2011.11.26 (土)   K2Couple No.0341 

妙義 バラ尾根の頭
ばらおねのかしら(群馬県)
970m
初志不貫徹 展望ピークでマッタリ 

コース最大標高差 : 485
コース累積標高差(+) : 970
コース累積標高差(−) : 970
コース沿面距離 : 6.3 km
行動時間 : 5'50"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 星穴岳

  8:10 = 藤岡IC/上信越道/松井田妙義IC = 8:50 金鶏橋P

 金鶏橋P 9:00 ... 9:10 大人場 ... 9:40 四阿 ... 10:10 ホッキリ取付 10:20 ... 10:35 ホッキリ 10:45 ...

 11:00 バラ尾根の頭 【L】 11:45 ... 12:00 ホッキリ 12:05 ... 12:20 中間道 ... 13:00 天狗の評定 ... 13:15 第四石門 13:25 ...

 13:50 第一石門 ... 14:00 車道 ... 14:05 一本杉 ... 14:35 大人場 ... 14:50 金鶏橋P

 金鶏橋14:55 = 松井田井妙義IC/上信越道/藤岡IC = 15:35



 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

バラ尾根の頭の場所



 高さ数十mに及ぶ石門をはじめ、大砲岩、ローソク岩などの奇岩は訪れる人を驚かせる。
 日が暮れるまで見ていても飽きないと言われる「日暮らしの景」は、墨絵の世界を思わせる。
 それらを眼下に見下ろす金洞山山頂からは、裏妙技の峰々や浅間山なども間近に眺めることができる。
 石門周辺では、新緑、紅葉のシーズンともなると、クサリ場で行列ができるほどハイカーでにぎわう。
 岩場にはクサリや梯子が取り付けられており、足場もしっかりできているが、慎重な行動が求められる。


                                          上毛新聞社『群馬の山歩き130選』より


家を出ると赤城山が霧氷で真っ白じゃありませんか。
う〜ん、秋の終わりを見届けるか、冬の訪れを楽しむか?
揺れ動く心を抑えて、妙義の紅葉に別れを告げに行くことにしました(^^
昨年歩いた白雲山
【REPO】 と金洞山【REPO】 の間のバラ(茨)尾根を歩けば、表妙義の稜線が繋がるよね。

高速道路は紅葉最盛期を過ぎて、車が少なくなった気がします。
が、道の駅「みょうぎ」の登山者用駐車場はいっぱいでした。
トイレだけ借りて、金鶏橋に向かいます。

 妙義・浅間が見えてきた

バラ尾根のルートは妙義神社と中之嶽神社のちょうど真ん中なので、どっちから入っても同じですが、中間点で最短コースと思われる金鶏橋にします。
標高差が若干大目なのは我慢しましょう(^^;

金鶏橋の手前から登山道に入ります。
一本杉に抜けるショートカットルートですね。

丸いコンクリートの柱の飛び石が、遊び心を盛り上げて面白い。
まだ紅く色付いた木々が残っていました。

 金鶏橋
 楽しい           ▲ けっこうキツイ階段だな
 まだまだ秋色            ▲ 標高550mの彩り

一本杉に行く道から、中間道の四阿に登る分岐が大人場(おにんば)
屋根つきの休憩所がありますよ。

正面にある真っ赤なもみじの木が、歓迎してくれます。
大人場から中間道をめざして登ります。
無風快晴。

 大人場
 ひゃ〜きれ〜           ▲ 暖かい木漏れ日を浴びて

結構急斜面なので、ふくらはぎが引き攣りそうですよ。
ストレッチ運動の連続です(^^;

左には、今年の夏にタック&おぎゃと登った筆頭岩が聳えていますね。
落ち葉に隠れたザレた斜面では、おっとっと滑りそうになります。
かろうじて残っている綺麗な紅葉が励みです。

落ち葉フカフカの気持ちの良い尾根登り。
垂直に聳えた鷹戻しの岩峰が、樹間に覗くようになると中間道は近い。
東屋のある中間道の四阿に出ると、楽しそうな人の声が聞こえてきます。

 金鶏山筆頭岩
 鷹戻ノ頭が見える尾根             ▲ 鷹戻ノ頭アップ
 中間道、四阿        ▲ 広島のもみじ饅頭、食べたいなぁ

 ムラサキシキブ              ▲ 中間道を西へ

四阿もスルーして中間道に入る。
中間道も微妙にアップダウンがあって、気楽にポコポコとはならない。

鉄階段をヨタヨタ登って進むと、やっとホッキリ(堀切)への取付きでした。
ここも見事な紅葉ポイントなので、少し登ってうっとり休憩。
私たちに気付かないまま数人が通り過ぎるのを、高みの見物です。
何かさ、盗み見してるみたいね

 鉄階段でヨレる

さて、稜線のミニコル、ホッキリをめざしてもうひと登りです。
たいした距離じゃないけど、気を引き締めてかかりましょう。
ここを登るのは二度目です。

岩場の急な道ですが、この1年で標識なども整備されていました。
一般登山道と違うのは、クサリやロープの類はありません。
途中で鷹戻しを見上げると、三人登っているのが見えました。
双眼鏡を出して眺める。

