2012.09.03 (月)   K2Couple No.0378 

磐梯山 銅沼
あかぬま(福島県)
1,115m
TUWV卒業30周年OB山行 第13弾
銅沼から爆裂火口壁を眺めてまったり

コース最大標高差 : 205
コース累積標高差(+) : 220
コース累積標高差(−) : 220
コース距離 : 3.8 km
行動時間 : 2'55"
* 距離と累積標高差は Kashimir3Dで辿ったおおよその値です  銅沼にて

 裏磐梯ロイヤルホテル 8:20 = 8:35 裏磐梯スキー場P

 スキー場P 8:45 ... 9:30 噴火口分岐 9:35 ... 9:50 スキー場top ... 10:00 銅沼 【L】 11:05 ... 11:40 スキー場P

 スキー場12:00 = 猪苗代磐梯高原IC/磐越道・東北道 14:00 那須高原SA 14:20 東北道・北関東道/駒形IC = 16:20


銅沼の場所

【参加者】 8期 7人 幸英♂、前田♂♀、根岸♂♀、相原♂♀
9期 7人 健一♂、千代子♀、富川♂♀、片野♂、原田♂、川田♂

温泉の楽しみは朝風呂ですよ。
朝早くにお風呂に入って、眠っている身体を起こします。

朝食は6時半からバイキングで、お腹一杯食べました。

きょうの天気も、出だしは好調のようです。
しかし残念ながら事情があって、幸英はここでお別れです。
また来年ね〜。

 ホテルの窓から磐梯山がクッキリ
 全員が写真に納まりました              昔の友は仲良き哉

きょうの予定は裏磐梯スキー場の上にある銅沼までのハイキングです。
磐梯山がずっと見えてるといいね。
スキー場まで車で移動しますよ

 ゲレンデも車で上がれるんじゃね〜か              ここでやめとこうぜ
 最初はホイホイまとまって            ▲ すぐにばらけてきた

ここからはゲレンデの中を登って行きます。
まだ天気は上々。
磐梯山頂には雲がかかっていますが、上空には青空が広がっています。

数少ない花を探しながら登る楽しみ。
ヤナギランが群生していた。

 ヤナギラン          ▲ まだバラバラだったりします

少し登って振り返ると、桧原湖が綺麗に見えていました。
山はすっかり秋の趣きで、ゲレンデはススキの原と化している。

足元には、数え切れないほどのバッタがピョンピョン飛び跳ねている。
イナゴを食べた話に及ぶ。
食習慣って凄いよね。

特攻バッタが顔にぶつかって来たりします

 囚人の護送ではありません

ケンチヨさんが、懐かしいTUWVユニフォームを着てきました。
腕のエンブレムがカッコいいね。
我が家の場合、事情を知らないので結婚したときに捨ててしまいました
ボロボロだったし (^^;

噴火口分岐で後続を待つ。
速かろうが遅かろうが、気にする人はいません。
マイペース。

 昔懐かしTUWVユニフォームのワッペン              ▲ 噴火口分岐で

スキー場トップに着くと、改めて桧原湖の展望を楽しみます。
デポした車も見えてるぜ〜。

一人で留守番をしているTさんに向かって、みんなで手を振りましょう。
見えるか〜。
見えてるよってで確認できる便利な世の中。

 スキー場topから桧原湖を見下ろしますね
                               そして山を見上げます
                         名無し沼がありましたので、寄ってみましょう
   アキノキリンソウ         ホツツジ          ハンゴンソウ
 エゾオヤマリンドウ     ▲ シラタマノキ       ▲ マルバフユイチゴ       同左、花

そこから少し行くと、全体が茶色になった銅沼が見えてきました。

 銅沼入口の案内板          ▲ ドクウツギ
                                       ▲ 大自然のなすがまま


水が少ない。
赤い色が支配的で迫力ある光景です。
爆発で崩落した土砂の容積が想像を超えています。
爆発によってできた穴の直径2Km。
その中心部にある銅沼。

磐梯山の山頂部は若干隠れていますが、これだけ見えれば充分。
干上がってるので、中州に渡ってみたりして。

                       ▲ 呆然として言葉なく
 ケンちゃんヘソ出てるよ  ばんだ〜い  火山性強酸性水  不思議な色の組み合わせやん

沼畔に陣取って早いお昼ですよ。
陣取るったって、下手に座るとズボンが鉄錆色になっちゃいますけど (^^;

