2010.07.11 (日)   K2Couple No.0279 

妙義 大の字
みょうぎ だいのじ(群馬県)
740m
はらっぱの懸垂下降トレ日記

コース最大標高差 : 300
コース累積標高差(+) : 360
コース累積標高差(−) : 360
コース距離 : 2.3 km
行動時間 : 4'10"

* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません

 はらっぱ懸垂トレーニング開始
  7:30 = 藤岡IC/上信越道/松井田IC = 8:10 道の駅みょうぎ登山者用P
 道の駅 8:20 ... 8:30 妙義神社 ... 9:20 大の字トレ 10:45 ... 10:55 11:00 ... 11:15 見晴台 ... 11:50 中間道 ...
 11:55 第一見晴 【L】 12:10 ... 12:30 道の駅
 道の駅みょうぎ登山者用P12:35 = 12:40 妙義温泉もみじの湯 14:10 = 松井田妙義IC/上信越道/藤岡IC = 14:50

大の字の場所

妙義温泉 妙義ふれあいプラザ もみじの湯 (¥500)

きょうはお昼から雨の予報なので、午前中だけ近場でザイルワークの練習をすることにした。
場所は、まだ記憶に新しい妙義山の奥の院に決定です。

おいちゃんの出勤時間と同時刻のゆっくり出撃です。
富岡付近は道路が濡れていて、夕べ雨が降ったようだ。

道の駅の上の登山者用駐車場に車はなく、一番乗りです。
こんな天気だからね。

 道の駅みょうぎはガランガラン

妙義神社の鳥居を潜って、横の階段を登っていきます。
前回は五月連休直後だったのでシャガの花が真っ盛りでしたが、きょうは
カンゾウやドクダミなどに入れ替わっていました。
【REPO】

旧宮様御殿や俳句碑を見つけました。
河野多希女さんの「雲に嶮し・・・」
何となく雰囲気は伝わりますが、意味は不明な訳でして(^^;
妙義山の桜まつりに合わせて全国俳句大会が開かれているみたい。

 妙義神社 随神門
 旧宮様御殿         ▲ 雲に嶮し 妙義ひぐらし 青の陣

登山道に入ると雨でしっとり濡れています。
湿度が高く蒸し暑いので、不快指数150%超。
おまけに急登が続くので汗が吹き出してきます。

小さな滝を見ながら登っていると、ブルとチェーンソーの音が次第に大きく。
ぶっとい木を切り出している最中でした。
こんな山中の急斜面にブル? ・・・ 何処でも登って来ちゃうんですね。

暑さに堪らず半袖シャツ1枚になる。
エッチラオッチラ登っていると、ぎゃ〜でっかいカエルが。

 急登の連続

そろそろ大の字かな?と思っている頃、上から単独さん♂が下りてきた。
雨が降ってきたので、大の字までで引き返してきたのだそうです。

そこから僅かな登りで鎖場が現れ、大の字下に着きました。
細かい雨が降っているので、奥の院は諦めここを練習場と決めます。
天気の崩れと時間の競争ですよ。

ハーネスを着けてロープを結んで ・・・ 準備が大変ですがワクワク。
家の柱で練習した懸垂下降をフィールドで試すときです。
嬉しいな

 おいちゃんをビレイする練習

ビレイヤーの手ほどきも受けました。
横が崖になっているので、まずはマストでセルフビレイをとって ・・・
それから私の新米ビレイで、恐る恐るおいちゃんが登ります。
心配しなくっても大丈夫だよ 任せろ!!ちょっと落ちてみ〜。

おいちゃんが上に着いて、今度は私が登る番。
誰にも強要はされませんが、自分の心掛けとして絶対に鎖を掴まないようにして登ります。

 登るよ〜
▲ ランニングのヌンチャクを回収しながら              ▲ あっけなく終了

大の字の周りにはオカトラノオが沢山咲いています。
驚いたのは、こんな所にニッコウキスゲの咲き殻がありましたよ。
崖の少し下にはまだ綺麗に咲いてるのもありますが、危なくて撮れません。