 鷹戻しの岩塔

 ホッキリ取付き ▲ 注意看板  鷹戻しを登る三人
▲▲ ホッキリをめざして
 バラ尾根と鷹戻ノ頭              ▲ ホッキリです

ホッキリに着くと、三週前に歩いた裏妙義縦走路と浅間山が正面に見える。
少し休んでから、バラ尾根を相馬岳方面に登りますね。

稜線上には、冷え込みで3cm位の霜柱が出来ていました。
もうそんな時期になるんですね。

特に危険な場所はないようです。

 ホッキリから浅間と裏妙義
 登ったり下ったり               ▲ 捲いたり

急斜面は木に掴まって登り、小さなピークは左の捲き道を進みます。
右側が切れ落ちた表妙義の稜線です。

ミニピークに人がいっぱい立っていますね。
あれが、バラ尾根のピークのようです。
余り広くはない岩稜の展望ピークだった。

おいちゃんはチョックストーンの上を渡って尖った方へ行っちゃった。
でも、そこは皆が写真を撮るのに邪魔な場所 すぐ戻ります。

 バラ尾根のピーク

素晴らしい360゜の眺めが待ってましたよ。

まずは浅間山。
裏妙義の岩峰の後ろに鼻曲山と浅間隠山、真っ白に雪化粧した谷川連峰。
金洞山や星穴岳の右には蓼科山でしょうか。
そして、左には鹿岳や四ツ又山、御堂山等の西上州の山々が見えます。

これから行く予定の相馬岳も、間近にドッシリ構えています。

 秀嶺浅間山
                      ▲ 白雲山塊と松井田の町
                       ▲ 裏妙義主稜の上に浅間山
 ちょっと邪魔なんですけど              ▲ 丁須ノ頭
                      ▲ 金洞山塊(鷹戻ノ頭、東岳、中ノ岳、西岳、星穴岳)
                             ▲ 金鶏山から金洞山に繋がるギザギザ

妙義山は紅葉の時季が一番人気なのでしょうね。
紅葉終盤の今でも、次々と登山者が通り過ぎます。
転落事故が多いので、最近はハーネスを付けた人が増えましたね。

私達はゆっくりランチ休憩します。
昨晩中吹いてた風は収まり、穏やかなピークは気持ちがいいですよ。
おいちゃんは昼寝の時間になったみたいで、うとうとしてますがね。

 誰もいなくなったピーク             ▲ おニューのザック

だらけているうちに、チョンボ心がムクムクと起きて ・・・
もう充分楽しんだから、相馬岳カットして帰ろうかね。
そうしよ そうしよ(^^ 
 ← すっかり初心忘れてる二人

その前に、すぐ下の穴で写真を撮って帰りますね。
チョックストーンの穴ですよ。
穴から覗いて見えるのは、行ったことにした相馬岳

 一応見とかないと              ▲ 相馬岳ね

ホッキリまで急下り。
おいちゃんは、ホッキリから金洞山方面にちょっとだけ足を伸ばした訳で。
帰りを待つ。

 え〜こんなとこ登ったっけ            ▲ ホッキリの注意看板

さて、ホッキリから急な下りなので、登り以上に慎重に歩きますね。
紅葉は終わってました。

急な崖のクライムダウンは神経を使う。
ん?懸垂で下っているおばさまがいました。
チョッと短か過ぎて、物足りなそうな顔してますけど ・・・。

 懸垂下降のおばさまがいた            ▲ バラ尾根を見返り
 金洞山の中腹を行く           ▲ たまには喜ばせてくれる

チョンボして浮いた時間がありますので、中間道からは石門巡りをして帰ることにします。
石門巡りは、わが町の小学5年生の林間学校で歩くコース。
我が家の子供もみんな歩いているんですね。

天狗の評定へ寄り道して、第四石門では展望休憩。
そして第三石門はパス。
第二石門のクサリ場をよその夫婦と楽しんで、童心に返りました。

 天狗の評定に立つおいちゃん
 第四石門に到着 ▲ 大砲岩とゆるぎ岩  第四石門からの展望
 第四石門広場で ▲ 第二石門  つるべさがり
 たてばり(たてばい?) ▲ カニのよこばい  第一石門

第一石門は大きな石門。
見上げながら潜って通過すれば、石門巡りはお終いです。
飛び出した車道を挟んで向かい側に、立派な休憩施設がありました。

車道を少し歩いて、一本杉から登山道に入りますね。
まだまだ見頃の紅葉を楽しみつつ、今朝分岐した大人場に戻ります。
ここからわずかで駐車場に帰ってきましたよ。

チョンボした割には、疲れたわ。

 車道歩き
 金鶏山筆頭岩              ▲ 大人場に戻る
 金鶏橋の広い駐車場       ▲ 道の駅「みょうぎ」から白雲山塊全景