2013.07.07 (日)   K2Couple No.0420 

礼文/岬巡りコース
れぶん/みさきめぐり(北海道)
180m
礼文島北部もやっぱりガスだった

コース最大標高差 : 180
コース累積標高差(+) : 460
コース累積標高差(−) : 480
コース沿面距離 : 9.2 km
行動時間 : 3'40"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 トド島をbackにスコトン岬で
 民宿なかむら 6:15 ... 6:20 フェリーターミナル 6:30 《BUS》 7:32 スコトン岬 7:45 ... 8:15 鮑古丹 ... 8:50 ゴロタ山 9:00 ... 9:40 ゴロタノ浜 ...

 10:10 鉄府 【L】 10:25 ... 10:45 アツモリソウ群生地 11:00 ... 11:15 浜中 12:00 《BUS》 12:48 香深 ... 12:55 民宿なかむら

 民宿なかむら 13:00 ... 13:10 フェリーターミナル 14:00 ハートランドフェリー》 15:55 稚内港P16:30 =

 18:30 天塩川温泉 【温泉&DNR】 20:00 = 名寄= 士別剣淵IC/道央道・旭川紋別道/上川層雲峡IC = 22:30 層雲峡公共駐車場 【車中泊】


   スコトン岬の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

天塩川温泉 (¥400)

利尻・礼文4日目です。
きょうは最北スコトン岬からブラブラ歩く予定です。

朝食の前に香深港の様子を見に行ってみました。
空気が爽やかで、潮風が気持ちいいですね。
フェリーターミナルのコインロッカーに荷物を預けるつもりだったのですが、まだオープンしていませんでした。

事情を民宿のおやじさんに言ったら、「うちに置いて行けばいいじゃん」
お言葉に甘えて、預かってもらいます。

 香深港のホテル礼文

民宿なかむらでは、希望の時間に朝食を用意して下さいます。
バスの時間に間に合うように、6時にしてもらいました。

メニューは、生卵、卵サラダ、茎わかめ、白菜のおひたし、鮭、納豆、のり、とろろ昆布の味噌汁、漬物などが並んでいて、私好みの味付けでした。

昨日の夜と同じで、飲み屋のテーブルです。
飲み屋で酔いつぶれて、朝飯を出してもらってるような風情です。

 おやっさん手作りの朝食

昨日と同じバス停から、スコトン岬行きの始発に乗ります。
左の山の斜面には、エゾカンゾウが乱れ咲いていました。
まっ黄黄ですごいなあ。

突然運転手さんが 「後ろに利尻山が見えてるよ」 と教えてくれました。
見ると山頂まで綺麗に見えてるではありませんか。
利尻礼文に来て4日目にして、やっとすっきりした姿を見せてくれましたよ。

さ〜大変、二人して写真撮りまくり大会です。
乗客は私達二人だけなので、右へ行ったり後ろへ行ったりして。

 バスの窓から利尻山
 ベストショット           ▲ 青空が広がって文句なし

今度は、「海を見てごらん、ゴマフアザラシがいるよ」
お〜、いっぱいいるではないですか、水族館でもないのにねえ。
みんな揃って、頭と尻っぽを上に持ち上げてるよ、変なのっ。

 ゴアマザラシ                 みんな同じような格好してた

そうこうしている内に、大きなカーブを曲がると新たな半島が現れてガス。
あの青空は何処行っちゃったの。
ちなみに は、晴れてるけどガスが出てるというマークです。

終点のスコトン岬の周りはガスっています
かろうじてスコトン岬はすっきりしてましたけど。

バスを降りて先端まで行ってみます。
一段下がったところに、盛り上がった展望所みたいなところがあった。
トド島をバックに記念写真を撮って、いよいよハイキングコースを歩きます。

 バス終点、スコトン岬
                          ▲ 一段下がったところに展望所がある

バスで来た車道を戻り、標識に従って岬めぐりコースに入ります。
初めの内は海も見えていたのですが、だんだんと見えなくなりましたよ。

海岸沿いは晴れているのに、山の上は次々と海霧が流れてきます。
見渡す限り花の斜面なのに ・・・ 見渡す限りガスっぽい訳で。

草原をポコポコして、やがて草ボウボウの怪しい道になり、廃屋の軒先を通り抜けていきます。
露払いははらっぱ。
そして、海岸(鮑古丹)に下りました。

 最初は舗装道路です
 鮑古丹に下る           ▲ 鮑古丹の海岸道路を行く

この時期は人が少ないようでして、誰にも会うこともなく再び霧の丘陵地に緩く登って行きます。
お花で埋め尽くされたような道ですね。
行けども行けども花の道ですよ。

道はしっかりしているので、迷う心配はありません。
日陰になるような木は1本もないので、夏の日射しをモロに受けそうです。
きょうは、そんな心配は要りませんけど (^^;

 浜から離れて丘陵地帯へ

                              左はゴロタ山、右はスコトン岬 ・・・ 展望良し

ハマヒルガオ ハマナス オオハナウド オオミミナグサ
 ちゃんと標識もあったし            ▲ まさにハイキングコース
 ちょっと小高いところまで登ります

