2002.09.22 (日)   K2Couple No.0072 

北横岳
きたよこだけ(長野県)
2,480m
  双子山 2224m 大岳 2382m 北横岳 2480m
双子池から北横コースは大岩が楽しめる

コース最大標高差 : 505
コース累積標高差(+) : 820
コース累積標高差(−) : 820
コース距離 : 9.9 km
行動時間 : 7'20"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 大岳方面より北横岳
  4:15 = 藤岡IC/上信越道/佐久IC = 6:10 大河原峠
 大河原峠 6:30 ... 6:55 双子山 ... 7:25 双子池 【BF】 7:55 ... 8:50 天狗の露地 8:55 ... 9:40 大岳分岐 ... 9:50 大岳 9:55 ...
 10:00 分岐 ... 11:00 北横岳北峰 【L】 11:50 ... 12:45 亀甲池 12:55 ... 13:10 天祥寺平 ... 13:50 大河原峠
 大河原峠 13:55 = 14:30 すずらんの湯 15:15 = 16:10 佐久TORA邸 【夕食】 19:30 = 佐久IC/上信越道/吉井IC = 20:45

     北横岳の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

白樺湖温泉 すずらんの湯 (¥700)

一年ぶりの大河原峠です。
登山口の大河原峠は眺望抜群、明るい雰囲気が漂う。
紅葉には未だ早く、静けさの中、朝露を分けて余裕のスタートです。

なだらかな草原の双子山頂上付近からは、浅間山塊や奥秩父の山が雲の下に広がっていた。

広い山頂の開放感が素晴らしくいい。

 双子山の開けた山頂
 蓼科山           ▲ 双子山をゆるゆる下ります

コルの双子池を目指して、尾根沿いにゆるゆる下ります。
シラビソやカラマツ林の中に整備されたハイキングロードが続いている。

200m程下った林の中に、双子池ヒュッテが建っていた。
泊り客だろうか、ベランダで数人の女性が朝の支度をしていた。

 双子山から双子池に下る            ▲ 双子池ヒュッテの庭

双子池ヒュッテのすぐ下が雄池で、水面に大岳を映している。

ちょっと離れたところに雌池がこぢんまりとしたたたずまいだ。
小屋下のベンチで朝食にする。

大岳の登りに取付き、苔むした樹林帯を抜けると岩塊折り重なる楽しい登りが待っていた。
岩の上を跳んだり、梯子を攀じ登ったり、ポーズをとったり、やっぱり山は岩場がいいね。
岩と緑のコントラストが美しい。
シャクナゲの開花時期に登ったら最高だろう。

 雄池   雌池

 イワイワやね  よっこらしょ  がけっぷち人生
 さて、跳べるかな  とんだっ  丸太の梯子
                                  天狗の路地から大岳と北横岳 
 大岳山頂で  シャクナゲと岩を進む  大岳から北横に続く快適な岩ゴロ登山道
▲▲ 岩場を越えて
                              ▲ 蓼科山が見えてきた
                                 ▲ 北横めざしてチンタラチンタラ

大岳を往復する頃から霧雨模様でした。
しかし岩の稜線をアップダウンして北横岳の山頂では雨が上がり、北ア、中央、南ア、南八ツが雲海の上に壮大なシルエットを展開していた。
全く期待はしていなかったので、嬉しい誤算。

ピラタスからの人が圧倒的に多く、ここまでの静かな山行が嘘のような山頂の賑やかさですね。

 北横山頂から南八ツ
                                    はるかJAPAN ALPS







 槍、穂高に対座し、今ここにある幸運に浸り
 ながらランチタイムを楽しむ二人だった。
 白馬、五竜、鹿島槍、爺、針ノ木と連なる後
 立山連峰には特別な想いがある。

 昼食の間にどんどん雲が湧き上がり非情に
 も山影を飲み込んで行く。

                    北横岳山頂で展望満喫
ゴゼンタチバナの実 マツムシソウ 紅白でおめでとうございます ヤマオダマキ

亀甲池に向けて急斜面を下って行くと、岩っ気のない平凡な樹林帯だったのでちょっとガッカリです。

狭い谷間に沈む亀甲池は、限りなく静かだった。
水深は浅く、干上がった池底に亀甲模様の構造土が見られ、それがこの池の名の由来になっている。



この先は殆ど平坦路なので針葉樹と笹原の中をぶっとばして行く。

天祥寺平辺りからガスに突入、静けさと幻想のベールに包まれて、笹原のスロープの中に登山道が伸びている。

大河原峠も深い霧に包まれていました。

 ガスに包まれる天祥寺平付近


 濃霧の中を白樺湖へ急ぐ路上で、カモシカ君に遭遇し、お互いにビックリ。

 山はまだ一部しか紅葉していなかったが、広葉樹の黄葉は始まっている。
 秋の深まりとともに、冷え込みも紅葉も急激にやって来るだろう。
 今日は暑くもなく寒くもなく、過ごしやすい絶好の山日和だった。
 森と湖沼めぐりの山行に、岩塊のおまけがうれしかった。

 真茶々の源泉で疲れを癒し、長男の家に寄り道してビール付き鍋を皆でつっついて帰宅の途についた。
 帰宅してみると、REIREI は横浜に出かけていて留守だった。