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滝子山の場所
この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔) |
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ローソンの駐車場の片隅で、二日目の夜を明かしました。
コンビニで車中泊は初めての経験でしたが、買い物もトイレも不自由なし。
文字通り、コンビニエンスストアですがね (^^
昨晩は暑くて暑くてすぐには寝付けませんでした。(昨日の山梨市は30℃)
肌けて寝たら夜中に寒くて目が覚めた。(AM4:30の気温は8℃)
信号の前なので、車の音 もうるさかったしね。
明るくなるのを待っておいちゃんを起こし、軽く朝食。
4時半に登山口へ移動開始します。
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▲ 初狩町ローソンから滝子山 |
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寂ショウ尾根の取付点が不安だったので、昨日明るいうちに下見をしておいたのですが、おそ沢左岸から取り付くのが一番近そうだった。
しかし、いざ着いてみると夜明けとはいえ樹林帯の中はまだ薄暗い。
踏み跡もはっきりしないし、途中に気味の悪い廃屋もあるしね。
思案の末 ・・・
とりあえず車を下山口まで上げて、林道を歩いて戻る頃には明るくなるでしょうってことに決まった。
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▲ この標識から入るのが良いと思いますけど (前日) |
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すみ沢登山口の駐車スペースまで上がったら、1台停まっていました。
ここから林道を120m下って、訳のわからん尾根を180mも登り返さなくてはならない。
ちょっぴり嫌気がさしてきた二人。
下から登ってもどうせ大鹿林道に出るんだから、林道通しに歩こう。
そうしよ そうしよ(^^
ちょっと遠回りだけど、その方が気楽だよね
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▲ ウワミズザクラ |
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▲ 市営林道大鹿線(車両通行止め) |
▲ ヤマツツジと前方に見える寂ショウ尾根 |
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等高線に沿ってクネクネ、やや登り勾配の単調な林道歩き。
はらっぱは花の写真を撮りながら歩くので、小1時間も掛かった (^^;
柏木沢橋を渡って廻り込んだところに、取り付き点の標識あり。
危ないって書いてあるよ
南稜は岩尾根の破線ルートらしいのであまり気乗りしないのに、無理やり登らされる訳で。
おいちゃんが大丈夫だと言うから、信用しますけどね。
登山口手前にはヤマツツジが咲いていた。
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▲ 寂ショウ尾根取り付きポイント |
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トウゴクミツバツツジの木は沢山あるのに、すでに花が散ってしまって三ツ葉が出ています。
足元にも花は無いし、チョッピリ寂しい登りです。
最初の100mは急登ですが、次第に緩斜面になり登りやすい。
ルートもしっかり出来てるし赤ペンもあり、普通の登山道と変わらない。
楽勝じゃんって急に元気付くはらっぱ。
徐々に高度が増してきて、振り返ると富士山の姿に歓声を上げる。
どしたん?
見つけちゃった 富士山。( いつも私が先に見つけるので相棒は残念がる )
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▲ 朝の陽が差し込む急登 |
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▲ 新緑が美しい季節 |
▲ アケボノスミレ |
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▲ ミツバツツジが残っていました |
▲ 滝子山の一端が見えてきた |
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▲ 根っこの多い道でもあった |
▲ 富士山見っけ |
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富士山を見つけてからは、振り向く度に背中を押してくれてるようでした。
そして、トウゴクミツバツツジも綺麗になってきましたぜ~。
樹間から富士山を眺めながら、2回目の朝食。
調子よく登っていたら、何気にイワイワちっくになってきました。
急斜面の岩場に備えて、ドリンク休憩しますね。
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▲ ゴツゴツしてきた |
▲ 手がかり足がかりは豊富 |
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▲ 快調そのもの |
▲ ノーヘルなので落石注意 |
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▲ ほっとする場所 |
▲ ルート中唯一のクサリ |
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▲ 途中から、はらっぱリード |
▲ 登りやすいよ |
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手がかり足がかりは豊富にあり、技術的に難しい場所はありません。
どの山でもそうですが、落ちると痛い目にあうのでゆっくり慎重に登ります。
痩せ尾根の岩場もありスリリングですが、立ち木多く高度感はない。
約1時間で岩尾根を抜けると、「滑落多発!危険」の看板があった。
確かに!悪条件でこの尾根を下るのはいやらしいかもね。
登りきったところから、富士山が松の木の間にで~んと見えています。
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▲ 岩場を抜けて |
▲ カッコいい~ |
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▲ まだ続く急登 |
▲ ヒメイワカガミ |
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寂ショウ尾根上部には、ヤマツツジの木が多く蕾をたくさん付けています。
このすぐ上の小ピークは捲き道がありますが、崩落のためピーク越え。
ピーク付近には、イワカガミの葉っぱがビッシリと張り付いていましたよ。
蕾を沢山付けていたので、咲いたら見事でしょう。
ベニバナヒメイワカガミの群落らしい。
