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2011.06.15 (水) | K2Couple No.0324 |
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衝立岩 中央稜 ついたていわ ちゅうおうりょう(群馬県) |
1,383m | |||||||||||
憧れの一ノ倉沢で本チャンデビュー | ||||||||||||
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* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です |
▲ 正面に聳える衝立岩 |
■ 3:30 = 藤岡IC/上信越道・関越道/水上IC = 4:40 一ノ倉沢出合P |
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一ノ倉沢出合P 5:20 ... 5:55 テールリッジ取付 6:00 ... 6:25 【BF】 6:40 ... 7:30 衝立岩基部 7:50 ... |
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13:05 衝立ノ頭 【L】 13:30 ... 16:55 衝立岩基部 17:05 ... 18:10 テールリッジ末端 ... 18:45 一ノ倉沢出合P |
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一ノ倉沢出合P19:05 = 19:50 沼田夢庵 20:45 = 沼田IC/関越道/高崎IC = 21:40 ■ |
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衝立岩の場所 | |||
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遂にやってきましたこの日が ・・・ たっくんとおいちゃんがコソコソ相談している頃から、はらっぱは衝立岩のネームバリューに押し潰されて良く眠れない日が続いていました。 谷川岳の危険地区は谷川岳遭難防止条例に基づいて、登山日の10日前までに届け出ることが義務付けられています。 |
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▲ 関越道水上IC |
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未だ夜が明けきらない3時に起きて、たっくんと約束した一ノ倉沢出合駐車場に向かいます。 高速道路で迎えた朝は、雲が真っ赤に染まって美しい。 |
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▲ マチガ沢から一ノ倉沢へ |
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平日なので人出はないと思っていましたが、数台の車がありますね。 身も心も装備も準備完了、出発です。 きょうは真剣勝負なのでオチャラケなしです (^^; |
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▲ 一ノ倉沢出合駐車場 (backは笠・朝日方面) |
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一ノ倉沢は、出合から何度も眺めた風景です。 美しい姿は魔の山とは無縁のように見えます。 あれが衝立岩の中央稜と北稜、でその左は烏帽子沢奥壁南稜、滝沢スラブetcと説明を受けます。 私は雪渓歩きに自信がないので、アイゼン装着。 |
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▲ 一ノ倉沢のレクチャーを受けるおいちゃん | |||
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【 アプローチ 】 | |||
▲ 衝立岩中央稜登攀ルート (注)ルートを示す白線はイメージです | |||
▲ 出合に新調されていた一ノ倉沢概念図 | |||
雪渓を少し登ったところで、先行の男性が「シランネアオイが咲いてるよ」 この時期は、雪で埋まっているので楽にテールリッジに着く事ができます。 |
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▲ サンカヨウ | |||
▲ 一ノ沢です | ▲ 雪のブロックが散乱 | ||
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テールリッジの末端に着く。 アイゼンを外し、ストックと一緒にまとめてデポして行きます。 |
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▲ テールリッジ取付から衝立岩を見上げる | ▲ テールリッジ末端壁を登るたっくん | ||
岩が乾いているのでみんなスタスタ歩いて登って行くのに、はらっぱはテールリッジの末端壁で早くもズルズルと滑ってしまいます (^^; おいちゃんとたっくんが先行し、はらっぱの面倒見は本間さん。 テールリッジにはフィックスロープが張られています。 |
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▲ テールリッジに取り付くはらっぱ |
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中央稜に取り付いている先行パーティーが見えます。 花がボチボチ咲いていました |
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▲ ベニサラサドウダン |
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樹林帯の急登を抜けた最初の岩場で、朝食にしようと意見まとまる。 テールリッジの上部を行く。 |
