2007.06.16 (土)   K2Couple No.0169 

横岳
よこだけ(長野県)
2,829m
ツクモグサを訪ねて、予期せぬ絶景展望

コース最大標高差 : 1,076
コース累積標高差(+) : 1,085
コース累積標高差(−) : 1,085
コース距離 : 8.5 km
行動時間 : 10'00"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
▲ 初々しいツクモグサです

  22:40 = 藤岡IC/上信越道/下仁田IC = 内山峠 = 1:00 八ヶ岳高原杣添尾根登山口P 【車中泊】

 登山口P 5:20 ... 5:40 南八ヶ岳林道出合 5:50 ... 7:20 【L1】 7:40 ... 10:00 三叉峰 10:10 ... 10:45 横岳 11:00 ...
 11:30 三叉峰 【L2】 12:00 ... 14:50 中沢出合 15:00 ... 15:20 登山口P
 登山口P15:30 = 16:05 南相木温泉 16:45 = ぶどう峠 = 上野村 = 下仁田IC/上信越道/藤岡IC = 18:40


 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

横岳の場所

南相木温泉 滝見の湯 (¥350)


 わっ凄〜い。
 八ヶ岳高原海ノ口自然郷(別荘地)の杣添
(そまぞえ)尾根登山口に着くと、針葉樹林に開けた空には想像を絶する星の数。
 関東甲信越地方は一昨日入梅したはずなのに、どうなっちゃったんだあ。


登山口に近づくほどに気温が下がり、外気5℃の中で久しぶりの車中泊。
駐車場には、すでに三台停まっていた。

シュラフに入って、寝ながらに車の窓から見上げる星が近くて綺麗です。
星の数が多過ぎて、どれが何座か全く分かりません。
八ヶ岳の空に横たわる天の川にまどろみ、いつしか深い眠りに落ちる。

 八ヶ岳高原を飾る満天の星ショー

4:30のアラームで目が覚めます。
3時間の仮眠なので、二人ともモソモソするばかりで、起き上がる気力なし。

駐車場には7台止まっていて、我が隊が愚図っているうちに、ほとんどの人が先に出発してしまった。
サンドイッチで腹ごしらえして出発です。

一応、登山計画書を投函する。

 登山者届け 右奥が登山者用駐車場

ピーカンの秋空(?)空気が乾いて澄んでいます。
気温は12℃と暖かい。

クマザサの茂る別荘地の横を歩いて行き、遥かな稜線を垣間見ながら、池と東屋(資材置場)のある広場に出る。

 北沢堰堤と横岳稜線

ここから本格的な登山道です。
いきなりの急登だ。
太くて大きな木は倒れていて、細くて若い木ばかりです。
岩山の八ヶ岳では、根が地下に張れず岩の上にある(根上がり)ので、倒れやすいのだそうだ(おいちゃんの話)。

どんどん高度をかせぎ、振り向くと樹間に金峰山や両神山が見える。

雪はもう解けたんだね・・と話しながら登って行くと、ありゃ雪が出てきた。
徐々に雪が多くなります。

 北八ツの森を連想させる林床

言葉を交わしながら一緒に登っていた、埼玉のご夫婦の旦那さんの姿がなくなった。
リタイヤなんだって。
タフな奥さんだけが、独りで雪の斜面を山頂めざして登って行く。
これって何か凄すぎない?

この奥さんは毎年この時期に杣添尾根を登っているらしいが、これだけの残雪は初めてだと話していた。
4月の季節はずれに降った雪の影響なのでしょう。

 残雪が少しずつ出てきた

わっ、富士山だ。
今回はおいちゃんが先に見つけた。
いつも私が先に見つけてしまうので、何気に嬉しそうです
(単純)

いつ見てもどこで見ても素晴らしい日本のシンボルです。
今日はくっきりと見えた。

 富士山を見つけて自慢するおいちゃん

少しばかりの雪は覚悟の上だが、2400m付近からベッタリ付いている。
うっそ〜。
勘弁してくださいよ。

雪の斜面に突入して、ペースダウンします。
日差しは強いが、吹く風は冷たく気持ちがいい。

 なにくそっ

樹林帯を抜けたところで残雪も消え、いきなり大きな赤岳が全容を現す。
ひゃ〜嬉し〜い

富士山もきれいに裾を引いています。

 富士山
                         ▲ いつまで見ていても飽きない主峰赤岳
 南方面の山並み

私達が休んでいる間に、後から来た人がどんどん追い越していく
でかい赤岳をいつまでも眺めて休む二人です。
ちょっと崩れた山姿が粋な三人娘(3、40代?)も一緒に休む。

今日のツクモグサ山行は、かねてからの計画。
美濃戸からにするか、杣添尾根から直接登るか迷っていたが、家からのアクセス、梅雨時なのでどうせ展望は得られない、未踏コース等、諸般の事情を考慮して、このコースにしたのだった。
何気に、sanae 隊 の追っかけです。

