2014.05.18 (日)   K2Couple No.0456 

篭山 東尾根
あかぎ かごやまひがしおね(群馬県)
1,470m
利平茶屋から篭山、そして三崖の滝

コース最大標高差 : 505
コース累積標高差(+) : 800
コース累積標高差(−) : 800
コース沿面距離 : 7.2 km
行動時間 : 5'40"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 東尾根の岩場から筑波山を眺める 

  7:05 = 伊勢崎 = 8:20 利平茶屋森林公園P

 利平茶屋森林公園P 8:35 ... 9:15 P1207 9:20 ... 10:25 アカヤシオ広場 【L1】 10:45 ... 10:50 駒ヶ岳分岐 ... 11:10 篭山 ...

 11:20 鳥居峠 ... 11:25 林道分岐 ... 11:55 軌道クロス ... 12:45 森林公園ふれあい広場 【L2】 13:00 ... 13:25 三崖の滝 13:35 ...

 14:15 利平茶屋P

 利平茶屋森林公園P14:30 = 15:50


 Kashmir 3D 標高グラフ 
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篭山の場所
  この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


                                 ▲ 伊勢崎市田園地帯から赤城山

おいちゃんの仕事が昨日で一段落したようだし、きょうの関東地方は高気圧に覆われて良い天気になりそうです。
チョッとお疲れで嫌がるおいちゃんを、無理やり連れ出しちゃいました

一昨年歩いた篭山へのアカヤシオバリエーションルート。【REPO】
私は花の多い川沿いの道から、鳥居峠ピストンで良かったんですけど ・・・
行くとなると、いちゃもんをつけたがるおいちゃんなのです (^^

 みどり市から長七郎山と駒ヶ岳

上空はすっきり晴れ渡り浅間山や八ヶ岳まで奇麗に見えましたが、赤城から北は雲が掛かって谷川方面は全く見えません。

利平茶屋に着きますと、思った以上に車が集まっていますよ。

ここに着くまでは穏やかだったのに、何故かピュ〜ピュ〜吹きまくっている風が気に入りませんね
先週とあまり変わらないじゃんよ〜。

 利平茶屋駐車場

トイレを済ませて尾根に取り付きます。

尾根道は花が少ないね。
私を喜ばしてくれるのはスミレさんくらいです。
たま〜に、ミツバツツジが元気に咲いていましたよ。

おっ、シロヤシオが咲いてるぜ〜
おいちゃんは上ばっか見て歩いてるし、私は足元ばっか見てる。
それでもって、結構広範囲をカバーできるシステムなんですよ K2隊は

 早速花撮り隊かい
 尾根取り付き             ▲ シロヤシオ咲いてる
 ミツバとヤマツツジ競演             ▲ ミツバツツジは旬
ミツバツチグリ タチツボスミレ フイリフモトスミレ ヤマツツジ蕾 シロヤシオ

そこそこ気持ちの良い登りをこなせば、小広いP1207です。
速攻ドリンク休憩。

ここからは笹薮の細い踏み跡を辿ります。
笹の花が付いていました。
笹の研究に余念のない地元の区長さんに報告しなくっちゃね

踏跡の真ん中に鹿の糞がいっぱい転がっているので、獣道でもあります。

 鳥居峠方面を見上げて              ▲ 鹿のうんちだよ〜ん

鳥居峠の建物が見えてきます。
小地蔵の北側には、まだ雪がちょっぴり残っている。

いつの間にやら、崩壊地ヤセ尾根です。
左右キレ落ちていますが、短い区間なので怖くはありません。
なるべく怖そうな写真にしましょうね (^^;
誇張誇張

 崩壊地に差し掛かるおいちゃん             ▲ 小地蔵の残雪
 崩壊地通過            踏み跡はしっかりしている
オオカメノキ 区長さんへ笹の花 ニシキゴロモ ヒメイチゲの実
                          ▲ しっちゃかめっちゃかでも歩きやすい
 待ってくれ〜            ▲ 枯れ笹を掻き分けて

大岩を左に捲く所までは早かったような気がするのに、そこからアカヤシオの群生地までのイワイワ地帯が長かった。
実は、それが面白いんですけどね (^^

疲れるけど、危険な場所はありません。

 岩稜帯突入              ▲ 普通に歩けたり

でもって疲れたので、休憩適地を探しながらズルズル登る。
なかなか展望は開けない。

笹薮の中でもいいからそろそろ休もうかと思う矢先に展望場所出現。
私たち、普段の行い良すぎるよね〜。
言いたい放題の二人ですが、他に人はいないのでご容赦のほど。

そんなお気楽partyの頭上に小鳥のさえずり。
おっいたいた
あれは、ネクタイしてないからヒガラだ。

 そろそろ休もうかね

岩に腰掛けて下界を眺める幸せ

あれは桐生だね。
鳴神山の上に薄っすらと筑波山も見える。
袈裟丸山の左には皇海山。
生憎、都心方面は靄ってて見えませんでしたね。

桐生の山並みがボコボコして見えました。

 あれだよあれ             ▲ 桐生の街並み
 いつか登ってみたい駒ヶ岳の東尾根             ▲ おいちゃんのヒガラ                  はらっぱのヒガラ

そして岩稜帯を抜けても、再び笹原の急登。
立ち木がない所では、笹を掴んでエンヤコラ上をめざす。

痛んだアカヤシオが、ボチボチ登場します。
でも、遠くから見れば綺麗です。

 絶好調なれど               ▲ まだかいな
 三角の山が鳴神山           ▲ アカヤシオが出てきました

またまた岩と笹薮を登って、やっと一昨年オフ会のランチ場所に到着。
ここをアカヤシオ広場と名付けたのは、reireiを連れてきた6年前のこと。
あの時は最高のアカヤシオだったし、teel隊とのバッタリもあった時だった。
【REPO】