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▲ マチガ沢を隔てる東尾根 | |||
▲ 衝立岩北稜とコップ沢 | ▲ ツガザクラ | ||
▲ ウラジロヨウラク | ▲ アカモノ | ||
▲ 秋のように爽やかな雲だった | ▲ テールリッジを登る ▲ アップ | ||
▲ 大迫力の衝立岩 | |||
▲ はらっぱ奮闘す | ▲ 衝立岩基部で準備 | ||
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【 1P目 】 40m W | |||
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不要品をザックに詰めてデポし、アタックザックで身軽になる。 ビレイシステムは、二子山のときと同じ。 後続の♂♀カップルが追いついてきましたが、挨拶を交わして南稜へ。 |
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▲ 7:50 登攀開始 |
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まず凹角から左のカンテを乗越す。 滝沢スラブに滝のように水が流れ落ちている。 |
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▲ リードの本間さん♪頑張って | |||
▲ 気を付けてね〜 ▲ 次ははらっぱ ▲ 右は衝立岩正面壁 | |||
▲ 凹角 ▲ エスコート役のたっくん ▲ ラストのおいちゃん | |||
▲ 1ピッチ目の終了点 | ▲ 中央稜テールリッジと一ノ倉沢雪渓 | ||
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【 2P目 】 25m V |
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▲ 最初はトラバース | ▲ テラスで見送るおいちゃん | ||
私が読んだレポでは、殆んどの人がルンゼを抜けたところでピッチを切っていますが、たっくんは更に右にトラバースしたところまで伸ばしてビレーするように指示。 ここは誰の記録を読んでも、きわどいトラバースと書いてある場所です。 ズリズリトラバースすると、ビレーしてくれてる本間さんの優しい顔が見え、スタンスの指示もあって何とかスムーズに移動が出来ました。 ただ2P目の終了点は、足が半分しか乗せられない僅かな幅しかないので生きた心地がしません。 2P目終了点(65m)にして、激しい高度感です。 |
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▲ 泥のルンゼに入る | |||
▲ ルンゼの中に泥が詰まっている ▲ ビレー工作するたっくん) ▲ 魔のトラバース | |||
▲ 2ピッチ目の終了点 | ▲ ヒメイワカガミさん♪おはよう | ||
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【 3P目 】 25m V |
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全員揃った終了点で準備中に、上から3名懸垂で下りてきました。 下りてきた人に、懸垂ルートはそっちじゃないよって、たっくんが指南する。 3P目はカンテを右に廻り込んで、凹角から気持ちの良いフェースに抜けるピッチです。 |
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▲ 頭の上に下りて来た人 | |||
このピッチから、おいちゃんが先に登る。 あの様子では、私も楽に行けそうな フェースは、開放感たっぷりで気持ちよかったような ・・・。 ときどき姿を見せる群馬県警の。 |
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▲ もう少し | |||
▲ 会心のガッツポーズ |
▲ 3ピッチ目の終了点も激狭 |
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そして、またしても狭い終了点。 立っているだけで疲れるよ |
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▲ せまっ | |||
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【 4P目 】 25m W・A0 | |||
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▲ 滝沢スラブ | ▲ 滝沢の下部 | ||
▲ 核心ピッチのフェースをリードする本間さん | |||
▲ フェースからチムニーへ ▲ チムニーを抜けるか左フェースに逃げるか ▲ セカンドおいちゃん | |||
▲ はらっぱも突っ込む ▲ チムニーへ ▲ 大胆なムーブ | |||
4P目は中央稜ルートの核心ピッチらしいです。 本谷上部の雪渓は雪が割れており、これが崩落するときは魂を揺さぶるような大音響をたてて本谷にこだまする。 |
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▲ ブロック雪崩の巣窟 | |||
▲ お〜い、大丈夫か〜 | |||
▲ は〜い、お疲れさま | ▲ 群馬県警ヘリのお散歩です | ||
チムニー上部を抜けるのが難所との情報でしたが、何度も登ってルートを知り尽くしているたっくんは、チムニー途中から左のフェースに移るように指示を飛ばします。 それでもホールドは細かく、苦労しました |
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▲ 4ピッチ目の終了点で | |||
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一ノ倉沢衝立岩 後半 へ | |||
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