2012.03.25 (日)  K2Couple No.0355 

両崖山 天狗山
りょうがいさん てんぐやま(栃木県)
259m
       両崖山 251m 天狗山 259m
春休み登山第二弾は岩と梅林

コース最大標高差 : 200
コース累積標高差(+) : 565
コース累積標高差(−) : 565
コース沿面距離 : 6.9 km
行動時間 : 4'35"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 織姫神社に無事下山して、気勢を上げる♂三人

  8:10 = 藤岡IC/上信越道・関越道・北関東道/足利IC = 9:05 織姫公園P

 織姫公園P 9:10 ... 9:25 鏡岩展望台 9:30 ... 9:50 両崖山岩場(二ツ岩)... 10:00 丸太見晴台 10:05 ... 10:10 両崖山 ...

 10:15 紫山 ... 10:40 天狗山 【L1】 11:00 ... 11:25 本経寺 11:35 ... 11:55 西渓園梅林 【L2】 12:20 ...

 12:40 尾根上 ... 13:05 鏡岩展望台 13:10 ... 13:30 織姫神社 13:40 ... 13:45 織姫公園P

 織姫公園13:50 = 15:10 烏川河原 15:20 = 15:30 大婆ちゃん家 16:05 = 16:10


      両崖山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

コブ付きなので、今回も再び栃木の里山ですよ。
きょうはこの前より早起きしよう

上空は快晴なのに、遠方の山には見渡す限り雲が掛かっています
かろうじて平標方面でしょうか、雲間に白い峰が輝いていました。

先ずはガソリンを満タンにして、高速利用で足利の町へ向かいます。
きょうは織姫神社の上の織姫公園の駐車場に停めて出発しますね。

織姫公園駐車場

準備したザックは大中小のみっつ。
誰がどれを背負うかもめる。

PURP君が志願してお爺ちゃんのザックを背負って歩き始めましたよ。
何処まで行けるのかしらん。
早々にバテないようにしてくださいね

デカザックで大丈夫かな?

ギャハッ さっそく帽子を飛ばされるPURP君。
きょうは想定外の風の強さです。

トイレのある駐車場(もみじ駐車場)からわずかで噴水広場に着きます。
広い道もありますが、私達は左の山道に入りましょう。
しかし、ここもわずかな時間で池のある鏡岩南広場に出てしまいます。

ボッカさんの希望でドリンク休憩。

鏡岩南広場でドリンク休憩

石段を登っていよいよ両崖山への登山道ですよ。
ここの登山道は要所要所に山頂まで○km、織姫神社まで□kmと距離が書かれた標識があって親切ですね。

すぐに岩まじりのザレ坂の始まりです。
足利の山って、みんなこんな感じですね。
子供たちはズルズル滑ったりしながら登って行きます。

岩場の登場でスイッチが入りました

鏡岩を見落としたまま、鏡岩展望台着。
ベンチのある変わった屋根つきの休憩所で、再びドリンク休憩しました。
ここは足利市街地の展望台にもなっていて、霞んでいますが何とか都心の高層ビル群が見えます。

ここまで頑張って背負ってきたザックですが、遂にギブアップ。
おいちゃんと交代します。

鏡岩展望台まででボッカ仕事ギブ

ここからは少し歩き易い道になりますね (^^
♂単独さんと何気に同じペースで行動することになりました。
山に詳しい方なので、地元の常連さんに違いない。

西には赤城山、その右奥に白く見えるのは袈裟丸山でしょうね。
街からは、野球部の練習の声が届いてきます。
長閑な登山道です。

少し下った先は、きょうのビッグイベント大岩の登りですよ
きっと、展望もいいぞ〜。

 山登りじゃなくて散歩だね
紫山と両崖山              ▲ ザレザレのイワイワ

子供達は楽しそうです 岩によじ登ったり跨いだり。
わざわざ急なところを登んないの

早く来て!景色いいよ〜。
遠くに見えるのは東京だよ。
ビル群からず〜と左に目を移すと、微かに棒が立っています。
あっスカイツリーだ。
えっどこどこ?
ほらっ。

二ツ岩と言うのかな?
                              とりあえずガッツポーズしよう
東京だ〜スカイツリーだ〜         ▲ 残念ながら富士山は見えません

