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2011.05.21 (土) | K2Couple No.0321 |
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二子山 西岳 ふたごやま(埼玉県) |
1,166m | |||||||||||
中央稜、こんなとこ来とうはなかった | ||||||||||||
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* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です |
▲ 2ピッチ目の終了点 |
■ 6:10 = 6:55 吉田町龍勢会館 8:30 = 9:15 ニ子山登山口P |
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ニ子山登山口P 9:25 ... 9:35 ローソク岩分岐 ... 9:50 中央稜取付 10:10 ... 12:30 大テラス 【L】 12:45 ... 14:40 終了点 ... |
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14:50 二子山西岳 15:00 ... 15:10 下降点(終了点)15:25 ... 17:30 取付点 17:45 ... 18:00 二子山登山口P |
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二子山登山口P18:10 = 18:50 国民宿舎両神 19:40 = 20:45 ■ |
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ニ子山の場所 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔) |
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国民宿舎 両神荘 (¥800) | |||||||||||
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▲ 金山志賀坂林道から見たニ子山 (先週 5/15 撮影) | |||||||||||
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たっくんと本間さんは港のヨーコ横須賀横浜から来ます。 ちょっと早いかなあと思いながら、待たせちゃいけないと思って6時過ぎに家を出る。 長距離手馴れのたっくんが迷走しちゃったので、待ってる間が眠かったわ。 |
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▲ 吉田町道の駅 『龍勢会館』 |
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8時過ぎに合流して、二子山をめざします。 R299沿いの民宿「登人」の先から、林道西秩父線に入る。 登山口には、両神山のように計数カウンターがありました。 |
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▲ 二子山登山道入り口 |
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西岳と東岳のコル、股峠までは歩き易い緩やかな道です。 股峠の分岐を直進して少し下ったところで坂本からの道を合わせ、ローソク岩方面に入ります。 |
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▲ 坂本分岐 |
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坂本分岐を過ぎると、すぐに祠エリアです。
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▲ 祠エリアを通り過ぎて |
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ローソク岩への道を見送って、赤リボンの木を目印に直登します。 中央稜取付で準備をしていると、一般の登山者が奥に入って行きました。 |
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▲ 西岳中央稜取付点で本間さんのギヤ | |||||||||||
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【 1ピッチ目 】 40m W |
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上着や飲み物はたっくんが担いでくれるという事で、おいちゃんと私はウェストポーチだけで軽量化を計る。 まずは本間さんがリードで登って行きます。 彼が見えなくなってしばらく後、「ビレー解除」「どうぞ〜」のコールが届く。 |
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▲ リードは本間さん |
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二番手ははらっぱです。 本間さん、はらっぱ、たっくん、おいちゃんの順で登ります。 そのあと落石があり、誘発された岩もガラガラ落ちてきた |
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▲ クライミングシューズに履き替えてと |
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はらっぱが手こずっていると、すぐにスタンスのアドバイスがあります。 実は無我夢中で登ってるので、良く覚えてないんです(^^; |
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▲ さて行くか〜 | |||||||||||
▲ レイバックを決めにかかるはらっぱ | ▲ しんがりはおいちゃん | ||||||||||
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【 2ピッチ目 】 30m X− |
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▲ 本間さんのムーブを良く観察して |
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2ピッチ目はどんなところだったっけかな? 登り初めは正面の凹んだところの方が簡単そうに見えたが、左を登るんだそうな ・・・。 山歩きに地図を持って行くように、クライミング用のルート図があります。 |
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▲ どっちだっけ |
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その上はどうっだっただか??? |
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▲ ま〜なんとか | |||||||||||
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2ピッチ目の終了点は狭くて、テラスと言うよりバンド。 今考えれば、両神の八丁尾根は楽なコースだったような。 |
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▲ 2P目終了点 | |||||||||||
▲ 2P終了点から両神山方面を眺める | |||||||||||
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【 3ピッチ目 】 40m X |
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3ピッチ目は、中央稜ルートの核心部なんだそうです。 クラックの部分は城ヶ崎でトレーニングしていたので、大変だったが何とか登れたような気がする。 はらっぱは、ついに往生しました |
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▲ 核心の3P目を登る本間さんカッコいい〜 | |||||||||||
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▲ 核心中の核心をA0で抜けるおいちゃん | |||||||||||
下の集落から、正午を知らせる音楽が流れてきた。 核心部を抜けると、ビレーヤー本間さんの優しい顔が見えてホットします。 続いてたっくんもお疲れ様。 |
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▲ 本間さんのお迎えが超嬉しい |
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ラストのおいちゃんは大丈夫だろうか。 核心部は本間さんセットのお助け紐を掴んだり、ボルトに足を掛けたりして、やりたい放題だって。 おいちゃんも自力で核心を抜けてきました。 |
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▲ 3P終了 | |||||||||||
▲ 西岳の山頂です (直下の見通しからこちらを覗いて騒いでいました) | |||||||||||
凹角を抜けると大テラスです。 目の前に展開する岩壁と両神山域の眺めが素晴らしい。 |
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▲ 両神ですね | |||||||||||
▲ ローソク岩の高さになった | ▲ やっぱ高いです | ||||||||||
ここでゆっくりランチ休憩にしましょう。 きょうは、はらっぱにとって初マルチです。 |
