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2001.09.23〜24 (日月) | K2Couple No.0051 |
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北 岳 きただけ(山梨県) |
3,192m | |||||||||||
快晴に恵まれた日本第二の高峰 | ||||||||||||
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* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です * 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません |
▲ 草スベリから北岳バットレス |
■ 2:30 = 本庄IC/関越道・圏央道・中央道/甲府昭和IC = 6:15 広河原p |
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広河原p6:45 ... 7:30 【BF】 7:45 ... 8:50 第二崩壊地(大樺沢渡渉点)9:05 ... 9:55 大樺沢二股 10:05 ... 12:45 御池分岐 12:55 ... | |||||||||||
13:20 小太郎尾根 【L】 13:45 ... 14:15 北岳肩の小屋 【泊】 | |||||||||||
肩の小屋 6:20 ... 7:15 北岳 7:30 ... 8:05 肩の小屋 8:30 ... 10:20 大樺沢二股 【L1】 11:05 ... | |||||||||||
11:45 第二崩壊地下部渡渉点 【L2】 12:05 ... 13:00 広河原p | |||||||||||
広河原p13:55 = 15:20 甲府 = 17:35 秩父 = 18:55 ■ | |||||||||||
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この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔) |
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北岳の場所 |
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北岳肩の小屋 (¥5,500) 広河原ロッジ (¥600) | |||||||||||
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関越道、圏央道を経て中央道甲府昭和ICから険しい夜叉神峠を越える。 三連休の二日目のため、駐車場も路肩も満杯になっていた。 北沢峠行きのバス停では、登山者が長蛇の列をつくっていた。 吊り橋を渡り広河原山荘で、登山届を出して気合を入れて登り始めます。 上空には突き抜けるような碧空が広がっている。 |
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▲ 大樺沢を詰めるにつれ鳳凰三山が姿を見せる |
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ガレ場の高巻きで、訳あってはらっぱふくらはぎを痛めてしまう。 八本歯コースとの分岐点、二股まではずっと大樺沢の瀬音がBGMとなり、耳に心地よく響いてきます。 北岳の覆い被さるような急峻なバットレスが全貌を現すようになると、その迫力と標高差に思わずため息がもれる。 |
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▲ 大樺沢二股から北岳を見上げる |
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八本歯と右股の分岐は格好の休憩場所、大勢休んでいる。 八本歯から北岳を越えて小屋に入る計画だったが、双眼鏡を覗き作戦会議の結果、あっさりと右股を選択するヘナチョコ隊だった。 しかし右股から草スベリの急登も想像以上にきつく、へろへろになった身体にはナナカマドの赤い実越しに聳える頂稜がはるか遠いものに見えた。 |
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▲ 草スベリの急登 |
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よたよたと潅木帯を抜けて、ハイマツの小太郎尾根に登りつめると、目が醒める様な展望が待っています。 富士山、鳳凰三山、八ヶ岳、頚城、北ア、御岳、木曾山系、甲斐駒、南アの女王仙丈そしてデッカイ北岳がいい。 無風快晴。 |
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▲ 小太郎尾根に辿りつけばもう少し |
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なつかしい山々が青空の下に累々と広がっている。 真っ赤に染まったウラシマツツジと草紅葉、アルペン的雰囲気の中を余裕の小屋入りです。 しばし仮眠の後、寒さに震えながら小屋前で日没の瞬間を待つ。 |
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▲ 肩の小屋 |
▲ ハイマツの上に甲斐駒が |
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二階はギュウギュウ詰めの混雑。 宿泊人数が確定した頃、一階のゆったりしたスペースに移動させてもらって、ゆっくり眠ろうとするも、女の子の腹痛騒ぎで一晩中ウトウトする。 この中にTUWV後輩の秋田君とその家族がいた事を、その時は知る由もなかった。 |
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▲ 南アの女王 仙丈岳 | |||||||||||
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鳳凰三山から昇るご来光を待つ間の富士山のシルエットが美しい。 今日も快晴だ。 昨朝は氷点下3度だったそうだが、今朝は比較的冷え込みも緩やか。 小屋の朝食はパス、広場のベンチでお湯を沸かして、大いなる自然の中で自前の玉子スープが格別美味しい。 |
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▲ 夜明け直前の富士シルエット |
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さていよいよ日本第二の高峰北岳に登る。 北岳は岩塊折り重なるどっしりした佇まいで、山頂にはたくさんの人が憩う。 TUWV3年の時以来、実に34年ぶりの登頂になった。 |
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▲ あっという間に小屋が小さくなった |
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周囲の山は全部見下ろす位置にあり、飽くことのない展望に酔う。 二日連続で信じられないほどのピーカンに恵まれ、気が狂いそうな幸せにどっぷり浸る二人であった。 南アルプスは北アと比べて、ひとつひとつの山のスケールが大きい。 この景色をこの空気をいつまでも堪能していたかったが、そういう訳にもいくまい。 |
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▲ 中白峰、間ノ岳、農鳥 お目覚め | |||||||||||
▲ 北岳山頂から仙丈、甲斐駒 遥かに八ヶ岳 | |||||||||||
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肩の小屋からは甲斐駒、仙丈、鳳凰三山などを楽しみながら、得意のだらだら歩きで稜線を下る。 草スベリは特急で転がるように滑り降りた。 大樺沢二股の大岩の上で一段落。 バットレスを振り返りながら、そして山行の余韻に浸りながら、又々うどんを煮るまめな人。 |
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▲ さらば北岳 |
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若者ペアーが河原の大岩の壁でフリークライミングのトレーニングをしていたのをボケ〜と眺める。 第二ガレ場の下部渡渉点で再びコーヒーとグレープフルーツ。 枝沢から登山道に勢いよく水が流れ込んでいるので、岩伝いにピョンピョン跳んで下る。 |
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▲ 地蔵、観音、薬師の鳳凰三山 |
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沢の冷水を口いっぱいに含むと歯がしみた。 最後の吊橋から僅かにのぞく北岳に別れを告げて、広河原ロッジの風呂でいい汗を流しましょう。 駐車場に着くと周りの車は殆どなく、真ん中にポツンと一台だけとり残されていて奇妙な感じだった。 高速は混みそうなので、マミナビで甲府市内をくねくね抜けて、雁坂トンネル経由(\710)一般道で帰宅した。 |
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▲ 甲斐駒を正面に草紅葉を下る | |||||||||||
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