登山口で下ろしてもらいました。
ここは正規の停留所ですけどね。

観光バスが停まっていた。

 停留所からポコポコ

すっ、すごい
登山口から、いきなり花のオンパレードですよ。

観光バスで来た団体さん2グループが、先行しています。
ガイドさんの話を聞くのも面白いのですが、適当に距離を保って歩きます。

団体さんは林道通しに行かれたので、私達は登山道に入りました。
桃岩展望台に上がる近道です。

 ウハウハ
 団体さんは林道へ            ▲ こっちの道は静かです
 イブキトラノオが目立つ道              ▲ ハイキンポウゲ
レブンシオガマ オオハナウド カンチコウゾリナ チシマフウロ
ミソガワソウ レブンソウ ミヤマセンキュウ ヤマブキショウマ

花の間を縫うように登っていたら、あっという間に桃岩展望台です。
目の前に、桃の形をした桃岩が見える。
(ガスってなければね)
食べたかったなあ桃岩。

もしもし、晴れてるのに山の上だけガスってて何も見えませんけど ・・・
スルー仕掛かりましたが、せっかく皆さんがベンチで休憩しているので、お付き合いしましたよ。

パン食べよっ。

 桃岩展望台

桃岩展望台をあとにして、知床コースに進んだら誰も居なくなりました。
寂しさは取り敢えず置いといて、二人だけで静かにゆっくりお花観賞です。

道はよく整備されていて、歩き易いし。
行けども行けどもお花畑です。
パンフレットに、礼文島は「花の浮島」と書かれていたのが頷けます。
晴れていれば、太陽の光があれば、花たちもキラキラ輝いていただろう。
今はガスの中で、お上品な咲き方です。

 レブンハナシノブ
 展望ないね             ▲ 悲しいけど嬉しい
                                ▲ イブキトラノオ
                               ▲ まぜこぜのお花畑
 レブンシオガマ

           ▲ 山になってるっぽいし

雨覚悟で来たのですから、展望のことは言いっこなし。
これ以上望むのは欲張りですがね。

レブンウスユキソウが咲いていました。
礼文林道の群生地まで気持ちは行きかかったのですが、カットしちゃった。
でも、ここで見られて良かったです。
小さな群落がありました。

 レブンウスユキソウ              ▲ よく来たねって
 ここは何処だい            ▲ 礼文桃岩コースだよ
 写真撮り過ぎ〜              ▲ エゾカンゾウ
レブンキンバイ ヒオウギアヤメ センダイハギ リシリアザミ



 海を見下ろす展望台らしき場所に着いて、ザックを
 下ろしてまったりしてますと、利尻山で一緒だった
 アメリカンボーイ二人が追いかけてきました。
 利尻ではgood mornig、きょうはニヤニヤだけ。

 ガスが切れそうになり、海が見えたり隠れたりして
 ましたが、山の斜面を登り始めたら渋川の二人が
 下りてきた。
 逆回りのようです。
 バスのことを考えると、これもありだったかな。

 楽しいね〜  ▲ ホソバノヨツバムグラ
 ツバメ山                    ▲ 落ち込む谷の下には漁村
 見えて来た〜と思ったら               ▲ ガスった

本日の最高点ピークを直角に左へ曲がると、あとはず〜っと下りです。
右側に海の気配を感じながら、元地灯台に下ります。

足元には、エゾカンゾウやイブキトラノウが咲き乱れています。
霧に〜巻かれて〜静かな礼文島。
最高。

 本日の最高点ツバメ山
 斜面は相変わらずお花畑              ▲ 元地灯台に出て

道は林道に変わり、ポコポコ歩いて桃岩コース知床口。
ここまで来ると霧も晴れ晴れ、知床の集落に下りてきました。

北のカナリアパークは7/27オープンするので、その前ではあるが映画で使われた小学校の校舎を訪ねてみたいと思った。
しかし、一般公開するまでは立入り禁止になっているらしいです。

香深港行きのバスが来るまで15分、海岸でカモメと遊びながら時間調整。
こういう、何もしない時間がけっこう楽しい。

 知床に下る林道
コウリンタンポポ ヒロハクサフジ キショウブ エゾノカワラナデシコ
ヤマガラシ シロウマアサツキ トウグミ ハマナス
 知床登山口のお花紹介掲示板             ▲ じゃがいも畑だった
 知床バス停でボケ〜     ▲ 北のカナリアたちのポスター激写(バス停で)

民宿に荷物を置いて、そのまま近くの礼文島温泉に行きましょう。
露天風呂は、正面に利尻山を望める超贅沢な配置になっている。
相変わらず、山頂は出そうで出なかったけど ・・・

ここで地元のおばちゃんと仲良くなり、色々と教えて頂きました。
礼文のカモメは4種類いること。
足がピンクのカモメだったり、ウミネコもいるんだとか。

利尻山は、この日も11時頃まで綺麗に見えていたんだって。
私達が港に着いた頃、隠れてしまったようです (^^;

 礼文観光の可愛いバス

民宿への帰り道に、港の商店街(土産店)で明日の食料を調達しましょう。

おいちゃんがビールを買ったので、私も梅酒を買っちゃった。
部屋へ帰ってゴックン ・・・ 美味し〜い!
チョッと酔っぱらっちゃって、フワフワ感で上機嫌。

民宿なかむらはフェリーターミナルに至近、礼文島では最安値の穴場かも。
ぶっきらぼうな親父さんの愛想のなさが可愛い。
寡黙でコワそうだけど、話しかけるととっても優しい親父さんでした。

 民宿はこの辺だ

きょうのお泊りは、連泊の5人と単独のカメラマン氏。

お料理は
ホッケのチャンチャン焼き、鱈の煮付け、ニシンの昆布巻き、もずく酢、三つ葉の白和え、白菜の和え物、細魚とイカの刺身、かじかの卵、トコロテン、イカの煮付けにご飯と味噌汁。

味付けは最高、どれも美味しいけど、多すぎて食べるのが大変でした。
でもって、美味しく完食。
魚の皮を残したら、怒られたりして (^^;
魚は身と皮の間が美味いんだぞ〜。 ( リンゴと一緒かい

 飲み屋ちっくな夕食です