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■ 8:10 = 室田 = 9:20 榛名湖町営駐車場
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榛名湖町営駐車場 9:40 ... 11:00 掃部ヶ岳 【L】 11:45 ... 12:10 硯岩 12:20 ... 12:45 榛名湖町営駐車場
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榛名湖町営駐車場 12:50 = 12:55 榛名吾妻荘 13:40 = 湖畔の宿記念公園 = 室田 = 14:55 ■
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榛名掃部ヶ岳の場所
この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔) |
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はるな温泉 榛名吾妻荘 (¥500) |
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今日は山はお休みの予定だっのに、朝になっておいちゃんから突然TEL。
雲ひとつない青空に誘惑されて、仕事は後回しなんだって ・・・
そんなんでいいのかいな?
準備をして出発。
ん? ぎゃ〜 目的の赤城山は雪雲に覆われて姿見えず
吹かれるのを覚悟で黒檜の雪を楽しむか?
それとも綺麗に見えている榛名で温泉三昧にするか?
難しい選択を突きつけられて、車は徐々に榛名山へ向いていった。
へなちょこparty 。
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▲ 高崎聖橋交差点付近より榛名山 |
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湖畔の広い無料駐車場には車が一台もない。
今日も私達だけ
と話しながら歩き始める。
さらさらの雪面には幾つかの新しい足跡が残っています。
例年に比べて雪が少なく、登山道の土が出ている所もあった。
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▲ 吾妻荘の横から登りはじめます |
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尾根に登り着くと、硯岩分岐に四つのザックがデポしてある。
つまり硯岩に四人寄り道している。
先客に失礼して、私達は先に山頂へ行くことにします。
ここは風の通り道で、いつも風が強いのだが今日は穏やかです。
尾根上も雪が少ない。
熊笹の葉っぱが雪の上にボサボサ出ている。
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▲ 硯岩分岐から広い尾根上を行く |
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太田から来たという単独男性に追いつく。
みんな吾妻荘に車を置いてきたのだろうか。
この方も、赤城に向かったが雪が降っていたので榛名に変更したとのこと。
何気に仲間意識が芽生えます。
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▲ 樹間から見える榛名富士 |
▲ 尾根が狭くなると山頂も近い |
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山頂から北は潅木のため展望はありませんが、西には浅間隠山を従えた浅間山が、でぇ〜んと構えています。
美しくも気高い浅間山です。
南には秩父連山と西上州の山々、八ヶ岳や南アルプスまで見えます。
富士山頂が奥秩父の山の上にチョコっと出ていました。
赤城方面は相変わらず雪雲の中ですが、こちらは風も収まり暖かい陽ざしが降り注いでいます。
太田の人と話しているうちに、ダブルカップルの四人が登場しました。
みんなで山座同定 (^^
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▲ 真っ白い浅間山と浅間連山 手前には浅間隠山 |
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▲ 榛名山最高峰から眺める箱庭的風景 |
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カップラーメンを鍋で煮込みます。
サンドイッチも食べる。
雲が流れて陰になると寒いけど、陽ざしはぽかぽかと暖かい。
山を眺めてのんびりだらだら得意技。
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▲ のどかな山頂で一服 |
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さてと、今日の主目的を忘れてはいけません。
温泉めざして下山です。
そこそこの斜面は尻セードで下る。
でも何か上手くいってないんじゃないかい ・・・
下っている間にだんだんと雲がはびこり、山頂は怪しくなってきた。
風も出てきたぞ。
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▲ いちおう尻セードでちゅ |
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歩いたり滑ったり ・・・ アッという間に硯岩分岐に着く。
往路でスルーした硯岩に登ります。
榛名湖を真下に見下ろせる絶好の展望台です。
榛名湖は疎らに氷が張った状態で、ワカサギ釣りは解禁にならない。
氷の上にカラフルなテントがないのは寂しい。
凍った榛名湖に初めて乗ったのは30年前。
氷が温度変化でミシミシゴ〜ンと不気味な音を発していた。
レイクホテルに泊まって、子供達とスケートをしたりワカサギの穴釣りを楽しんだりしたことが懐かしく思い出されます。
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▲ 硯岩から榛名湖を見下ろします |
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▲ 温暖化の影響か凍結しきらない榛名湖 (オレンジ屋根はレイクホテル 青屋根は吾妻荘) |
硯岩を下る頃には、いつものように冷たい風が吹いてきた。
急いで下って、温泉はいつもの榛名吾妻荘だ。
ここは空いているし、お風呂からの眺めも絶品なのでお気に入りの温泉の一つです。
明るい開放的な風呂の湯面に、大きな榛名富士の影がゆらゆらと漂っていました。
留守番のお婆ちゃんに、栗の甘納豆をお土産に買って帰ります。
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▲▲▲ 吾妻荘5F展望風呂を飾るオブジェ3題 |
吾妻荘のロビーには、榛名山にまつわる大塚久枝さんの切り絵がたくさん展示してありました。
切り絵って、落ち着いたノスタルジックな雰囲気が何とも言い難く大好きです。
帰り道に「湖畔の宿」記念公園に寄ります。
往年の大ヒット曲『湖畔の宿』(作詞/佐藤惣之助 作曲/服部良一 歌/高峰三枝子)は、作詞 した佐藤惣之助の手紙から榛名湖をモデ
ルと していたことが判明し、それを記念して設置したらしい。
群馬県出身の彫刻家、分部順治氏制作の乙女の像が、モニュメントとして設置されています。
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【 湖畔の宿 】
山の淋しい湖に
一人来たのも悲しい心
胸の痛みに耐えかねて
昨日の夢と焚き捨てる
古い手紙の薄煙り
水に黄昏迫る頃
岸の林を静かに行けば
雲は流れて紫の
薄きすみれにほろほろと
いつか涙の陽が落ちる |
▲ 湖畔の宿歌碑(前に立つとメロディーの自動演奏) |
▲ 乙女の像 |
ああ、あの山の姿も湖水の水も、静かに静かに黄昏れて行く・・・
この静けさ、この寂しさを抱きしめて私は一人旅を行く
誰も恨まず、皆昨日の夢と諦めて、幼子のような清らかな心を持ちたい
そして、そして、静かにこの美しい自然を眺めていると、ただほろほろと涙がこぼれてくる
( 湖畔の宿のセリフですよん )
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