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2011.07.09 (土) | K2Couple No.0326 |
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妙義 筆頭岩 ろうそくいわ(群馬県) |
826m | |||||||||||
展望には恵まれなかったけど楽しかった | ||||||||||||
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* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です |
▲ ヤバ過ぎるP2にて (^^; |
■ 8:30 = 藤岡IC/上信越道/松井田妙義IC = 9:10 妙義神社p 9:25 = 9:35 妙義さくらの里P |
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さくらの里P 11:00 ... 11:20 南稜取付 11:30 ... 13:10 筆頭岩 【L】 13:40 ... 14:05 金鶏山縦走路 15:25 ... 15:45 さくらの里P |
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さくらの里P16:15 = 松井田妙義IC/上信越道/藤岡IC = 17:00 ■ |
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筆頭岩の場所 | |||
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概要 --- たっくんmemoより --- | |||
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この春、桧沢岳の帰りに寄って、桜見物をしながら筆頭岩の偵察をしたのだった。【REPO】 桜景色から突き出た岩は、天を指している。 |
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▲ 筆頭岩、今回のルート (写真は今年4月お花見のときに撮影)(注)ルートを示す白線はイメージです | |||
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きのう九州南部・中国・四国・近畿/東海地方の梅雨明け発表があった。 昨日、たっくんからお誘いのが入る。 ちょっと不安もありますが、何気に楽しみでもある。 |
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▲ 朝から蒸し暑い |
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天気予報では、午前中は何とかなりそうですが午後は不安定らしい。 「渋滞に巻き込まれてるので遅れる」と連絡あり、それなりに頃合を計ってのんびり出発します。 駐車場の東屋で寝転がっていたら、「もっと遅れる」 との電話。 |
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▲ 妙義神社登山者用駐車場の東屋 |
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ここで暇にしていてもしょうがないので、一本杉まで進むことにする。 はっきりしない空模様に、妙義のゴツゴツは霞んでいます。 一本杉辺りの登山道が良く分らなかったので、たっくん車が来る前に偵察しておきましょう。 |
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▲ さくらの里方面から筆頭岩 |
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一本杉の入口スペースを確認してから、さくらの里管理事務所の駐車場に戻る。 桜の頃は大勢の観光客で入りきれないほどの公園も、ゴーストタウンのように閑散としています。 さくらの里は、あじさいの里に変身してましたよ。 |
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▲ さくらの里管理事務所駐車場入口 | |||
▲ 紫陽花の里に変身してた | ▲ スカシユリ | ||
▲ ニワゼキショウ | ▲ ガクアジサイ | ||
▲ 訪れる人もなくゴーストパーク | ▲ 観光客がいなくても頑張るゴツゴツ | ||
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アプローチ | |||
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おいちゃんは偵察に出ちゃったし、はらっぱはあじさいの里でまったり。 予定より2時間遅れで、たっくん車がやってきました (^^ ベチャクチャおしゃべりしながら準備をして、出発で~す。 |
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▲ タック&オギャ~さんと合流 |
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さくらの里駐車場から出たところの斜面も登り上げ可能ですが。 道路のすぐ上に登山道があるなんて、思いもしなかったです、今まで。 |
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▲ 縦走路入口石段 |
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明瞭な踏み跡は筆頭岩へ続く。 落石を起こさないように、自分も落ちないように。 金鶏山縦走路の真下を迂回する妙義紅葉ラインが開通して、落石の危険回避のため登山禁止の措置が取られたという話も聞きます。 |
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▲ 落石誘発危険地帯 | |||
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1P目 (30m、あたリード) | |||
取付きから階段状の岩が始まる。 ロープなしでも登れるが念のためロープを1本出し、はらっぱをビレイしながら登ることとした。 簡単なのであたのリードとした。 拓哉とオギャーはロープなしで登った。 30mほど登ったところがテラスとなっているので、そこでピッチを切った。 |
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左手に筆頭岩の岩壁を見ながら進む。 念のため、先の踏み跡を辿ったが消滅。 はらっぱの為に、おいちゃんがロープを引きずって登ります。 |
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▲ 先ずは小手調べ (P4の登り) |
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P4の終了点は立ち木です。 忙しく終了点をセットして、汗だくになって確保 |
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▲ P4までは楽勝 | |||
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2P目 (30m、あたリード) | |||
2ピッチ目からはっきりとした岩稜となるので、ロープをもう1本出し、オギャーもビレイすることとした。 拓哉はロープなしで登った。 出だしは傾斜がきついが、ホールドが大きく登りやすい。 そこを登ると傾斜が落ちた岩稜となる。 傾斜が再び急になるところの数m手前にリングボルト3本の支点があったので、そこでピッチを切った。 |
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2P目もおいちゃんがリードします。 おいちゃんは調子よくドンドン登っちゃいますが。
少し登ると、遠くに荒船山や鹿岳がうっすらと見えていました。 |
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▲ P3をリードするおいちゃん(P4から) | |||
▲ P3を登るはらっぱ | ▲ オギャ~ | ||
▲ P3に到着 | ▲ P3からP2を仰ぎ見る | ||
すぐ下の駐車場には、おいちゃんとたっくんの車が仲良く並んでいます。 早くも遠くでゴロゴロと雷様が騒ぎ始めました。 どうか私達が山頂に立つまで、降らないでね! |
