2009.05.02 (土)   K2Couple No.0227 

谷川岳一ノ倉沢
たにがわだけ いちのくらさわ(群馬県)
885m
孫連れで新緑の遊歩道ですってば

コース最大標高差 : 170
コース累積標高差(+) : 270
コース累積標高差(−) : 270
コース距離 : 7.5 km
行動時間 : 4'05"

* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません

 送電鉄塔の下まで登って
  9:15 = 高崎IC/関越道/水上IC = 10:40 谷川岳ベースプラザP
 谷川岳BP 10:50 ... 11:30 送電鉄塔 【L1】 12:00 ... 12:15 マチガ沢出合 ... 12:40 一ノ倉沢出合 【L2】 13:50 ...
 14:15 マチガ沢出合 ... 14:55 谷川岳BP
 谷川岳ベースプラザ15:20 = 15:35 湯テルメ谷川 16:40 = 水上IC/関越道/高崎IC = 17:45

  谷川岳一ノ倉沢の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

谷川温泉 湯テルメ谷川 (¥550)

夕べ息子が孫(上の二人)を連れてやってきた。
孫は山に行くつもりで、二人共リュックをしょって来ましたよ。
二番目の孫BLUE君はトレッキングデビューなので気合が入ってます。
4歳と7歳でも危なくない一ノ倉沢へ行くことに決めていました。
仕事がお休みのREIREIも付き合ってくれるって。

連休入りで混雑が予想された高速でしたが、いつもより多いかな程度。
ネットの渋滞情報は正確です。
何はともあれ良かったぁ。

 谷川岳登山指導センター

ロープウェイに乗って天神平へ行く人の方が多い。

僕達あれに乗らないの?(ギクッ)
お金がもったいないから歩いて登ろうね (^^; 登山だし ・・・
そっか山登りだよね。
(ホッ)
私達と同じように、旧道を歩いていく人もチラホラといます。

いつものところの山桜が満開です。

 山桜(?)が満開

西黒尾根登山口を過ぎれば道も平坦になり、勝手気ままに歩きます。
子供は先に行ったり、遅れてみたりで嬉しそうだが、何をしでかすか解らないので落ち着きません。

一ノ倉沢道路(国道291号)は車両規制しているので、車の心配はない。

 チョロチョロしないの

山側斜面にはショウジョウバカマが咲いています。
去年のイワウチワの群生は見事でしたが、
【REPO】
今年は少ないようです。
例年になく春の訪れが早いせいもあるのかも知れません。

もう終わりかけの花だったり、先日の寒波で痛んでしまっていたり。
まだ綺麗な花を探しながら歩きます。

 イワウチワさん、また来ましたよ

一ノ倉沢まで殆んど平坦な道です。
山登り気分を盛り上げるために、送電鉄塔まで登ってみよう。
本日の最高点915mです。

 足元に気をつけてよっ

イワウチワが群生していますが、去年より少ないみたい。
もっとも子供は全然興味ないようですけど(^^;

特に危険なところもないので、好きなように歩かせてみる。
登ることだけに必死になっている二人の様子がおかしかった。

 トップを行く二人
クリックで拡大

アズマシャクナゲはまだほとんどが蕾です。

何だか季節が変?
ムラサキヤシオも全然咲いていません。
タムシバだけはあちらこちらで咲いていましたが、残念ながら近づけるところにはありません。

 咲き始めたアズマシャクナゲ
クリックで拡大
 一ノ倉尾根が見えてきました  イワウチワの葉ボロボロ  岩壁登攀
 蕾です  もう少しで咲きそうですが  シャクナゲの下に咲くイワウチワ
クリックで拡大

鉄塔で休憩。
早速リュックを開いて行動食(おやつ)を楽しみます。
花より団子です

谷川岳の稜線がきれいですよ。
マチガ沢が突き上げたところに、トマの耳とオキの耳の本峰。

 マチガ沢と谷川本峰

大人の二人はビールを飲みながら何やらヒソヒソ話。
昔のお父さんと子供が、今ではおじいちゃんとパパになってしまいました。

 ビールを飲みながら仕事の話でしょうか

展望を楽しんだら元の道に下ります。

登りは一人で登りましたが、下りは危険なのでPURP君はおいちゃんとBLUE君は息子と手を繋いで慎重に下ります。

 下りは慎重にね
 イワウチワの群生  待って〜速すぎるよ  短い命、頑張って咲きな
 新緑の旧道に戻りました  ガラガラガラ除雪車が下りてきた  雪塊に乗って大はしゃぎです
ツルシキミ キクザキイチゲ エンレイソウ  蕗の花
イワウチワ ショウジョウバカマ オオバタチツボスミレ  木(?)

