2008.02.16 (土)   K2Couple No.0186 

北横岳
きたよこだけ(長野県)
2,480m
山とスキー、坪庭で吹かれる

コース最大標高差 : 730
コース累積標高差(+) : 305
コース累積標高差(−) : 850
コース距離 : 6.7 km
行動時間 : 3'40"

* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません

 雪の造型 坪庭から見た雨池山

  7:15 = 藤岡IC/上信越道/佐久IC = 9:20 ピラタスRW駐車場 《RW》 9:50 RW山頂駅

 ピラタスRW山頂駅 10:10 ... 坪庭分岐 ... 三ツ岳分岐 ... 11:00 北横岳ヒュッテ 11:10 ... 11:25 北横岳南峰北峰 11:40 ...

 11:50 北横岳ヒュッテ 【L】 12:20 ... 坪庭 ... 13:00 RW山頂駅 13:30 ... 《滑降》 ... 13:50 RW駐車場

 ピラタスRW駐車場 14:10 = 14:30 蓼科温泉 15:20 = 16:30 TORA 17:15 = 佐久平SIC/上信越道/藤岡IC = 18:15


  北横岳の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

蓼科温泉 蓼科高原ホテル (¥600)


 ダボスから根子岳にスキーに行こうと思ってネットで調べると、安全点検のため今シーズンのヘリ輸送は中止らしい。
 従って根子岳ダウンヒルコースは整備されていないという。
 私達はゲレンデ並のところでないと滑れないので、山登りとスキーの両方楽しめるピラタスの北横岳に行きます。
 おいちゃんは四年前に悔しい思いをしたのでリベンジです。【REPO】

 八風山トンネルを抜けて佐久平に出ると、またもや一面の雪景色です。
 浅間連山や霧ヶ峰、美ヶ原は晴れているが、八ヶ岳はどの頂も雲がかかっている。
 浅間がいいんじゃない ・・・ と誘っても全く聴く耳をもたず、どんどん蓼科に向かって車を走らせるおいちゃん。
 戌年生まれなのに猪突猛進なのだ。

R142を左折し立科町から登ると間もなく道路が白くなる。
昨日雪が降ったので、作業中の二台の除雪車に遭遇。
圧雪道路で走りやすい。

順調にピラタス蓼科スノーリゾートの駐車場に到着です。
スキーを抱えてRWの片道切符(\900)を購入、タイミングよく待ち時間なしで乗り込みます。
そしてゴンドラ車内放送 ・・・
「今朝のピラタスの気温はマイナス19℃、今日は陽が射してもあまり温度が上がりません」

 蓼科山が見えてきました
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さて、山頂駅にスキーをデポして北横岳をめざします。
同じゴンドラにも数人登山者あり。
そして坪庭に登り始めている人達も見える。
足元はアイゼンあり、ワカンあり、スノーシューありで様々でした。

坪庭には、それぞれのアングルを狙った写真家も数名いた。
標高が2240mあるので、気軽に冬山景色をカメラに収めることができる。

北横方面は相変わらず雲が流れていて、風も冷たい。
自分達が山頂に立つ頃には雲も取れて無風の快晴さ ・・・とあくまでも前向きなおいちゃんです。

 坪庭を行く登山者


 縞枯山の麓には霧氷が張り付いている。
 坪庭の木々は雪の造型となり、写真家の格好の被写体です。

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 展望台の標識にはエビのシッポ               ▲ 雪の造型
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坪庭は風が強いため、風紋がよく発達していて綺麗です。
強い風は、前を歩いた人の足跡も消していた。
コースには、これでもかと言うくらい案内の柱が立っています。

荒涼たる雪原が広がっている。

 坪庭分岐から北横へ踏み込む

横岳の斜面は樹林の中なので、風もなくなり暑くなってきた。
展望を欲しいままに、立ったままエネルギー補給です。

だんだんと眺めが良くなっていきます。
右前には両神山、その右に奥秩父の山、南八ツの山並み。
そして堂々たる南アルプス。
何度も見ている景色ですが、素晴らしい眺めですよ。