メインは、カップラーメンと梨です。 ワンゲルにしては贅沢
さっき朝食を食べたばっかりなのに、みんなよく食べるわ ・・・ 私もだけど。
でも美味しかったのよ、ご馳走様でした。

青空に白い線を引いて、飛行機が飛んで行きます。
山形へ行く便なんだそうです。

 見事に赤いな
 山形行き          ▲ ラーメン配達嬢と梨剥き嬢
 エッセン担当はいつもHさん     ▲ 仕事っぷりが認められて、出世街道まっしぐら
 ちっぽけな存在だよね            ▲ 大御所も「お茶け」 だし
               ▲ 去るに当たって記念写真                                   さようなら


 磐梯山の山頂付近には、以前上の湯、中の湯と下の湯の3つの湯治場がありましたが、1888年/明治21年の噴火でほとんど壊滅しました。
 現在廃墟となっている中の湯は、噴火後に南に移転して建てられたものです。
 爆裂火口の中心部に銅沼があります。
 沼の南側では今でも噴気が上がっており活火山を実感できます。
 名前のとおり赤茶けているのは、鉄分を多く含んでいるためで、強酸性の沼なので魚は棲めません。

お腹もいっぱいになったし、爆裂火口の荒々しい壁もじっくり見れたし。
いつまで見てても飽きないけど、いつまで見てても仕方がない。

誰ともなく 「帰るか」
へ〜い。

 ガスが取れた

登りではゆっくりでしたが、下りはみんな速いこと。
車に戻ってから食事に行く段取りでしたが、銅沼で食べちゃったので中止。
安上がりだったね。

それでは、この駐車場でお別れしましょう。
久しぶりに会えて楽しかったOB会も、ここで解散することになりました。

また来年会おうな

 下山は順調


私達は来た道ではなく、八方台を通る磐梯山ゴールドラインを下ります。
この道からは、表磐梯や猪苗代湖が見えるからね。
磐梯山周辺の有料道路は、震災から1年半も過ぎてますが全て無料です。

久しぶりに会津西街道をのんびり帰る案もありましたが、やっぱり一般道は面倒いので東北道で帰ることにします。
ガソリンを補給して高速へ。

野口英世記念館は満車状態でした。

 ゴールドラインの磐梯山
 色付く田んぼと磐梯山           ▲ 蕎麦の畑と猪苗代湖

東北道を走っていたら、Maeda さんのプリウスを追い越しちゃった (^^;
そのうちまた手を振ってニコニコ追い越されたよ。

ずっと後について走っていたら、那須高原SAに入ったので付き合う。
コーヒー休憩 ですよん。
名残惜しいですが、ここで本当のお別れをして北関東道へ。

今回もあちこちでにわか雨に降られ、不安定な天気でした。

 那須高原SA

裏磐梯高原は標高800mに広がる高原です。

荒々しい火口壁を見せる磐梯山の麓にある裏磐梯には、五色沼湖沼群のほかにも、桧原湖、秋元湖、小野川湖、雄国沼など磐梯山の明治の大噴火によって作られた大小300を超すといわれる湖沼群があります。

私達は8年前に磐梯山を周回した時に来ていた。【REPO】
2回目の銅沼です。
山の斜面には煙が出ていて、活火山であることが理解ります。
そう言えばスキー場のリフトトップを少し歩いた場所で、硫黄の臭いがしたのはこの噴煙のせいでしょうか?
それとも、この上にある中の湯跡から湧き出ているお湯の臭気が風で届いていたのかしら?



銅沼は冬の方が人気があるようで、もちろん茶色の沼ではなく一面雪と氷の世界です。
スノーシューを履いて銅沼を横切り、黄色く凍り付いたイエローフォールをめざして歩かれる方が多いようです。
機会があれば、いつか見てみたい氷瀑ですね。

☆ レポ作成に当たり、Maeda さんから提供された写真をたくさん使用しています。
  この場を借りてお礼申し上げます。