 三叉峰までハイマツ帯の最後の急登

わっ凄〜い
三叉峰に着くと、雲ひとつない澄んだ青空の下に広がる大展望。
誰がこんな幸運を願ったでしょうか。

富士山はもちろん南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍。
白山、槍穂高、後立山、頚城の山々に浅間連山。
荒船山の上には榛名、武尊、赤城山など群馬の山。
両神山、奥秩父の山、金峰山、瑞垣山。

まさに360°見えない山はない状態の気の狂いそうな感動です。

 絶景かな
 三叉峰からの大展望 赤岳から横岳まで西180°
                                 ▲▲ 赤岳方面
                                 ▲▲ 横岳方面
                          ▲ 風に揺れるツクモグサと阿弥陀岳

ザックをデポして横岳までブラブラ散歩。
ツクモグサに会いたくて、シコシコ登ってきたのです。
白馬岳周辺と八ヶ岳横岳でしか見られない特産種だとか。

去年の横岳はもう少し時期が遅かったため、お花畑は満開だったけれど残念ながらツクモグサは終わりかけだった。【REPO】
今日はリベンジ山行です。

 可憐なオヤマノエンドウと横岳

今年のツクモグサは例年より開花が遅いようでしたが、ふわふわの産毛を蓄えた花の姿は美しく可愛いかった。

稜線の西側で、あっちの花を眺めこっちの花を写真に収める。
少し水分を含んだ霧の中の花をイメージしていたので、ちょっと違った。

はらっぱは、旦那さんを置き去りにしてきた埼玉の奥さんと話に夢中です。
旦那さんの存在感は何処だ〜い、かわいそ(涙)。

 ツクモちゃんcouple
                               ▲ ツクモグサ on parade

岩壁に群生しているツクモグサ。
残念ながら、我が隊のバカチョンデジカメでは遠過ぎて無理です(^^;
立派な一眼レフカメラで三脚撮りしているプロ並みの人もいる。
小さな花を前にして、うずくまっている人があちこちに点在しています。

せっかくの山岳大展望も、今日は二番人気やね。

 槍ヶ岳、穂高連峰

団体をやり過ごして、横岳山頂に立つ。

sanae隊のトシちゃんポーズを試みる。
楽し〜い

横岳稜線を南に下って地蔵付近まで行きたかったが、もうタイムリミット。
正午には下山することに決めていた。

 横岳山頂へ ▲ ハシゴ
 富士山をbackにいや〜ん         ▲ 南アルプスをbackにおっとっと
                          ▲ 横岳山頂から硫黄岳へ続く稜線

三叉峰に戻り、岩陰で正午までのんびりランチ。
今日のメニューはけんちんうどんです。

ツクモグサ可愛かったね。ツルツル ・・・
ただ他の花は、まだこれからと言うところでちょっと寂しかったよ。
もぐもぐ ・・・
両方は無理なんだよ。
もぐもぐツルツル ・・・ズ〜

 そんなに見てるとお湯沸かないよ!
 清楚なミヤマキンバイ           ▲ 岩間に咲くオヤマノエンドウ
 可愛いウラシマツツジ           ▲ 小さい小さいコメバツガザクラ
 ウルップソウは固い蕾で只今準備中              ▲ タカネスミレ 
アズマシャクナゲ キバナシャクナゲ ミミヤマカタバミ マイヅルソウ
シロバナヘビイチゴ ゴゼンタチバナ レンゲツツジ イヌナズナ

                            ▲ 三叉峰の上に富士山 (下山時)

正午きっかり下山開始です。
頂上小屋に荷上げするために、が飛来した。

今夜の小屋は、ツクモグサの話題で盛り上がるのかな。
それとも気象庁の入梅宣言の話題?

今日は全く雲がなく、好天が一日続きそう。
下山中も樹林に隠れるまで、ずう〜っと富士山が見えていた。

 赤岳頂上小屋に荷上げするヘリ
                     ▲ 稜線の感動をお土産に雪の斜面を慎重に下ります

雪の斜面は、時々ズボっと足をとられ疲れる。
朝登るときよりも雪が緩んで、歩きにくいことこの上なし。
おいちゃんは調子付いて下ったのはいいが、片足を股まで踏み抜いて痛かったみたい。
その後は初心者さながらトレースを辿って、そろそろ歩いて下っていた。

午後なのに、まだ登ってくる人と沢山すれ違う。
小屋泊まりなのだろうか。

雪のない苔むした樹林帯まで下ると、花もなくつまらない道だった。
森を楽しむしかない登山道です。

 杣添川支流中沢の徒渉 

 駐車場の車は二台になっていたが、周りにたくさんの車が路駐していた。
 別荘地内の道路沿いは、レンゲツツジが綺麗に咲いていました。

 南相木温泉に寄り道し、簡単に汗と疲れを流して忙しく帰路につく。
 通常のルートでは時間の計算ができないので、ぶどう峠の狭い道をクネクネ走り、上野村に抜けて下仁田ICに入った。
 留守番のおばあちゃん、ぎりぎりセーフ。