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2011.11.27 (日) | K2Couple No.0342 |
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裏妙義縦走 ちょうすのかしら(群馬県) |
1,057m | |||||||||||
再び丁須岩、そして三方境の紅葉 | ||||||||||||
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* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です |
▲ 三方境から巡視路の紅葉は素晴らしかった |
■ 6:40 = 藤岡IC/上信越道/松井田妙義IC = 7:20 国民宿舎裏妙義P | |||||||||||
国民宿舎P7:40 ... 8:35 木戸 9:40 ... 9:05 黒滝 ... 9:55 御岳分岐 ... 10:10 丁須ノ頭 11:15 ... 11:20 無名岩峰 【L】 11:50 ... | |||||||||||
11:55 チムニー 12:10 ... 12:30 赤岩標識(基部)... 13:00 烏帽子岩トラバース 13:20 ... 13:25 烏帽子岩登攀 14:10 ... | |||||||||||
14:30 風穴尾根ノ頭 ... 14:45 三方境 14:50 ... 15:55 中木川出合 16:00 ... 16:15 国民宿舎妙義P | |||||||||||
国民宿舎P17:25 = 松井田妙義IC/上信越道/藤岡IC =18:30 ららん藤岡 【さかな屋】 19:40 = 19:50 ■ | |||||||||||
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この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔) |
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丁須ノ頭の場所 | |||||||||||
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国民宿舎 裏妙義 (¥400) |
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概 要 |
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K2C夫妻と裏妙義山に行った。 K2Cは3週間前にも登ったが、その時は丁須の頭に登ることができなくて心残りだったようなので、今回は二人とも登らせてやろうというこ とである。 できれば、写真でみるとカッコよく聳えている赤岩か烏帽子岩にも登ってみようという野望を抱いての計画であった。 途中でクライミングをしながら縦走するためにはできるだけ朝早く出発する必要があるので、前の晩はK2Cの家に泊まった。 5時半に起床し、軽い朝食(肉まん&紅茶)をとって出発した。 登山口の国民宿舎の背後には大きな岩壁が聳えている。 これが木戸壁なのであろうか。 通常の登攀具の他にカム(エイリアン5本、キャメロット#0.3〜#2)とハンマー、ハーケン数枚用意した。 ジャンピングとボルトはどうするか迷ったが、持っていかなかった。 ロープはダブルロープ1本とした。 その範囲で登れるところがあったら登ろうということである。 = たっくんmemo より = |
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今週末は妙義の表裏パックツアーです。 東の空が赤く染まり、どんな日の出なのか楽しみにしたのですが雲に隠れてぼやけたままでした。 |
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▲ コンビニで夜明けを迎える |
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訳を話せば長くなるけど ・・・ 3週間前に裏妙義に来た時に。 それを知った人が私たちを登らせようと、横須賀から駆けつけてくれたの。 そんな訳で、たっくんは前夜我が家に泊まって三人で出撃しました。 |
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▲ 国民宿舎裏妙義の駐車場で | |||||||||||
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この前咲いてたシラヤマギクやアザミは枯れ枝になっていました。 |
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▲ 籠沢に入ります | ▲ 仲間内で順番がコロコロ入れ替わりますね | ||||||||||
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きょうはたっくんが一緒なので、おしゃべりにも熱が入る。 木戸の岩場でクライミングしているpartyがいたので、少し見学します。 |
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▲ クライマー発見 | |||||||||||
▲ 紅葉地帯を歩く(籠沢) | ▲▲ 黒滝です | ||||||||||
▲ いい感じですよ | ▲ いちに〜のよっこらしょ | ||||||||||
▲ 大岩を乗り越え | ▲ K2隊が行く | ||||||||||
▲ 稜線に上がったら、谷川連峰が真っ白に輝いています | |||||||||||
稜線に上がると正面に榛名山、その後ろに真っ白な谷川連峰ですよ。 男二人は御岳側で仲良くしてるので、私は先に行きます。 |
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▲ 稜線の二人 |
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崩壊しかかった道を行き、縦のクサリを登る。 霜柱が融けて、湿りがちな土です。 |
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▲ 婦唱夫随 |
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一段目のクサリを登って、丁須岩基部に上がります。 たっくんはウェストポーチの中身をいじりながら、フツーに歩いています。 |
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▲ 憩いの丁須岩基部 | ▲ 普通に立って歩けないはらっぱ | ||||||||||
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二人でゴチョゴチョ話してましたが、クサリを使わずに登るのが前提条件。 |
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▲ リードする? | ▲ じゃ行くね ▲ 幅狭いな | ||||||||||
ビレーポイントは一段目。 たっくんはササッと簡単に登ってしまった。 |
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▲ セカンドおいちゃん |
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私は向かいのマイナーピークから、写真撮影班のつもりでいたのに。 仕方なく(?)ハーネスを付けてトライしたの。何故か装備持ってきてるし |
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▲ ラストはらっぱ |
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たっくんもおいちゃんも簡単に登って行ったのに、はらっぱは ・・・ 壁自体は難しくはなくV級くらいじゃないかって、おいちゃんの見立て。 |
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▲▲ 調子出てきた | |||||||||||