ここからはすぐに丸太デッキの展望台ですよ。
登山道をショートカットして、岩をよじ登ればここも大展望。
またまた休憩ですよ。

両崖山頂の右奥には、雲を被った男体山です。
きれいだろ〜。
そんなことよりお楽しみのラーメンは?
まだまだ。

 お兄ちゃん♪早く早く!!             ▲ 丸太組みの展望台
 足利市街地と遥かに見える首都ビル群             ▲ じゃ〜ん、男体山

さあ、石段を登れば山頂です。
1、2、3 ・・・ 数を数えながら登ると、49段で神社のある中間地点ですよ。
またまた石段を登って、御嶽神社のある山頂に着きました。

スイカがあるよ。
なぬっスイカ??
祠の前に、石に絵付けしたスイカが備えてありました(^^
絵かよ やめてよ〜。

 さて、もうすぐ山頂だよ
          ▲ 石段登り                   ▲ 神社に参拝して                    山頂の祠

ここは展望がないので、天狗山に行ってからランチにしような。
山頂から戻らず、そのまま尾根通しに下りますね。

一旦下って登ったら、両崖山から南西に派生した尾根の小ピークに到着。
紫山という標識があります。

両崖山頂を下って
紫山に登り上げる                 ▲ 紫山

ここからは道幅が狭くなり、ちょっと気を使う急な下り坂です。
危ないからゆっくり歩いてね。

尾根の途中から北関東道が見えましたよ。
トンネルがちゃんとふたっつあるし。

この頃から天気が急変して、どんより暗い雲が上空に掛かったと思ったら、何と驚きです、雪が舞ってきましたよ。
さっさと雲が通り過ぎて、早く晴れればいいのにねえ。

 北関東道のトンネルが見える
                            ▲ 間違っても気を付けてよ〜(変な日本語)

下りきった鞍部は気持ちの良いポコポコ歩きです。
天狗山の登りに差し掛かり、捲き道の分岐あり。
捲き道も結構危ないよって、♂単独さんのアドバイスがありました。

楽しい天狗岩に登るよ。
念のためロープ等の確保準備はしてきていましたが、心配していた場所にはロープが張ってあるし難易度低そうなので勝手に登らせる。
二人共しっかり登っていきます。

 天狗岩直登             ▲ 天狗岩の上で

天狗岩の上は心配なので、展望もスルー。
山頂直下の岩場を乗越えれば、広々とした天狗山頂です。
2グループが休憩していました。

良かった〜 山頂標識に「天狗山の会」の手作り木札が見えます。
運がよければお札が貰えるからって、楽しみに登って来んだよね〜。
でも四つしか残ってなかった。
私達全員が貰ったら無くなっちゃうので、代表で一つ ・・・ と思っていたら。

 天狗山に至る最後の岩              ▲ 天狗山頂で
                        ▲ 「運が良ければ木札どうぞ」 天狗山の会                        ▲ 4-1=2 あれっ?

一緒に登ってきた♂単独おじさんは何を隠そう天狗様だったのです
ザックの中からおもむろに木札を出して、三角点の前の標識と祠の前に吊るし始めたじゃありませんか。
しかも、いっぱい。

お札が無くならないかどうか戴けるかどうか、ずっと心配しながら登ってきたのに、早く言ってくださいよ〜。
私たち、最初からお札と一緒に歩いていた訳ね(^^
結局それぞれ1枚ずつ戴いて、おまけにチョコレートまで戴いてありがとうございました。
私たち果報者よ。

 天狗様ありがとうございました

大事なお守りだから、ずっと持ってようね。
おばあちゃんは山に登ってた時、このお札に助けられたのよ。【REPO】

テーブルでランチにしましょ ・・・ でも風が強いので火は使えないよ。
とウインナー、芯切菜のおひたし、たくあん、どら焼きね。
ラーメンは梅林に下りてからのお楽しみだね。

梅林はまだ三分咲きだよって、天狗様のお告げ。
遠くを見ると、かろうじて荒船山が見えていました。

 お守り貰ったから帰ろう ゲンキン

梅林をめざして下りますね。
途中で木の枝越しに浅間山が見えました。
あの下が俺ん家だよね ・・・

・・・ 心なしかノスタルジック里心。

今年初めてのウグイスの声が聞こえてきますね。
でも、まだチョッと下手っぴいですけど(^^;

 郷愁を誘う浅間山
 気を付けてね〜               ▲ 楽しいなあ

尾根通しに整備された道が続いているようですが、梅林に寄ることにしているので、最初の分岐を本経寺に下って行きます。
道の脇が猪に掘りまくられているのは、前に来たときと同じ。
そして今年初めてのスミレみっけ。

