2013.07.08 (月)   K2Couple No.0421 

大雪山/北鎮岳
たいせつざん/ほくちんだけ(北海道)
2,244m

        黒岳 1984m 北鎮岳 2244m

花の黒岳から残雪の北鎮へ

コース最大標高差 : 725
コース累積標高差(+) : 1,030
コース累積標高差(−) : 1,030
コース沿面距離 : 13.8 km
行動時間 : 9'50"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 白鳥の雪形が残る北鎮岳
 層雲峡 6:30 ... 6:35 RW層雲峡駅 6:45 《黒岳RW》 6:50 五合目黒岳駅 7:00 ... 連絡路 ... 7:15 《黒岳ペアリフト》 7:20 七合目 ...
 8:00 八合目 8:05 ... 8:25 九合目 ... 8:55 黒岳 9:15 ... 9:40 石室 ... 10:30 お鉢展望台 10:45 ... 11:20 北鎮分岐 11:25 ...
 11:40 北鎮岳 【L1】 12:00 ... 12:20 北鎮分岐 ... 12:50 お鉢展望台 ... 13:35 石室 ... 13:40 【L2】 13:55 ...
 14:15 黒岳 14:25 ... 14:50 九合目 ... 15:05 八合目 ... 15:35 七合目 15:40 《黒岳ペアリフト》 15:45 ... 連絡路 ...
 15:50 五合目黒岳駅 16:00 《黒岳RW》 16:10 層雲峡駅 16:15 ... 16:20 層雲峡
 16:45 黒岳の湯 17:30 層雲峡17:35 = 17:40 公共駐車場 【みちほ隊と合流】 18:45 ラーメン登山軒 【DNR宴会】 21:10 =
 21:15 公共駐車場 【車中泊】


  この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔

北鎮岳の場所

層雲峡 黒岳の湯 (¥600)

今回の北海道山旅のメインイベント利尻礼文の島巡りが終わり、きょう明日はおまけですよ (^^

しか〜し、きょうは私達が北海道に来て一番良い天気になりそうです。
快晴ならここでしょよ ・・・ ということで予定を変更して、北海道を代表する山、大雪山の黒岳に登ることに決めたのでした。

車中泊した駐車場から層雲峡中心街の駐車場に移動して、支度を整える。

 公共駐車場に並んでいたバスの列

朝一番のロープウェイが6時半だと思ってたので、のんびり朝食を摂ってスローなスタートを切りました。

RW乗り場は、大勢の自衛隊員で埋め尽くされんばかりです。
で、6時40分に乗ったのは私達だけ。
係りの人の話では、朝6時からの始発2便は超満員だったそうです。
もともと天塩岳とニセイカウシュッペに登る予定だったので、黒岳RWは調べてなかったんですよ。

RWは110人乗りだとか ・・・ あの箱に、百人も入るなんて凄いね。

 ガラ空きの層雲峡駐車場
 黒岳ロープウェイ         ▲ 係員3人で乗客は2人の貸切
RWが高度を上げるにつれ、大雪前衛の山々がせり上がってきます。
今年は雪解けが遅かったと聞いていましたが、全く心配ない様子。
いやあ、いい天気だね〜。

ロープウェイを下りると、早速高山植物が迎えてくれます。
ここは五合目、遊歩道があります。

少し歩いて今度はペアリフトに乗りますね。
足の下には、ウサギギクやハクサンチドリなどが咲いていました。
リフト終点は七合目、利尻山に比べたら嘘みたいに楽ですね。

 大雪前衛の山々
 リフト券も往復です               ▲ 超楽チン登山

遅い出発が幸いして、静かにマイペースで登れました。
少し登ったところで、すぐに雪が出てきたぞ。

腐ったトレースを辿って、危険のない快適な登りです。
急な斜面もありますが、雪上で右や左にジクをきって登って行くので余り傾斜を感じません。
ニセイカウシュッペ山が、すぐ近くに雲を冠っていました。

 ノリノリ、やっほ〜               チンタラおいちゃん
ウズラバハクサンチドリ オオタカネバラ カラマツソウ ハクサンチドリ

すこしずつ花も現れ、写真撮影ペースで進みますね。
ここのショウジョウバカマは紫色だった。

振り返ると展望もまずまずですよ。

雪上でお茶のペットボトルをゲット。
八合目のベンチで休んでいた3人のおばさまのものじゃないと言う。
一緒に休んで、またまた花の写真を撮りながら再スタートです。

 ショウジョウバカマ
チシマヒョウタンボク ウコンウツギ トカチフウロ ホソバイワベンケイ
クロユリ キバナノコマノツメ イワブクロ ハクサンイチゲ
エゾルリソウ チシマキンバイ イワギキョウ エゾイワハタザオ

九合目を過ぎたら、自衛隊の部隊さんがダッシュで迫ってきました。
山岳遭難や自然災害があった時などに出動する為の訓練だそうです。
救助隊と行動することになるとは、何気に心強いです。
約80名が4partyに分かれて、無線連絡を取りながら登って来ます。