▲ 終了点 | ▲ 二段目と一段目を見下ろして | ||||||||||
▲ 赤岩と浅間山 | ▲ お行儀の良いはらっぱ | ||||||||||
▲ 丁須岩からの展望 あの岩の上でお昼にしよ |
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絶対に登ることはないと思ってた岩の上にいます 立つなんて無理なので、お行儀良く正座したままです。 |
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▲ 懸垂しながら、たっくん撮影 | ▲ カメラ片手にシュ〜 | ||||||||||
さて、下りますよ。 でも、登りに比べたら下りは懸垂なので緊張感と爽快感が交錯する。 |
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▲ おいちゃんです |
▲▲ はらっぱ懸垂開始 |
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大勢の人で混雑してきたので、私達は向かいの岩峰に移動してランチ。 やっぱりクサリのお世話になりますが、おいちゃんとたっくんは前向いてスタスタ下りていってしまいました。 展望台の岩峰に這い上がりますね。 |
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▲ 無名岩峰も狭いじょ〜 |
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きょうは次々とトンカチ頭の上に登られていましたよ。 丁須岩に群がる人たちの様子を眺めながら、楽しいランチタイム。 きょうの私はこれだけで満足ですが、たっくんは次の岩も登りたいようです。 |
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▲ 狭いながらも楽しい我が家 | |||||||||||
▲ また登ってる | ▲ 妙義湖です | ||||||||||
▲ まさしく丁須岩の展望台ですね (もちろん360°の展望ですよ) | |||||||||||
20mチムニーに着くと、登る人と下る人とで微妙な順番待ちでした。 |
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▲ おいちゃん |
▲ はらっぱ行きます ▲ 下から見ると |
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トラバースの心構えや方法について、師匠から指導を受けます。 赤岩の壁を、前から横から後ろから品定めをするたっくん。 赤岩は諦めて、次の烏帽子岩に最後の望みを託す。 |
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▲ ずっと赤岩トラバース | ▲ 浅間山が穏やかだった | ||||||||||
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【 烏帽子岩クライミング 】 ロープを二つ折りにしてツインロープにし、それで登れる範囲で登ることにした。 3mほどトラバースしてから垂直に近いフェースを直登した。 プロテクションは全てまばらに生えている灌木からとった。 傾斜はきついが壁全体がデコボコしていてホールドが豊富なので、登り自体は難しくないが、岩が脆く、出っ張った岩角を掴むと手の平大 の岩が剥がれてくるので、できるだけ奥のホールドを探すのに苦労した。 もちろん、スタンスも慎重に選ばなければならない。 あせらず慎重にジリジリ登った。 ちょっと太めの木にランニングをとり、ホッと一息ついた。 その上の小さな灌木にランニングをとり、ちょっと登ると垂壁から上半身が出て、傾斜の少し落ちたフェースに手頃なクラックが見えた。 キャメロット#1をセットできれば核心部を越えることができると思ったところ、おいちゃんから「あと4m!」という声が届いた。 キャメロットを入れて核心部を越えても、その上に適当なビレイ点がすぐにはないので、これ以上登るのは止め、さっきの灌木までクライ ムダウンすることにした。 クライムダウンは登りより難しく、脆い岩角に注意しながら時間をかけて慎重に下った。 潅木は細いが案外しっかりしていたので、捨て縄を掛け、セルフビレイをとって、ロープを1本上げ、懸垂下降用のロープをセットした。 大丈夫だとは思ったが、念のため残りの1本をおいちゃんにビレイしてもらってから2mほど下の細い木まで懸垂下降した。 木に別の捨て縄を掛け、そこでピッチを切った。 こっちの木はしっかりしていたので、ここからは普通の懸垂下降で取付きまで降りた。 一応核心部は抜けることが出来たので“まあまあよし”として、登攀具を仕舞い、下山の準備をした。 |
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烏帽子岩の基部に着いて、またまた壁を見上げる。 たっくんは偵察に余念がなく、登れそうな場所を見つけて帰ってきました。 |
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▲ 烏帽子岩の品定め | |||||||||||
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時間も時間だし、たっくん一人が挑戦することになりました。 |
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▲ 支点は頼りない潅木 | ▲ 最高到達点 ▲ 諦めて懸垂の準備 | ||||||||||
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【 烏帽子岩〜三方境〜国民宿舎 】 烏帽子岩から三方境までは落ち葉の積もった下りが続いた。 風穴の頭から振り返ると、丁須岩、赤岩、烏帽子岩と綺麗に並んでいた。 烏帽子岩の登ったルートが丁度正面に見えた。 ただ、3週間前も見つからなかった風穴が今回も見つけることができなかった。 他の人のHPの写真には確かに穴がはっきり写っている、なぜ見つからないのだろう。 残しておいた海苔巻を三方境で食べ、稜線と別れて国民宿舎に向かって下山した。 ダラダラとした下りであるが、道がよく歩きやすいし、何といっても途中のモミジの紅葉が素晴らしかった。 1時間ちょっとで沢床に下りた。 対岸の林道に登り返し、10分ほどで国民宿舎に戻った。 |
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核心を越えたので後は簡単だった、と無念を滲ませるたっくんです。 風穴ノ頭はスルー。 今でこれですから、最盛期の美しさは気が狂いそうになるのでしょうね。 |
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▲ 紅葉ゾーンに突入 | |||||||||||
▲ や〜この辺りは素ん晴らしいね〜 | |||||||||||
▲ 人生紅葉のおいちゃんですが、ザックは新緑 | |||||||||||
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フカフカ&ザレザレの道をダッシュで下る ヘッデン覚悟でしたが、明るい内に中木川に着いたのでホッコリ休憩です。 この前と全く同じコースでしたが、その中身は別の山みたいに新鮮だった。 |
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▲ クライマーも感動してたし | ▲ 中木川を渡渉して林道へ | ||||||||||
▲ 赤岩を望みながら帰る二人 | ▲ 無事に戻りました | ||||||||||
国民宿舎でお風呂します。 ゲキコミ高速を超ノロノロ走行。 |
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▲ 国民宿舎のメリークリスマス |
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☆ レポ作成に当たり、たっくんから提供された写真をたくさん使用しています。 この場を借りて、お礼申し上げます。 |
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