青空が広がっています。
木々の間からは湯檜曽川を見下ろし、対岸には白ヶ門や笠ヶ岳が美しい。

新緑の彼方に湯檜曽川源流の山々が白く輝いて見えるが、子供達の関心は自分の身のまわりにしか及ばないようだ。

 白ヶ門と笠ヶ岳
クリックで拡大

マチガ沢です。
左岸に聳えるシンセン岩峰が森林限界からそそり立っている。
今年は雪が少ないようです。

写真撮るから集まって〜。
ようやく収まったまともな写真です。

 マチガ沢に着きましたぜ〜
 マチガ沢の雪解け水  少しでも高いとこが好き  PURPとREIREI姉ちゃん

マチガ沢を過ぎると、武能や蓬峠の稜線が見えてきます。
山桜が咲き誇っていました。

 山桜と残雪

わっ、猿だ〜。
サル?ほんとだお猿さんだ。
僕の方見てる。
あっちにもいるよ。
ガン付けちゃだめだよ、向かってくるから

谷側斜面と木の上に猿がいました。
猿軍団の登場です。
親子が道を横切って山側に移動しています。

 文句あっか
クリックで拡大

猿騒動の興奮が収まらないまま、東尾根の張り出しを左に廻りこむと、マチガ沢より一段とスケールの大きい一ノ倉沢の岩壁が目に飛び込んできました。
瑞々しい緑と岩壁を埋める雪渓が織りなす景色には圧倒される。

目的地の一ノ倉沢に到着です。
去年は雪の回廊が出来ていたので、孫にも見せたかったのに残念。
この先幽ノ沢まで行く人が多い。

 着いたぞ〜

でも、私達はここで靴を脱いでゆっくりします。
子供の足ではこれくらいが限界の道のり。

沢に入って水で遊んだり、雪を丸めたり。
ボンベでお湯を沸かしたり、ラーメンをたべたり寝ころんだり ・・・
全てが新鮮な体験です。

 一ノ倉沢で最高のランチタイム           ▲ 雪渓歩きも練習したし
 ランチのあと待望の自由時間

クリックで拡大

沢を埋めた雪渓を登ってみると、直径50センチくらいの穴が開いている。
近くに寄ったら危ないよ
5〜6メートル、いやもっとあるかも知れません。

みんなが休憩している広場が見えます。
お〜い!!

 一ノ倉沢出合の広場

ゆっくり楽しんだので、そろそろ帰ろうか2時だし。
記念に雪壁に顔型を押し付けてきました。
はっはっは、顔泥だらけだよ。

BLUE君は下りのエキスパート。
速いの何のってとっとことっとこ走って行って、息子が後を追いかけます。
二人ともすぐに見えなくなってしまいました。

PURP君はゆっくりだらだらマイペースです。
全く足並みが揃いません。

 雪壁に顔面レリーフを残そう大会
 下りはだるいね  新緑の山裾に掛かるRW  谷川岳ベースプラザ

私はいつものペースで、帰りも花や展望を楽しみながら帰ってきました。

あ〜暑かった。
日に焼けたじょ、見て見て。
ベースプラザに着いてソフトクリームに一目散。
食堂外のテーブルで、そよ風に吹かれながら反省会です。

 外のテーブルでソフトクリーム大会

ほんじゃ次は温泉だ〜。
安いとこ行こう。
湯テルメにしよう。

連休の割には、それほど混んでいなかったので良かったね(^^)

水上の町は今、桜や水仙、雪柳などの花が綺麗です。
帰りの高速も普段と変わらず混んでいません。

残りのパンやおにぎりを食べながら、無事に孫連れトレッキング終了。

 湯テルメ谷川の露天風呂