そんな訳で、きょうもここでランチです (^^
お稲荷さんを作ってきましたよ。

 きょうのランチメニュー

ところが肝心のアカヤシオですが、時期的にも旬のはずだし今年は当たり年のはずなのに、ちょっと寂れた表情。

暑い日が続いて一気に咲いて、連日の強風で痛んで 飛ばされて
自然には逆らえませんが、ちょっとね〜。

それでも頑張って咲いてる花もあり、愛おしかったです

 青空に柔らかいピンク          ▲ 何とか綺麗に撮ってあげたい
 駒ヶ岳東尾根とアカヤシオ               ▲ 頑張りなね
 ヤマザクラ        ▲ 左から皇海山、右に行って袈裟丸山

篭山のアカヤシオも寂しかったような。
皆さんの最盛期の画像を思い浮かべながら歩きました。

おいちゃんは覚満淵側をトラバース気味に、はらっぱは山頂経由で何気に別れちゃいました。
どっちが綺麗だったかわかりませんが、それぞれの渾身のアカヤシオ画像を比べっこしても大差ない訳で (^^;

ちょっと遅かったよね。

▲ 風に吹かれてアカヤシオ
                           ▲ 篭山のアカヤシオ

鳥居峠には、アカヤシオ見物のお客さんがチラホラいますね。
街の靴で篭山に入っている人もいましたし。

さてと、
前回はケーブルカーの軌道跡を下ったのですが、今回は林道からちゃんとした登山道を下りましょうね。
軌道を下るより色気がありそうですし。

 鳥居峠より              ▲ 鳥居峠と篭山

鳥居峠から林道を進むと、道沿いに綺麗なムシカリが咲いています。
林道を少しばかり歩いて、利平茶屋に下る登山道分岐。

山道はほとんど水平にジグを切って下っているので、高度がなかなか下がりません。
膝が痛いはらっぱには歩きやすくて良かったのですが ・・・ もっとガンガン下って欲しいような気もする訳で。

 ムシカリ (オオカメノキ)            ▲ 林道から山道分岐点

途中に、満開のアズマシャクナゲやシロヤシオが咲いてて嬉しくなります。
アカヤシオは、この一週間でずいぶんと寂しくなりました。

先日来られた赤城の詩真吾さんは、何処まで下られたのかしら ・・・
などと話していたら、いつの間にやら軌道の道と合流です。
ここは軌道をクロスして山道のまま下る。

 アズマシャクナゲ             歩きやすいジグザグ道
 ケーブルの軌道跡を見上げる               ▲ 横切ります

軌道をクロスする前後から、足元に花が目立つようになりました。
いきなりペースダウン。
そうです 私は赤城の花に会いに来たんです。

道が崩壊してる場所もあります。
沢の音はするけど、大分下の方からでした。
山を下りてから山崖の滝に行くことになりましたが、家に帰って地図を見てみればこの下の沢に掛かっている滝でしたよ。

 ゴミみたいな花も見逃さない
 崩れてるし            ▲ ミツバツツジは絶好調
ツルキンバイ ハルトラノオ クワガタソウ ヤマブキソウ
ワチガイソウ ヤマエンゴサク クルマムグラ アオテンナンショウ タチツボスミレ

利平茶屋の登山口に戻ってみたら、下は暑いこと

ふれあい広場のおっきな東屋(?)で、カステラとコーヒーで休憩。
ここはキャンプ場の施設なんでしょうかね。
昔のケーブルカーの軌道の始点でもあるようです。

まだ時間は1時前なので、滝見学でもしてきましょう。

 登山口案内板

吊り橋を渡るとすぐにクリンソウの看板があるのですが、探しても何処にもありませんでした。

その代わりというか、ヤマブキソウがあっちにもこっちにもいっぱい咲いているのでビックリ。
ヤマブキソウしかないという感じさえします (^^;

 吊橋を渡って         ▲ 延々と咲いていたヤマブキソウ
ミヤマハコベ ムラサキケマン フデリンドウ ウスバサイシン
ムラサキサギゴケ ニョイスミレ イワタバコの咲き殻 ボロボロニリンソウ カキドオシ
トウゴクサバノオ ヤブレガサ ニガイチゴ アカフタチツボスミレ ヤマネコノメソウ

荒れた林道を上がると、大きなカメラを三脚にセットして鳥を待ってる人達が何人も暇そうにしています。
「何という鳥がいるんですか?」 と訊ねると 「沢山いますよ」 って。
全然答えになってませんから。

沢に沿って堰堤を越えて行くと、ありましたよ立派な滝でした。
古い看板には「三崖の滝」で、標識には「三階の滝」とあり。
イメージとしては三崖の滝の方が好きなので、そちらを採用します。

 三崖の滝 (三階の滝)           ▲ これくらいのスケールだよ
 新緑の候、今年もつつがなく ・・・             ▲ 森林公園の一角

最後の最後まで、花撮りおばさんの付き合い

車に戻った頃には、風はおさまっていました。
駐車場でヤマツツジの間に座り込んで、しばしのんびりまったり寛ぐ。

北の天気も回復して、帰る車中から草津白根山や谷川岳も綺麗に姿を現していました。

利平茶屋森林公園(桐生市)

 まだ撮ってますけど