道の駅や温泉なども見えているけど、きょうは霞んでいてイマイチです。
見上げる白雲山も、ガスがかかったり切れたりして。
白雲山の岩場が神秘的に移ろっています。

 大の字のそばに咲いていたオカトラノオ
 白雲山の岩壁            ▲ 下の風景もぼんやり

さてお待ちかねの懸垂下降のトライです ドキドキ。
生まれて初めて挑戦するはらっぱです。

これまでは、たっくんに下ろしてもらってたの(^^
実を言うとちょっと不安ですが、ルベルソキューブさんお願いね。


 ビレイデバイスはATCガイドとルベルソとで迷った
 けどお師匠たっくんと同じペツルにしたよ。
 ちょっと軽いしね。

 手順を確認してGO

 チェックは入念に   ▲ ルベルソキューブ
最初はおいちゃん はらっぱ行きま〜す 下から見たはらっぱ
                     懸垂下降の練習を繰り返す

下を見ると怖いのに、ザイルで下りる時は不思議と怖くない(^^
おお、これは楽チンだわ〜(笑)
これは優れものですよ。

また雨が落ちてきたので、練習は切り上げて辻を廻って帰ることにします。
ところがザイルを引いても回収できません
おいちゃんが登って確認したら、岩の間に挟まってるって ・・・ 微妙。
湿っぽいせいかザイルの流れが悪い。
支点を変えてまた下りてきました。

 大の字のまねっこ

誰も来なくて良かったね。
雨が上がれば奥の院まで行くかもです。

辻に着くと別の単独♂がいました。
妙義山には、よく登っている方らしい。
この時期になると裏妙義はヤマビルがいるので、表妙義に来たそうです。

この方も雨のため上に行くのを諦めて、周回して帰るとのこと。
そうだよね、危ないよね。
私達も一緒に中間道に下ることにします。

 中間道へ

結構急な道をどんどん下っていきます。
このコースは初めてです。

鎖を使って下りたり、岩場を乗り越えたり。
鎖場は「蟹の横ばい」のような場所もありますよ。
雨で濡れているので、滑らないように慎重に歩きましたけど。

 岩場の下り
▲▲ 湿っぽくて微妙に滑るけど、とりあえずピース

この道沿いにも「第一見晴」という岩場がありました。

大きな岩を乗り越える場所から、さっきまでいた「大の字」が垣間見えます。
ここと同じくらいの高さですかね。
危ないところに作ってあるんだよね。

 大の字が見えた

更にどんどん下って中間道に合流。
でも、妙義神社に帰るまで全く人の気配はありません。

気の抜けないコースですが、楽しい道でした。
すぐそばに中間道の第一見晴があったので、金鶏山や金洞山、石門の奇岩をおかずにここでランチにします。

 大の字から中間道に出たところ

中間道をポコポコ歩いて、大きな杉の木が目に付くようになると妙義神社はすぐそこです。

きょうは花は殆どなく、人にも殆ど会わず、ただ目についたのは数種類の珍しいキノコでした。

 げっ (--; 怪しい
 珍しいキノコたち キノコと一緒にすな
 おつかれさまでした           ▲ もみじの湯から白雲山

もみじの湯の駐車場から大の字を見上げます。
ありゃりゃ、ガスがどんどん湧いてきて山頂を隠してしまいました。

お風呂から出たら腹減った〜。
と言うことで、おいちゃん・ざるうどん、はらっぱ・中華丼を食す。
食べ終わったおいちゃんは、速攻寝込んでました。
私は麦茶を飲んで、近くで遊んでいた幼児をかまって過ごします。

チョッと雨足が強くなってきたので、おいちゃんを起こして家路につきます。
この頃には、大の字も見えなくなっていた。

参議院議員選挙投票日。

 小雨そぼ降る 露天風呂