2014.06.29 (日)   K2Couple No.0461 

霧ヶ峰 蝶々深山
ちょうちょうみやま(長野県)
1,836m
ワンゲル仲間と歩くレンゲツツジの丘

コース最大標高差 : 225
コース累積標高差(+) : 300
コース累積標高差(−) : 300
コース沿面距離 : 8.8 km
行動時間 : 4’55”

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 物見岩で

 車山高原別荘地 9:20 = 9:40 八島ヶ原湿原P

 八島ヶ原湿原P 9:55 ... 10:15 奥霧の小屋 ... 11:00 物見岩 11:25 ... 11:45 蝶々深山 【L】 12:35 ... 12:45 分岐 ...

 13:10 沢渡 13:15 ... 13:30 御射山ヒュッテ 14:05 ... 14:25 展望ベンチ 14:40 ... 14:50 八島ヶ原湿原P

 八島ヶ原湿原P15:00 = 和田峠 = 佐久IC/上信越道/吉井IC = 17:10



 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

霧ヶ峰/蝶々深山の場所

【参加者】 ケンチヨ 桃谷 原田 (9期4名) 水上 根岸 K2C (8期3名+はらっぱ)


 夜中に激しい雨音で目が覚めたのよ。
 天気予報では「新潟と長野は曇り時々晴れ」の予報だったのに、山の天気はこんなもの ・・・ 気落ちしてまた眠りに就く。
 それでも4時過ぎには目が覚めてしまって ・・・ まだ小さな雨が。
 みんなはグッスリ眠ってるようです。
 トイレに行って歯を磨いて、することがないのでなるべく音がしないようにサラダの準備をする。

不要の荷物を車に置きに行くと、一番に起きてたケンちゃんが車で優雅にお茶をしているじゃありませんか。
この頃には雨も上がり、私もお茶をご馳走になった。

カッコウと鶯の鳴き声に和みながら、朝一のお茶は最高の気分。
話をしてる内に、赤岳と阿弥陀岳の天辺が雲の中から顔を出してきた
天気は急速に回復していますね (^^)

 一人でお茶してたケンイチさま         ▲ 雲の掛かった権現岳と編笠山

6時を過ぎてみんなお目覚めの様子なので、部屋に戻り朝食の準備。
おいちゃんだけが、太平の夢をむさぼっているようです。

そうこうしてると、何と窓の正面に富士山まで見えてきましたよ

昨日の残りの牛肉を焼いておうどんを食べたり、サンドイッチをつまんだり。
普段にない重厚な朝食で、スタミナもりもり。

 昨日の夜と同じ臨戦体勢
 部屋の窓から左端に蓼科山             ▲ 編笠の右に富士山
 フキゲット          ▲ 出発前のワンゲル7人衆

ゆっくりのんびり出発して、朝日に輝く車山の裾を捲くビーナスラインを4台の車が疾走します (^^;

天気は上々、クッキリした雲が夏空の予感です。
ニッコウキスゲも一輪咲いてるのが、車窓から見えましたよ。

 ビーナスライン

八島ヶ原湿原の駐車場は、満車に近かったけど滑り込みセーフ。
もう10時近いんだもの、のんびりし過ぎちゃったかな。

大勢の方々が湿原めざして出かける中、私たちも持ち物の確認をして何となく出発します。
一応予定コースの説明がありましたが、どうなることやら

 八島ヶ原湿原駐車場 (ビジターセンター)

K2Cが湿原を歩くのは今回が二度目です。
きょうは時計回りで湿原を廻り、先ずは物見山(岩)へ向いましょうね。

ウマノアシガタが沢山咲いていますが、「アカギキンポウゲ」 の札が立っていました。
他には、アヤメ、オオヤマフスマやタカトウダイなどなど。

八島ヶ池にははワタスゲが、山側にはレンゲツツジが咲いています。
遠くに車山も見えますね。

 木道を湿原に下りる
 湿原を彩るワタスゲ (しょぼいけど)         ▲ レンゲツツジのかなたに車山
 こんな青空、嬉しいよね               ▲ 鎌ヶ池へ
ニシキウツギ アカギキンポウゲ タカトウダイ オオヤマフスマ
アケビ ヨツバヒヨドリ イブキトラノオ

鎌ヶ池を過ぎ奥霧の小屋まで来たら、湿原とはお別れです。

ここで小休憩。
分岐広場には、「山小舎の灯」 の歌詞が石碑に刻まれています。
思わず口ずさみたくなっちゃう

 山小舎の灯を囲んで

湿原を離れて登りの途中で振り返る。
開放的な景色が広がって、気持ち良いですね〜。

ケンちゃんは出足不調でしたが相変わらずの俊足ぶりで、みんなを置き去りにしてはるか前を登っていきます
はらっぱは相変わらずの鈍足ぶりで、花の写真のせいもありますがみんなに置いていかれちゃいました (^^;