全員が通過するのを待つのは大変なので、間に入れてもらっちゃいました。
若い隊員に遅れを取らないように、花も通り過ごして隊員になりきる (^^;
一日体験入隊ってとこです

 あれは、まねき岩って言うらしい
 隊員の間に挟まってダッシュで登る          ▲ ささっと花を撮るのも忙しいし

訓練に身を投じてほどなく黒岳山頂に着き、一緒に休憩です。
今からでも入隊できますかね〜。
通信機を背負った隊員が指令部に照会するのかと思ったら、隊長みたいな人が来て「年齢的に無理かもね
入隊を諦め、目の前に広がる絶景に感動することにしましょう
正面には、北鎮岳の雪形・白鳥も見えています。
昨年登った赤岳も、何気に懐かしいです。

 凌雲岳と白鳥マークの北鎮岳     ▲ あのおばさん入隊させてもいんじゃないか〜

                                 大雪山系表大雪まるごとの大展望 (黒岳山頂)

                             ▲ エゾツツジ咲く黒岳山頂から
コケモモ 恥じらいのコケモモ イワツメクサ

自衛隊不採用にしょげて、隊員と離れた場所に行くとコマクサがあった。
おいちゃんを呼んで暫くすると、ロープの5m位先の石の上に茶色いものがいて、鳥かと思ったら尻尾があったのよ。


 「リスだ、シマリスがいるよ ・・・」 と言った瞬間に、
 ハイマツの中に隠れてしまった

 暫く待ったけど、再び出て来ることはなかった。
 楽しみにしてたのに、残念だなあ。
 日差しが強いので、余り出て来ないのかもしれない。

 山頂のコマクサ  ポスターのシマリス君ですけど

さてこれからどうしようか ・・・ 自衛隊ちっくに図上作戦会議
せっかく来たんだからお鉢巡りしようよ。
そうしよ そうしよ(^^

おいちゃんは地図と睨めっこして、周回は厳しいから北鎮岳か北海岳のピストンかなとも言っている。
なら、大雪山系で旭岳に次いで二番目に高い北鎮がいいよ。

まっ取り敢えず行ける所まで行こう!と完全なお気楽隊に変身。
旭岳まで縦走する自衛隊にくっついて行く。

 デジカメのバッテリー上がったし
 ミネズオウの群生

              ▲ イワヒゲ

 エゾノツガザクラ      ▲ 隊長の前に挟まって、北の大地を行く
 マルバシモツケ               ▲ エゾツツジ
                                     ▲ 足取りも軽く闊歩するはらっぱ

エゾツツジの咲くなだらかな道を下って、岩ゴロの道はお花畑です。
下りきったら、今度はエゾコザクラとキバナシャクナゲの群生地でした。

こうなったらテコでも動きません。
この素晴らしい景色を、ずっと心に刻んでおきたい訳で。

 エゾコザクラが初々しく
エゾツツジ蕾 ベニバナミネズオウ エゾコザクラ キバナシャクナゲ
イワヒゲ エゾイチゲ ヨツバシオガマ
 またしゃがみこんでるし            ▲ 立ち去り難いお花畑

そして黒岳石室はスルーしますね。

ここは北海岳と北鎮岳の分岐になっており、またまた自衛隊さんにくっついて北鎮への道に入りました。

 黒岳石室分岐
エゾイソツツジ クロマメノキ クロマメノキ
チングルマ ミヤマリンドウ コマクサ
 自衛隊の追っかけ隊さ           キバナシャクナゲが海みたいで

途切れることなく、お花畑がずっと続いている。
さすがに花の名山、大雪です。
鳥海山や白馬岳に勝るとも劣らない素晴らしさ。

前後していた3人のおば様たちも、花の多さに錯乱状態です。
興奮を抑えきれないご様子。

 うわっすごっ

             チングルマだらけだし

自衛隊員は若い男性ばっかですから、あまり花には興味を示さない。
もっとも彼らは服務中だから、脇目は無用か (^^;

おいちゃんも、仕方なく私に付き合ってる節があるし ・・・
女と男は心の構造が基本的に違うのだ。
男って可哀想。

 エゾノツガザクラの道

              イワヒゲだらけだし

小さな雪渓を登ったところが、お鉢平展望台です。
まさしく、お鉢平の展望台。
雄大な大雪の残雪まだら模様が、眼前に展開していました。

ここまで来ると、もう北鎮岳に王手がかかりますね。
ドリンク休憩をして、北鎮を諦めた茨城のおじさんとおしゃべり。
その間に自衛隊が見えなくなってしまったので、速攻追いかけます。
混ぜれ〜。

 お鉢展望台で休む隊員

                                      ▲ お鉢展望に酔ってみましょう

イワウメ エゾタカネスミレ クモマユキノシタ ミヤマキンバイ

お鉢平展望台で大休憩をしたので、自衛隊に置いてかれた。
彼らもお邪魔虫から解放されて、ホッとしてるでしょうかね。
案外、寂しがって振り向いたりしてたりして (^^;

