2012.07.11  K2Couple No.0372 

富良野岳
ふらのだけ(北海道)
1,912m

富良野岳1912m 三峰山1866m 上富良野岳1893m

花の楽園、花の海、花の北海道

コース最大標高差 : 670
コース累積標高差(+) : 1,465
コース累積標高差(−) : 1,465
コース距離 : 13.6 km
行動時間 : 8'45"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

▲ 花の上富良野岳を下る
 十勝岳温泉カミホロ荘 4:20 = 4:25 十勝岳温泉登山口p
 十勝岳温泉登山口p 4:35 ... 4:50 三段山分岐 ... 5:05 安政火口 ... 5:35 上ホロ分岐 ... 【BF】 ... 7:20 富良野岳分岐(稜線)...
 8:15 富良野岳 【L1】 8:40 ... 9:05 富良野岳分岐 ... 10:15 三峰山 10:30 ... 11:05 富良野岳 【L2】 11:30 ...
 12:30 上ホロ分岐 ... 13:20 十勝岳温泉登山口p
 十勝岳温泉登山口p 13:50 = 占冠 = 17:05 苫小牧東港フェリーターミナル 19:30 《日本海フェリー》 15:30 新潟港 =
 新潟亀田IC/日本海東北道・北陸道・関越道・上信越道/藤岡IC = 18:20

富良野岳の場所


 フラワーロードを下る            ▲ チシマキンバイの斜面
 ちょっとガスっぽいけど          ▲ 富良野岳分岐の広場に戻る

富良野岳分岐から上富良野岳に向かいます。

三峰山への縦走路も、見事なチングルマのお花畑が拡がっている。
前を見ても振り返ってみても感動の景色。
北海道に来てよかった〜と思う瞬間です。

木道から土や岩の比較的歩きやすい道に入りますね。

 上富良野岳への縦走路
 ヨツバシオガマの群生               ▲ ミヤマリンドウ
                           ▲ チングルマのお花畑から富良野岳
 チングルマの穂と十勝岳              ▲ 緩やかな登り

                      ▲ 赤岳で必死に探したエゾツツジがおてんこもりでした
コケモモ ミヤマリンドウ ハクサンチドリ アオノツガザクラ

土の道は間もなく岩混じりになり、最後には岩の上を渡るようになる。
次のピークまではイワイワの縦走路でした。
朝辿ったトラバース道が真下に見える。
凌雲閣が見え、遠くは富良野の町が見えています。

おっと〜。
岩の斜面でおいちゃんがキタキツネを見つけたよ。
撮ろうとしたら、お尻向けられました (^^;

 岩稜を辿る            ▲ 後姿ですけどね
イワブクロ イソツツジ マルバシモツケの蕾 イワヒゲ
 展望に酔う        ▲ エゾコザクラ            ▲ ハクサンチドリ
 一本立てて         ▲ ミヤマキンバイの絨毯を眺めて
                            ▲ ここを下って登り返せば三峰山

遠くから見ると優しそうな山なのに、岩ガラガラの道ですよ。
と思えば、斜面は土っぽく花だらけ。

なんとも不思議な山ですね。
反対側を覗いてみれば、爆裂火口みたいになってるし。

 イワイワでしょ

三峰山頂で単独♂氏とみっちり話し込む。
この人も長期滞在組で道内を一人で歩いているらしい。

奥さんは一緒に来ないんですか?
あいつはあいつで海外旅行に嵌まり込んでるよ。
それぞれ勝手に好きなことしてるから、1年のうち半分くらいしか顔を合わせないんさ。
気楽でいいよ〜。

そういう人生もある訳で。

 山頂で話が弾む

                       ▲ 上富良野岳がだいぶ近付いたけど、行く気なし
                             ▲ 無味乾燥な場所もあり

イソップ寓話「ウサギとカメ」の亀さんは休まなかったけど、休み休みの亀さんでも、最後の斜面を登ってとうとう上富良野岳に着きましたとさ。

殆んどの人がここまで来れば、往復30分という上ホロカメットク山に登るみたいですけど、はらっぱの足はここまでで限界。
おいちゃん 一人で行っといで。
ん?寝た振りしてますがね。

 上ホロカメットク山             ▲ 上富良野岳山頂

休憩して帰ろうとした時に、シマリスがチョロチョロしてました。
カメカメッカメラっ
綺麗に撮ろうと思ってズームしたら、画面の何処にいるのかわからず
そんなことをしているうちに、いなくなっちゃった