 北横に取り付き、展望の良いところで休憩
                       ▲ ピースかい
                        ▲ 坪庭の向こうに縞枯山、南八ツ そして南アルプス 気持ちいい展望
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                  北八ツの森に囲まれた北横岳ヒュッテに到着                            ▲ 雪が重そう
モンスターの樹林帯の中をひと登りで北横岳ヒュッテに到着。
外には誰もいません。
浅間山が見えます。

ちょっと休憩して、山頂へ向かうぞ。
急登を頑張ればすぐそこなのだ。

 山頂直下ガンバレ
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南峰から蓼科山の雄姿を拝みます。
北アルプスは見えなかった。
写真を撮って北峰へ向かう。
しかし、この風何とかならんのかね〜。
マイナス20℃のモノクロの世界。

たまに雲が切れて陽が射しますが、こんな筈じゃなかった訳で。
青空に?マークが浮かんで見えた。
ピラタスの天気予報は、終日 無風だったのに (^^;
納得いかないおいちゃんでした。

 後続partyが登ってきた

                               ▲ 遥かに南アルプス
                      ▲ 蓼科山をbackに北峰ピークでツーショットですよ
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 北峰に登り上げる(青空が?マークだよ)           ▲ 蓼科山 vs おいちゃん
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 浅間山            ▲ 南八ツの山が連なる
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北峰には三人いた。
南峰と同じように360゜見渡せる。

寒いので写真を撮ってすぐ退散だ。
と思ったのに、おいちゃんが必死になって煙草に火を付けている
何もこんな状況で吸わなくてもいいと思うけど ・・・
山頂の一服らしい。

 そろそろ帰ろうか
 少しは風も収まって楽勝です      ▲ またやってるよ(私もやっちゃいましたけど)
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山頂から少し下ったところから、尻セードで下ります。
ちょっと傾斜が物足りないけど、速い速い
あっという間にヒュッテ着。
先客がいい場所を確保しているためヒュッテの横でランチタイムオープンとなったが、結果的に場所が悪かった。

風の通り道だったらしく、コンロの風除けに苦労する。
風に吹かれ舞い上がる雪煙に晒され、手も鼻水も凍りそうだった。
はらっぱは手袋の中にホカロンを補充です。

 この中は静かで暖かい
                            ▲ 坪庭の雪原で吹かれまくる
 どこまで行っても              ▲ 吹かれる不運
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午後なのにまだ登ってくる人に何人か出会います。

坪庭まで戻ってくると、風の吹き方が一桁違っていた。
吹かれるままに身を任せる。
ブァ〜ビュー前を向いてはいられない。

風が収まれば今のうちだ〜と前進します。

 縞枯山
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雪煙の中を頑張って、ピラタス山頂駅に辿り着きます。
二階の休憩室で休憩がてら登山モードからスキーモードにスイッチ。
いよいよ念願のスキー滑降です。

中級のゲレンデらしいので私達には丁度良い。
お互い写真を撮りながら15分で滑り下りた。
楽しかった(^_^)
どこの山もこうなっていればいいのにな (^_-)-☆

おいちゃんは一回派手に転んだ

 楽チ〜ン

蓼科高原ホテルに寄り、汗じゃなくて疲れを落とします。
落ちないけど (^^;

女神湖の氷上に車が数台あるじゃありませんか ・・・
湖に張った氷の上にコースが作られていて、走り屋がドライブテクニックを競い合っていた。すごっ。

ザックに入れていたお茶のペットボトルを飲もうとしたら、凍っていた。

 ピラタスリゾートから北横岳


 シャーベット茶を飲みながら、途中でたこ焼きを仕入れて息子の家に寄る。
 真ん中の子の三歳の誕生祝を届けるためだった。
 ありゃ、庭は雪の山。
 孫いじりして時間を潰します。
 お嫁さんにバレンタインのチョコを貰って、おいちゃん超ご機嫌 でした。