ポコポコ道の先には、更に大きな雪田が待っていました。
隊員たちが登っているのが見えます。
最初は急なので慎重に登りましょうね。

 自衛隊に置いてかれた           ▲ 北鎮大雪田を登ります

 雪田を過ぎたらまたお花畑

           ▲ お花畑と雪と北鎮岳
ミヤマタネツケバナ コガネイチゴ メアカンキンバイ タカネグンバイ
アオノツガザクラ エゾタカネスミレ ウラジロナナカマド エゾタカネヤナギ
ハイマツ イワウメ

着いた所が北鎮岳の肩、周回コースと北鎮の分岐です。
既に自衛隊partyは、旭岳に向って周回コースに入っていました。
さようならの言葉を交わすことができなかったね。

ここから北鎮ピストンして帰ろうか。
そうしよ そうしよ (^^
はらっぱは、分岐にザックをデポして空身でピストンね。

登りやすい山です。
登るにつれて、後方の景色が素晴らしいパノラマに展開します。

 北鎮の肩から旭岳
                           ▲ 北鎮の肩から北鎮岳、安足間岳、当麻岳
 おいちゃんは背負ったままどんどん行っちゃうし       ▲ 北鎮の斜面はメアカンキンバイ乱れ咲き

バンザ〜イ! 本日の最高点だす。
そして、北海道で二番目に高い北鎮岳山頂で〜す。

目の前には、昨年ガスの中を登った旭岳がクッキリ姿を見せて。【REPO】
間宮岳の上には、何とトムラウシまでも見えていますね。
旭岳の左肩に見えているのは、多分十勝岳でしょう。

さっき越えてきた黒岳が小さく見えます。
そして後ろには明日行く予定のニセイカウシュッペ山がちょこんと。

 北鎮岳山頂でセルフ撮りです
 至福の山頂           ▲ 間宮岳の上にトムラウシ
 白雲岳の右にはニベソツ山           ▲ 旭岳の左に十勝・美瑛岳
                                 ▲ 飽くことのない大展望にうっとり時は流れる

凄い!凄い! 360°大パノラマですよ
昨年涙を飲んだガスの旭岳。
リベンジ大成功。

こんな眺めをおかずに贅沢なランチです。
コンビニで買ってきた潰れた ですが、美味しかったです。

 あくしゅ〜


名残惜しいですが、帰らなければなりません。
帰りたくない下りたくない、もうちょっとだけでも居たい山頂でした。
展望よし、微風よし、天気良し。

分岐まで帰ってザックを回収。
撮りたての画像をblogにアップしようと思って、トライします。
が電波が悪く、結局諦めましたけど。

 はらっぱ特急
 岩に腰掛けて携帯突っつく           ▲ また黒岳に登り返すんだよ

大雪田の急斜面は、一歩一歩慎重に下って ・・・
ここを下ればまずは一安心です。

おいちゃんは、調子に乗ってトレースじゃないとこ滑ってザ〜ザ〜下ってるけど、利尻みたいに特急落っこってかないでよ。
油断できない相棒ですから。

 いいから早く来いよ                ▲ 慎重派

あとはチンタラ歩いて石室まで、お花畑で写真を撮りながら帰りますね。
素晴らしいお花畑を往復で通るしあわせ。
石室はやっぱりスルーしちゃって、黒岳の登り口でパン休憩にします。

超満足をお土産に、黒岳に登り返す足取りは軽い。
今朝リスを見た場所で、暫くリス君を待ちながらまたまた休憩。
結局、顔を見せてはくれませんでした。

 石室を遠くから見てスルー

山上では全く日陰がなかったので暑かった〜、お肌ボロボロ。
黒岳の下りは、道半分が陰っていたので、少しは救われました。

リフト乗り場は、中国からのお客さんが大勢いて賑やかです。
リフトとRWを乗り継いで、きょうの仕事は終わりました。

山麓駅で思わずアイスに飛びつき、お行儀悪く食べながら車に戻った。

 一日中良いお天気でした          ▲ 明日の山、ニセイカウシュッペ

荷物を整理して、いざ黒岳の湯へ。
その前に、明日の買出しにコンビニまで歩きました。

そしてゆったり温泉に浸かって、露天風呂から層雲峡の景色を眺める。
あ〜また層雲峡に来ちゃったんだなあと、改めて感慨深い。

ず〜っと電源を切っていた を立ち上げたら ・・・
MICHIHO隊から「駐車場で待ってるよ〜」 とメールが入ってたの。
それっ公共駐車場に急ぐと、お二人の笑顔が待っていました (^^

 あとは温泉と宴会だ

MICHIHOさんとは5月に会ってるけど、ふ〜さんとは去年の誕生会以来。
お久し振り〜
遠い北海道でこうして会えるのは、特別な思いがありますね。

再会を喜び合ったのち、前回と同じお店で祝杯を挙げましょう。
我が隊は、明日が最終日です。
最後まで好天が続きますように ・・・ 祈りながら眠りに就くのでした。

 いつもの店で             ▲ 飲んで食うぞ〜