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▲ P3から金洞山 |
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P3は広いテラスになっていて、ボルトが3本連打してあった。 立ち木は必要ないんじゃない ・・・ と師匠の一言。 おいちゃんは2回リードしたら、疲れてしまったらしい。 |
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▲ おいちゃん渾身のビレー支点 | |||
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3P目 (40m、拓哉リード) |
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ここからたっくんがリードします。 P2の登りも開放的で、クライミングの雰囲気が味わえる。 だんだんリッジの幅が狭くなっていくので、緊張感は出てくる。 地震が起きませんように (小心者おいちゃんの心中) |
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▲ P3からP2をリードするたっくん | |||
▲ P2から P3の三人を見下ろす | ▲ P2に到達するはらっぱ | ||
そしてP2に立つと、両側が極端に切れ落ちています。 P2からP1へは、激痩せリッジを数m下る。 たっくんはP1途中のビレイ点で高見の見物。 表妙義縦走コースの鷹戻しが厳しいことで有名ですが、激狭のこのナイフリッジもひけを取らないでしょう。 |
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▲ ダブルピースの能天気さ | |||
▲ 下見ちゃだめだよ | ▲ ビレイヤー たっくん | ||
▲ P1途中よりP2で騒ぐ三人を眺める | |||
▲ ナイフリッジを渡るオギャ~ | ▲ P2はやばかったっす | ||
垂直な壁と違って、高所の水平移動の場合は確保効果が限定的です。 いやな想像を始めると、怖くて登れなくなる。 金洞山上空は明るいような暗いような。 |
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▲ 残すは最終ピッチのみ | |||
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4P目 (50m+α、拓哉リード) | |||
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厳しいナイフリッジを無事通過したら、今度はP1に至る垂壁。 ランニングはクサリも使うよ。 そんな岩場にニッコウキスゲが点々と咲いてたのには驚きました。 霧雨が舞ってきます。 |
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▲ P1へ | |||
▲ 山頂直下のたっくん | ▲ これから登る三人 | ||
▲ 危険地帯を脱出 (P2が怖すぎる) | ▲ 金洞山の麓を縫う妙義紅葉ライン | ||
古い鎖は余り頼らないように、でもちょっと頼りながら身体を持ち上げる。 しんがりのオギャ~も快調に登ってきます。 最後はアンザイレンのまま、コンテで登る。 |
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▲ ラストはオギャ~ | |||
▲ もう少し | ▲ 筆頭岩山頂ですよ | ||
そしてケルンのある山頂でした。 さあ気持ちのよい展望ランチにしよっ。 |
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▲ おめでとう お疲れ~ | |||
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▲ 山頂のケルン (backは金鶏山) | ▲ リョウブの上に金洞山 | ||
世間話をしながら、ランチタイムを楽しみます。 これで展望がクッキリしてたら最高だね。 ハチと仲良しになるはらっぱ。 |
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▲ 楽しい楽しいランチタイム | |||
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懸垂下降 | |||
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東側にも小広い場所があり、白雲山、安中市が望めます。 潅木にスリングが捲かれ、カラビナが残置されている。 |
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▲ たっくんがリード |
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最初のテラスでピッチを切るのかと思っていたのですが、たっくんからなかなか合図が届きません。 岩と土と潅木の岩場(崖)を、落石に気をつけて下る。 |
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▲ まだ着かないのかなあ | |||
▲ はらっぱ. | ▲ オギャ~ | ||
▲ 懸垂途中に咲いていたウチョウラン | ▲ ニッコウキスゲさんも一輪 | ||
50mを一気に下る懸垂。 足元に可愛い花が咲いてるのを見ながら下りますね。 終了点は金鶏山縦走路の踏み跡です。 |
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▲ これも | |||
▲ オギャ~ ▲ タック&オギャ~夫妻 ▲ おいちゃんも下りてきた | |||
全員が無事に下りて、ロープの回収と思ったら動きません スリングを捲きつけてロープを登るので重労働です。 ロープが曲折していたので、1ピッチで下りたことを反省してました (^^; 残った三人は、のんびり談笑しながら待っていました。 おいちゃんに言わせると、たっくん一人だけおまけのクライミングが出来て楽しい思いをしたらしい。 そんな~、ご苦労様でした。 |
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▲ 岩色のラストおいちゃん | |||
▲ ロープを登り返すたっくん ▲ 1時間後に下りてきた ▲ いっぷくすべ~ | |||
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ここからは筆頭岩の岩壁を廻り込んで、金鶏山縦走路を下る。 雷様も音だけで、本格的な雨にはならなくて良かった。 |
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▲ どんどん下る | |||
▲ 石を落とさないで下さいね | ▲ ここまでくれば落石の心配もなく | ||
落石の危険箇所を慎重に通過して、穏やかな道に出ます。 P2のナイフリッジにはビビッたけど、全体的に易しくて短いルートだった。 |
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▲ 紅葉の時季もいいだろうね |
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紅葉ラインに下り立って、筆頭岩を感慨深く振り返ります。 桜の花見時に偵察して、私に登れるのかなあと思っていた筆頭岩。 それも、たっくんご夫妻のお陰ですね。 |
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▲ カッコいいね |
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駐車場に戻って、ひとしきり話に夢中になる。 泊まってかない? そして、はっきりしない天気が続いている中、関東甲信・北陸・九州北部も午前中に梅雨明け宣言があったらしい。 |
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▲ お別れのとき | |||
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レポ作成に当たり、たっくんから提供された写真を いっぱい使っています。 この場を借りて、お礼申し上げます。 |
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この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔) |
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