2007.07.01 (日)   K2Couple No.070 

浅草岳
あさくさだけ(新潟県・福島県)
1,586m
ヒメサユリは霧の中で、お待たせ〜

コース最大標高差 : 676
コース累積標高差(+) : 755
コース累積標高差(−) : 755
コース距離 : 7.6 km
行動時間 : 6'35"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 雨に咲くヒメサユリの花
  22:35 = 高崎IC/関越道/小出IC = 1:00 浅草岳温泉大自然館 【車中泊】 5:45 = 6:00 ネズモチ平登山口P
 ネズモチ平登山口P 6:30 ... 7:30 【L1】 7:40 ... 8:55 前岳の肩分岐 ... 9:30 浅草岳散策 10:10 ... 10:15 桟敷 【L2】 10:45 ...
 11:00 前岳の肩分岐 ... 11:25 カヘヨノボッチ ... 12:30 桜ソネ登山口 ... 13:05 ネズモチ平登山口P
 ネズモチ平P13:20 = 13:45 寿和温泉 14:30 = 六日町IC/関越道/高崎IC = 17:20

  浅草岳の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

旧入広瀬村 寿和温泉 (¥500)


 今年こそヒメサユリに会いに行こうと、先月から話していた。
 「babaの4989山日記」のhirameさんのレポによれば、ヒメサユリドンピシャの頃です。
 守門岳にしようか浅草岳にしようか悩んだ末に決めたのは浅草岳です、決め手はラクチンだからと言うだけ。
 魚沼市の旧入広瀬村に入ると小雨が舞って道路が濡れている。
 曇り時々晴れという明日の天気予報を無理やり信じたいのだが。
 不安な夜を前回と同じ場所
(閉館中の大自然館)で迎えます。
 中越地震を忘れないためにセットした平原綾香のジュピターで目覚めたら ・・・ うっそ〜
 また今回も展望は駄目そう。
 いいさ、ヒメサユリに会うのが目的だもん。

6年前は桜ソネPまで入れたが 【REPO】
現在はネズモチ平に大きな駐車場ができていて、それ以上は車進入禁止。

駐車場には既に15台位停まっているし、大型バスもいる。
トイレは水洗で随分様変わりしていた。

雨が断続的に降っていたため、カッパを着て出発です。
神奈川から遠征のハイキングクラブの人達と一緒に登る。
ネズモチ平の登山口から登り(ブナソネコース)、桜ソネに下るつもり。

 ネズモチ平コースの急登

白崩沢を左岸に渡って、そこそこの登りが続きます。
小雨も、降ったり止んだりしている。
暑さに耐え切れず、カッパの上着だけ脱いでしまう。

全体的に花も少なく、中間地点からは急な登山道で汗をしぼられます。
ガスで真っ白 ・・・ 何も見えません。
雨でズルズルのブナ林の急登を、フウフウ言ってやっと前岳分岐に着く。

雨天時の下りには使いたくないコースだ。
おまけにはらっぱは虫の猛攻にタジタジです。

 一本立てる神奈川HCさんを残して

前岳肩の分岐から上には大きな雪田が残っています。

ガスで全く視界がないので、薄いトレースを辿ってトラバース気味に登り始めたが、転んだらヤバそう。
結局直登してみたら、雪渓上部は平らになっていてトレースもあった。

 前岳トラバースの雪田を行く

雪渓を下って木道に出る。
雨で濡れた朽ちかけの木道に神経を集中して歩いた思い出があるが、今は新しくなっていた。
あの時はおまけに木道が傾いていたので恐ろしかったよ。

木道を進むとヒメサユリがぼちぼちと登場します。
良かった咲いてて。
とっても優しい色です、嬉しいよ〜 白山で初めて見て以来です。
白い蕾のヒメサユリをいっこ見つけました。

 浅草岳に続く木道

天候が良くないせいか、山頂はまだ静かだった。

人目もはばからず、山頂標識でティカータスポーズに挑戦です。
あれ? トシちゃんポーズになっちゃってる〜。
・・・・ (^^;

見ていたおっさんが親切心で、二人で撮ってあげましょうか?
ありがとうございます。
でも珍しくもない二人ですから辞退。

 浅草岳山頂でポーズ

山頂を越えて入叶津側に少し下ると、登山道沿いにヒメサユリがきれいに咲いていた。
写真撮りまくり大会です。

▲ ヒメサユリ on parade

おいちゃんが崖っ淵に咲いているヒメサユリを撮りにいって、崖下にシラネアオイを発見する。
藪を漕いでまで、シラネアオイを撮りに行く必要あるの?
大満足の二人は山頂に登り返し、直下の桟敷まで下ってランチタイムオープンです。
この頃は雨も上がっていたので、のんびりくつろぐ。

私達が食事中にも次々と登ってくる。

 何撮ってんの?

山頂付近の混雑も本物になってきたので、下山を開始します。

前岳の雪渓には、泥登山靴の跡で真っ黒くコースができていた。
肩の分岐を桜ソネコースに下る。
分岐を下った所に又大きな雪渓があった。
メッチェン四人組がルートが分からず立ち往生しています。

桜ソネコースは、要所要所に立派な木道が整備されている。

 さてそろそろ下山です
 朝白かった雪も黒くコースが ・・・         ▲ 桜ソネとネズモチ平の分岐付近

登りコースと違って、こっちのコースには綺麗なヒメサユリがいっぱい。

天候は回復基調にあるようだが、展望などは相変わらず望めず。
花を眺めながら、知り合った人達と霧雨の中を下りっこ競争。
ゴゼンタチバナやマイヅルソウの絨毯です。

ツバメオモトやサンカヨウは終っていた。

 桜ソネコースのヒメサユリ(カヘヨノボッチ周辺)
ゴゼンタチバナ ウラジロヨウラク マイヅルソウ コイワカガミ
タニウツギ ベニサラサドウダンツツジ コシジオウレン シラネアオイ
トキソウ アカモノ オノエラン ショウジョウバカマ

木道のない所はやっぱりグチャグチャ道です。
石ころに根っこに丸太を転がした粘土道。
滑るものが揃っているので、おいちゃんが何かやらかす予感がした。

ワッ! 振り返ると、おいちゃんが思いっきり滑って飛んでった。
藪の中で逆さまに亀さんになってました。
崖でなくて良かったよ。
(危険な所ではこんなパフォーマンスしませんから!)

悪路が続くので、余計長く感じる下りだった。

 登山道は雨でグチャグチャ

鐘を鳴らして、無事下山に感謝します。

桜ソネ登山口は昔のままだった。
今頃になって陽がさしてきた。
でも山の上は相変わらずガスっている。

 浅草の鐘

少しだけ残っていた蕨を採りながら、ネズモチ平まで林道をポコポコ帰るのでした。
登り始めが一緒だった神奈川のハイキングクラブに追いつく。
男2人女6人の彼等は、昨日守門で今日浅草だって。

二重遭難の碑に寄ってお参りします。

予定の時刻に駐車場着。
隣に駐車していた新潟の奥さんから、握っていた蕨を譲って戴く。
弥彦や角田山の話をして、お別れしました。

 遊びながら林道を戻ります

守門岳に登った時に入った寿和温泉の露天風呂に飛び込む。
飲んだわけではありませんが、しょっぱかった。
空いてて貸切状態。

関越道の帰りは、ETC通勤割引をゲットするために距離調整、時間調整。
六日町-高崎間は99.9Kmという絶妙な距離です。
往きは深夜割引、帰りは通勤割引を首尾よくゲットした。

 寿和温泉の露天風呂は貸切