下ったお寺の庭には、カタクリが沢山咲いていました。
池には鴨が泳いでいたり、次の池では大きな鯉がいたり ・・・。
で〜、春爛漫春満喫。
足の向くまま気の向くまま。

 スミレさん
                               春の訪れ ・・・ みんな仲良し

中学校の前を左折して、西渓園に到着。
梅花のトンネルを期待したのですが、まだ五分咲き位でしょうかね。
木の高いところは満開ですけど。

 梅一輪 一輪ほどの暖かさ

適当な場所に陣取って、ランチ第2弾のはじまり。
梅林の中で、お楽しみのラーメンタイムがオープンです。

どら焼きも美味いけど、カップラーメン大好き  
ズルズルずるずるズルズル ・・・

 ガス消えてるけど
                              ▲ 梅林から両崖山が見える


 ここから尾根上に登り返して往路に合流します。
 『おじいちゃんのザック、また背負ってもいい?』
 『んっ?どうぞどうぞ、だけどあの上まで登るんだよ、大丈夫かい?』
 『うん 大丈夫 。。。 と思うよ。』

 PURP君はカップラーメン一杯でパワー全開のご様子。
 ランチ分が軽くなったとは言え、あんなデカザックを担ぐ気になるなんて、ちょっと信じられませんでした。

                     ▲ シゴキではありません 自発的なボッカさんな訳で
 梅の香漂う            ▲ 辛い階段何のその

梅林の静けさと比べたら、稜線上の登山道は繁華街だった。
山頂から下って来るグループや、まだこれから登って行く人に出会う。

デカザックのPURP君と、ノースリーブでブラブラしてるBLUE君が目立つ。
みなさんから声をかけられていました (^^

『カッコいいね〜、将来は立派な登山家だね〜』
『お兄ちゃん凄いね〜力持ちだね〜』
『家族全員分を背負ってるのかい?』
『元気だね〜見てる方が疲れちゃうよ〜』

 尾根上に出る
                   ▲ 何でそんなとこ登るのよ  だってここに山があるから
 登頂            ▲ めちゃ楽しかったね
 肩に食い込むデカザック          ▲ 本当は死にそうなんですけど

褒められると頑張るタイプのPURP君。
ん?誰かに似てない?

この後もみんなの励ましが力になって、織姫神社に下るのでした。
駐車場へ登り返すまで、ず〜っと背負って帰ってきましたよ。
あんたは偉い

 イワイワも終盤に差し掛かる
 鏡岩展望台でリンゴを貰った        ▲ みんなが展望台から見ていた景色
 噴水広場スルー            ▲ もみじ駐車場スルー

鏡岩展望台では、居合わせた団体partyさんから熱烈歓迎。
リンゴの差し入れを戴きました。
頑張ったご褒美ですって。

帰りは織姫公園駐車場を通らず、噴水広場から緑の橋を渡って織姫神社へ下ることにします。

 車道上の緑の橋

古墳の横を通過して神社に下り、お礼参りです。
「無事に行ってこれました。きょうも有難うございました」
皆んなでパンパン
REIREIと一緒にお参りしてから早くも3年の歳月が流れた訳で 。
【REPO】

人は全然少なかった。
神社のオフシーズンなのかも。

 織姫神社に到着です              ▲ みんなでお参り

階段を登って公園駐車場に帰着。
私達のあとに訪れた登山者の車だと思うけど、駐車場に入りきれずに路駐の列が出来ていました。
マイクロバスもあり ・・・ 私達が帰る時に団体さんが下山してこられた。

お兄ちゃんを羨ましく見ていたBLUE君にも、ザックを背負わせてみる。
へたっていたくせに、お兄ちゃん以上に蘇ったよ。
おじいちゃんのザックには、不思議な魔力があるらしい。

 また それですかい                ▲ 着いた〜

まだ時間に余裕がありそうなので、一般道にしました。
きょうは、おいちゃんの母校高崎高校の選抜野球一回戦です。
負けちゃったけど

烏川の河原に下りて、いつも見る白鳥を探したけど見つかりません。
諦めて帰る橋の上から、少し上流に5羽いるのが見えました。
お正月からずっと35羽ほどいた白鳥なのに、殆んどが北国へ帰ってしまったようです。
みんな一緒に移動するのかと思ってたけど ・・・
小さいpartyに分かれて帰るのかしらね。

 烏川岩倉橋の下に妙義シルエット