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▲ 心穏やかなひととき |
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周りにはヒメハギやナツトウダイ、ヒメウツギの花も咲いていた。 あんた 何でこんな所に生えちゃったんだよ? |
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▲ ヒメハギです | |||||||||||
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【 4ピッチ目 】 25m W+ |
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テラスの上はやや右から取り付き、ボコボコしたフェースを逆「く」の字状に登ると楽である。 その上は、フレーク状になった少しかぶり気味の壁であるが、ホールドがしっかりしフリクションも良くきくので、フレークの外側に出た方 が、思い切って身体を引き上げることができる。 壁の上は傾斜が落ち、脆い草付きスラブとなる。 |
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時々山頂方向から声がするので見上げると、登山者の姿が。 4ピッチ目は、逆「く」の字に登って行くルートです。 たっくんは次も簡単だよと言いますが、取り付いてみると嘘ですよ。 やっぱり足がかりがなくって。 |
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▲ ううっやばっ どうしよっ | |||||||||||
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1ピッチ登る度に、景色が高くなってゆく。 たっくんや本間さんには絶景のようです。 |
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▲ 4P目終了点でピース | ▲ ぎゃ〜端っこ危ないよ〜 | ||||||||||
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【 5ピッチ目 】 20m W+ |
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自分の番を待ってる間は、心を落ち着かせて疲れた手足を休ませる。 クライミングって楽しいだろ、景色もいいし。 泣きたいはらっぱです。 |
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▲ 「楽しいだろっ」 「え〜ん」 |
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もう後戻りすることも出来ないので、上に登ることだけで必死なの。 |
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▲ リードの本間さん | ▲ シゴキかい | ||||||||||
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▲ 先が見えて、光明が射してきたぜ | |||||||||||
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【 6ピッチ目 】 30m V+ |
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きょうもまた初めて聞くクライミング用語がありました。 ん?ガバ ・・・ スメアリングで登らなければいけない場所が出てくる。 |
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▲ 簡単そう |
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壁に張り付いて、遠くの景色をボ〜っと眺める。 「こんなとこ来とうはなかった」 さあ頑張ろう、終了点も近そうだし。 |
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▲ こんなとこに何でいるんだろ私 | |||||||||||
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▲ ふ〜まだかい | ▲ しんがりも到着 | ||||||||||
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【7ピッチ目】 15m U |
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左側を回り込めば、階段状の草付きルート。 |
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7ピッチ目はおまけのピッチ。 一応念のため、アンザイレンのままですよ。 |
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▲ 草付きを登る | |||||||||||
▲ はい♪オール終了 | ▲ 西岳の屏風 | ||||||||||
終了点に着きました それでも、はらっぱの胸の内はスッキリ晴れない訳で。 |
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▲ おつかれさま | |||||||||||
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おいちゃんは、折角だから山頂まで行って来ようと言います。 ここ中央稜ピークが山頂と言うことにすればいいじゃんと思いましたが、みんなが行くのでトボトボ後からついて行きます。(笑) 少しでも余力を残しておきたかったのに ・・・ |
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▲ 西岳山頂へ |
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一般ルートではありますが、一応上級コースになっている岩稜歩き。 確かに頂稜の縦走はワイルドですよ。 やっぱり山頂はいいね |
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▲ 岩場は西岳の先に続く (西岳山頂より) | |||||||||||
▲ 若い本間さん | ▲ 両手に花前期高齢者 | ||||||||||
振り返れば、中央稜のスカイラインが眩しい。 さあいよいよ懸垂下降して、きょうの仕事は終わりにしようかね |
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▲ 中央稜スカイライン | ▲ クライマー3人 (ポレポレ隊の記録より) | ||||||||||
その前に、山頂から戻って来たら ・・・ まあいいや、気を取り直して下らなくちゃ。 |
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▲ 中央稜を見下ろすたっくん | |||||||||||
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こんな高い所からの懸垂は初めてです。 たっくんや本間さんはシュ〜シュ〜と下りちゃうんですけど、はらっぱは歩くようにゆっくりです。 |
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▲ 懸垂で下りる |
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もっと身体を後ろに倒してとか、ロープを強く握り過ぎだとか言われるんですけど ・・・ 怖いものは怖いんだよ 無理な注文するなっちゅうの |
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▲ はらっぱ行きます | |||||||||||
▲ はらっぱ50m大懸垂 | |||||||||||
▲ 懸垂2P目の支点 | ▲ おいちゃん | ||||||||||
懸垂2ピッチ目で、ロープの結び目がクラックに挟まって回収できず それ以外のトラブルはなく、全員順調です。 |
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▲ MHさん行きます |
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ロープいっぱいの1ピッチ50mの懸垂は迫力満点。 懸垂は、4ピッチに分けて下りてきました。 |
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▲ はらっぱ |
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それに、きょうは貸切チックなクライミングだったので、急かさず(あり得ない)急かされず、納得のマイペースで登れたのが最高の幸運。 これって普段の行いがいいから v(^^ |
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▲ これも | |||||||||||
▲ 本間さん | ▲ 最終懸垂支点 | ||||||||||
▲ たっくん | ▲ おいちゃん | ||||||||||
▲ 股峠 | ▲ 股峠にあった案内図 | ||||||||||
ニ子山は石灰岩の山です 道の駅の両神温泉は時間切れのためアウト。 お二人には本当にお世話になりました |
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▲ 無事帰還 | |||||||||||
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☆ レポ作成に当たり、たっくんから提供された写真をいっぱい使用しています。 この場を借りて、お礼申し上げます。 |
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