          ▲ レブンシオガマさんですね

                         ▲ エゾカンゾウの向こうにスコトン岬が望める
                                  ▲ ゴロタ山へ

 昨日と同じじゃんかよ〜        ▲ ここは桃岩かい?いえゴロタ山です

花の坂道をゆるゆる登ったら、ゴロタ山に着きました。
海側は切れ落ちているので、柵から出ないようにとの注意喚起あり。
下が見えればねえ〜。

一応きょうの最高点ですから、敬意を払ってドリンク休憩しましょう。
ガスだらけだし、誰にも合わないし寂しいなあ。
かなり前を先行しているpartyがあります。
利尻山で一緒だった東京の長靴のお姉さんがいるpartyで、このあとアツモリソウ群生地で合流しました。

 気合入らず
 ゴロタ山の下り              ▲ 前方はガスガス
                               ▲ ゴロタノ浜が見えて来た
ハマエンドウ トウゲブキ ミソガワソウ
 昨日の桃岩コースと同じ花がいっぱいあった。
シロヨモギ カンチコウゾリナ

ゴロタ山からゴロタノ浜へ。
ガスも晴れてきましたね。

それにしても、気持ちの良いハイキングコースですよ。
こんなコースが群馬にあったらなあと思うけど、肝心な海がないしね

鉄府集落(礼文西漁港)の丘の上に、利尻山がぼや〜っと見えました。
海岸伝いにチンタラ歩いていると、並べて干してある昆布を発見。
ここは礼文島だけど、利尻昆布になるんかな。

 再び浜に下る           ▲ 利尻山が見えていました
 地図を落として、おいちゃん戻る       ▲ 人の気配はないけど、天日干しの昆布

何処まで行っても同じような景色が続くので、澄海岬はカットして鉄府の集落からショートカットすることにしました。
澄海岬まで廻って景色に見惚れて、バスに乗り遅れたら大変だし。
バスに乗れなかったら、フェリーにも乗れないという大ピンチに陥る。

ショートカットの階段でまったりランチ休憩のつもりが、カラスがすぐそばに寄ってきて私達の食料を狙っています。
カラスって奴は、素知らぬ顔をしてちゃんとこっちの動きをマークしてる。

 海だ、岬めぐりだ

結局、落ち着かない休憩になっちゃいました カラスの馬鹿!


ここからは車道の端を歩いて、浜中のバス停まで帰ります。
観光バスが、たまに通り過ぎる。

 開放的な場所での車道歩き

途中にレブンアツモリソウの群生地があるのですが、解放期間は6月30日までなので見ることは叶いませんでした。
先行のpartyはそのことを知らなかったらしく、入口広場でがっくり休憩中。

バス停でバスを待ってる間も、島内巡りの観光バスが行ったり来たり。
レブンアツモリソウが咲く6月が一番観光客が多いそうですが、エゾカンゾウが咲いてる間は賑わうようですね。

くっきりキレイな利尻山を鑑賞しながら、香深港に戻ります。

 レブンアツモリソウ群生地

預けた荷物を回収しに民宿に戻ったら、親父さんが待っていた。
ぶっきらぼうな親父さんは、見えなくなるまでずっと見送ってくれてました。
こちらも振り返って、お礼の気持ちを込めてさようなら。

フェリー待ちの間に、おいちゃんは煙草屋さんのおじさまと話していましたが、3.11地震のあと観光客がめっきり少なくなったとのこと。
こんな遠くの観光地まで影響が及んでいたのかと、改めて東日本大震災の深刻さを思い知らされました。

 親父さん♪良い思い出をありがとう

帰りのフェリーからは、海上に聳える利尻山がとても綺麗でした。
さっきまであった、海と山を仕切る海霧はすっかり消えています。

オロロンラインを走っている時から私がず〜っと唄っていた歌が、船内で流れていましたよ。
昔々ダ・カーポが唄っていた懐かしい曲 「宗谷岬」でした
    流氷とけて 春風吹いて
     ハマナス咲いて カモメが啼いて ・・・

 ハートランドフェリー 「ボレアース宗谷」

                利尻山を眺めるのもこれが最後、思い出に残る利尻礼文の4日間でした


稚内に帰ってきてアクシデント勃発。
おいちゃんがね、有料駐車場の駐車券を失くしちゃって大騒ぎ。
結局見つからず、券紛失のボタンを押してペナルティー付きで脱出したよ。

で、次は行動作戦会議。
明日は天気が良さそうなので、天塩岳を止めて大雪/黒岳に登ることにし層雲峡をめざしますね。

天塩川温泉で汗を流し夕食も済ませ、士別のコンビニで明日の食料調達。
層雲峡の公共駐車場は、乗用車が数台しかないのに観光バスが25台近く集結して駐車場を埋め尽くしていました。
今回初めての車中泊、ルンルン

 快調に飛ばして、天塩川温泉で一息入れる