ここからの帰り道は展望が素晴らしく、左に富良野岳そして右には安政火口の荒々しい姿が見えて対照的です。

 上富良野岳を下りましょう
 左は花園              ▲ 右は荒々しい
 エゾノツガザクラ           ▲ 優しい色のエゾコザクラ
                          ▲ 富良野岳を見ながらお花畑を下る

上富良野岳からの下りは、ただ階段を黙々と下るものと思っていましたが、富良野岳一望の素晴らしいお花畑の道です。

最後の最後までお花と共にある幸せを感じながら、こうやって大自然に浸ることが出来る健康にも感謝しましょう。


 エゾノツガザクラの道はチングルマの道になり           ▲ チングルマ越しに山を見て

山は大好き。
容赦のないときもあるけど、天候に恵まれれば楽園です。

何処の山も同じようなものだけど、やっぱりそれぞれの良さがある。
今回思い切って北海道に来て良かった〜。
北海道という名前だけでも充分なの。

山を下りながら、来年もまた来れたらいいななんて思っちゃう。
ちょっと贅沢なようだけど、せめてこれくらいの心の贅沢はしたいし。
ねっ、聞いてる?

 安政火口の上を歩く
                               ▲ 対照的な姿を見せる (ここを D尾根と言うらしい)
                             ▲ おいちゃんも下りてきました

そして長い階段下りです(300階段)
はらっぱのヒザは最後の階段に耐えられるでしょうか?
でも歩きやすい階段だったので良かった。

よくここまで階段を作られたものだと、感心したり感謝したり。
やっとの思いで朝の上ホロ分岐に出て、ホッとしましたよ。
ここまで来ればあと少し、快調に帰ってきました。

 300階段           ▲ まとまりのないサンカヨウ
 上ホロ分岐            ▲ トラック道をポコポコ

                           ▲ 駐車場はそこそこ賑わっています


思ったより早く下山できたけど。
翌日の天気はほぼ雨らしいので、潔く夕張岳はカット。
一日早めて帰ることにしましたの。

苫小牧までの時間を計算し、間に合いそうなのでフェリーの予約を変更
お風呂は船で入ることにして、一路苫小牧東港をめざしますね。

 富良野岳いい山だったな

一般道をひた走り、お土産のメロンも仕入れて占冠まで着いたときに、時間の余裕が出来た。
何か美味しいものを食べて帰りたかったのですが、調査不足です。
探しているうちに埠頭に着いてしまった

埠頭の周りにお店は全くなく、辺鄙な所です。
もうどうでもよくなって、ターミナル内のお店でうどんを食べて乗船します。
北海道まで来て、普通のうどんかい (^^;

 新日本海フェリー


出港して真っ先にお風呂に入り、ブラブラしてたら寝る時間。
太平洋側は少し揺れましたが気になるほどではないし、津軽海峡を通るのももちろん初めて。
( 実感ないけど )

朝4時頃目が覚めたときは、青森県の黄金崎附近を南下中です。
おいちゃんは疲れたのかな、鼾をかいて寝てますよ。

おいちゃんが起きるのを待って、朝食バイキングに行きます。
はらっぱはご飯に鮭、煮物、サラダ、らっきょ、コーンスープで1,000円。

 船上の大浴場
 みんなボケ〜っとしとった             ▲ 朝食バイキング

苫小牧からのフエリーは秋田港に寄るので、20時間の船旅。
帰りの船のコンサートは、ピアノとフルートの演奏でした。

フルート奏者の女性とは、このあと縁あってデッキでお話する機会があり、しっかり山の宣伝をしておきました。
今度行きたいなって言ってたけど ・・・

その素敵な女性は、今週一週間は船上コンサートの仕事だそうです。

 船内の螺旋階段         ▲ ピアノ&フルートの女性奏者

昼食バイキングはカレーフェアーだそうで、数種類のカレーが並んでいる。
はらっぱはビーフカレー、おいちゃんはキーマカレー。
サラダとフルーツ、コーヒーゼリーも食べて1,200円。

天気はイマイチでしたが、鳥海山はわかりましたよ。
秋田側は天気がまあまあで見えたのですが、山形側からは全く見えず。

 秋田港に入港
 間もなく新潟港です                ▲ 下船

浮ぶホテルとはよく言ったもので、長い船旅でしたが気持ちよくのんびり過ごせました。
下船後は家にまっしぐらですよ。

北海道の緑を見てきたら、新潟の緑も悪くはない。
日本全国、自然の緑の美しさは変わらないんだなぁと言う感想。
ふるさと再発見なんちゃって

私達が帰る頃には、雨も殆んど止んでいた。
雨上がりの山にガスがからんで、見慣れた景色が私達を迎えてくれるのでありました。

 谷川岳トンネルへ


 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

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