 笹の登り
 美ヶ原が見えています              ▲ めざす物見岩
                      ▲ 物見岩直下から振り返る八島ヶ原湿原と鷲ヶ峰
 レンゲツツジ  サンリンソウ  ヤマガラシ  シロバナニガナ
 ニガナ  シロスミレ  ミツバツチグリ
                                     ▲ 登りきりました
                            ▲ 霧ヶ峰のランドマーク物見岩
                             ▲ まだ腹減ってないよね

物見岩に着いて休憩。
気持ち良い風が、身体の中を優しく吹き抜けていきます。

全員揃った写真がなかったので、居合わせた単独氏にお願いして出発前の雄姿をしっかり撮っていただきました。
何年経っても昔のままに撮れてるやん

 8人全員お行儀良く

きょうは誰も物見岩に登らないのかと思ったら、おいちゃんを先頭に皆が登り始めたのよ。
みんな子供みたいだね。

ここ霧ヶ峰にはいくつも道があるので、天気と相談しながら行こうね。
とりあえずすぐ近くに見えてる蝶々深山まで行くことにしましょう。
レンゲツツジカラーで染まってますもん

 ちょっと登って記念写真ね

登山道沿いにはシロスミレがポチポチ。
何気に恥じらいながら咲いているような風情ですね。

あっちの斜面もこっちの斜面も、レンゲツツジの群生です。
霧ヶ峰と言えばニッコウキスゲでしょ。
レンゲツツジのことは頭から抜け落ちていましたから、いきなりの嬉しい出会いです。

 平坦な道なので楽ちん
 自然と足早に           ▲ ゆっくりして行きなよ
                       ▲ 青い空に白い雲、緑の笹に橙色のレンゲツツジ
 またしてもシンガリです            ▲ 遅組のスリーショット
                               ▲ 風を感じる風景
ショウジョウバカマ コバイケイソウ ウマノアシガタ
 霧ヶ峰のど真ん中               蝶々深山だい

広い蝶々深山の山頂で待望のランチにしましょう。
お湯を沸かしてご飯を炊いて(レトルト)、味噌汁飲んだりコーヒー飲んだりしているうちにポツリと来た。

気が付けば、分厚い雲からポツポツザ〜。
合羽を着る人、傘をさす人。

少し車山方面に下って帰りましょう。

 ど真ん中でランチにしよう              ▲ ヤバッ雨だ〜
                   ▲ 南の耳に向かう人の列 (反対側はエコーバレースキー場)

蝶々深山周辺の道は、岩がゴロゴロしている。
雨上がりなので、ツルツル滑る道。
おっとっと、おいちゃんスリップするもロープに救われて体勢立て直す。
みんな慎重に下りました。

車山が目の前です。
誰か行きたい人いる? ・・・ 沈黙  暗黙の了解。
最初の分岐を戻るように折れて、車山湿原経由で沢渡へ向かいます。

 蝶々深山から車山へ
 下ってきた蝶々深山               曲がれ〜右
                        ▲ 車山湿原越しに車山を眺めて、沢渡に戻る我がpartyメンバー
 雨も止んだし元気いっぱい          レンゲツツジも彩やかさを増して

木道が終わり、蝶々深山の裾を捲く笹の中の細い道。
たった8人なのに長〜くなって、ポコポコ行けば見覚えのある林道に出た。
沢渡です。

黒い雲も去って、ぶり返した強い陽射しの中をチンタラ行きます。
旧御射山遺跡を通り、何気に先を急ぐ人はトイレ狙い。

 蝶々深山の斜面を捲く

分岐で八島ヶ原湿原に行きかけたが、御射山ヒュッテの看板に引かれてUターンします。
トイレも借りられるしね (^^

コーヒーや牛乳もあるけど、何頼もうか。
全員揃って、冷たくて美味しい信州りんごジュースに決定。

外のテーブルに陣取ったメンバーは、りんごジュースで乾杯してた
何でも乾杯する人たちです。

 かんぱ〜い

気分一新、改めて湿原の遊歩道に入り、花を観察しながら帰りますね。
けっこういろんな花に会えますが、ワラビがごっそり生えているので吃驚。
ロープ付きの木道なので、もちろん手は届かない訳で。

途中の展望ベンチで最後の語らい休憩。
最後のビールが出てきました (^^;

 ワラビ平じゃん          ▲ 展望ベンチで最後の語らい
グンナイフウロ ヤマオダマキ ササバギンラン クリンソウ
オオカサモチ アカギキンポウゲ アヤメ

湿原入口にある「あざみの歌」碑。
や〜まに〜はや〜まのう〜れい〜あり〜

きょうは簡単なコースだったけど、けっこう歩いたね。
心配されたが天気にも恵まれ、みんなの元気な顔に会えたので嬉しい。
世話役の水上さん ありがとうございました。

1万円の和牛肉は、柔らかくて最高に美味しかった。
プレミアムモルツも日本酒もごちそうさまでした。

 あざみの歌

秋のOB会の約束をして、駐車場で解散となりました。
再び降り始めた雨は、いつしか激しさを増していくのであります。

暫く雨の中を和田峠に走り、佐久ICから高速に乗って家路を辿る。
慌しいような余裕綽々のような、不思議な信州の二日間だった。

    

 浅間連山を望みながら佐久ICへ