そして、またまた岩場を越えて一登りで、浜立山からの稜線に出る。
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▲ 浜立山分岐、注意看板の先には富士山 |
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少し下って、いよいよ滝子山に登り上げます。
この登りも結構な急登。
着いた~と思ったら、もうひとつ高いピークがあり一旦下っている
ニセピークに騙されたのよ。
ニセピークと言えども、展望はまあまあ本物だった。
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▲ まだ山頂じゃなかった |
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やっとこさ山頂に着いたら、まだ誰も居なくて一番乗りだったのかな。
360゜とは言えませんが、素晴らしい眺めです。
南アルプスも丹沢方面も、そして三ツ峠などの山々を前衛に富士山です。
道志、大菩薩嶺、遠くに八ヶ岳も。
富士山を正面に見る特等席に座って、超贅沢なコンビニランチ (^^;
まったりだらだら過ごしてしまいました。
真下には笹子の集落と、登ってきた南稜が峰の山に伸びています。
その内一人増え二人増え ・・・ 口数の少ない単独の男性ばっか。
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▲ 富士山に雲が少し |
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▲ わりと狭い山頂 |
▲ 南アは梢に遮られて |
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▲ 秀麗富嶽十二景登頂記念なんちゃって |
▲ 金峰山と遠く八ヶ岳 |
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大月市秀麗富嶽十二景四番山頂をあとにします。
番号付きって、なんか札所巡りの気分やね。
それでもって、初めての札所だけどいきなり四番だったね。
山頂から5分で初狩駅との分岐を左に曲がって、ほどなく白縫神社でした。
あとで気がついたんですけど、分岐を直進すれば三角点峰?
私達が下り始めると、どんどんひっきりなしに登って来られましたよ。
さすが人気の山ということの証明ですね。
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▲ 白縫神社 |
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▲ 紅葉の綺麗なところかしら |
▲ はらっぱが撮っているのは鳳凰三山 |
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ハシリドコロの花がわんさか咲き始める頃に、大谷ヶ丸山との分岐あり。
笹子駅方面に曲がってすぐに、明るくて気持ちの良い防火帯の道です。
紅葉が素晴らしいところだと聞いてますけど、今は春。
少しづつ、小さな花が見られるようになりました。
アブラチャンがずっと続く道もあり。
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▲ ハシリドコロの咲く澄んだ沢 |
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▲ アブラチャン街道 |
▲ キブシ |
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▲ すみ沢上流部 |
▲ ミツバコンロンソウ ▲ マルバコンロンソウ |
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道が、沢ルートと迂回ルートに分かれる。
何気に沢ルートへ。
ほとんどの人がこちらを歩かれるようで、大勢の人とすれ違いますね。
こんなに登ったら、山頂から人がこぼれるし。
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▲ 迂回ルート分岐 |
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▲ ミツバツチグリ |
▲ ヤマエンゴサク ▲ キケマン |
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▲ 紅葉が綺麗らしいけど、今は春 |
▲ 滝も多いし |
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沢沿いのトラバース道が続くので、ぼんやり周りを見てもいられない。
砂地のズルズル斜面は若干歩きにくいね。
滝まで下りると、いきなりニリンソウの群生が広がっていました。
今年初めて見るまともなニリンソウさんが可愛かった。
何人か見かけましたが、沢登りのpartyも入る沢なんですね。
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▲ ここにもニリンソウ |
▲ ニリンソウ |
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▲ 満開ですよ |
▲ こんな滝がいくつかあったような |
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▲ ミツバも咲いてるし |
▲ 雪で倒れた木が目立つ |
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相変わらず、一人がやっと通れる気の抜けない道が続きます。
沢に残雪が見られましたが、間もなく登山道も雪で塞がれちゃってます。
驚きです。
この時期この山で、雪の上を歩くとは思いもしませんでしたから。
地元の方から、雪崩の跡は注意してくださいとの助言をいただきます。
沢を渡る橋も雪の下に隠れて、何気にスノーブリッジ状態。
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▲ ここで雪かい |
▲ しばらく続く雪道 |
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これも2月の大雪の被害でしょう。
山梨県はひどかったそうですから、想像に難くない。
雪は消えても倒木が多くあり、道をふさいでいるので跨いだり潜ったり。
これが案外疲れたりして (^^;
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▲ どうに通るかパズル状態 |
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▲ ユリワサビ |
▲ エイザンスミレ |
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後はだらだらと下りますが、切り立った沢のトラバースも多く気が抜けない。
紅葉に浮かれて余所見して歩いたら危ない道ですが、今は春だってば。
橋が見えれば、大鹿林道にある道証地蔵の登山口はすぐです。
駐車スペースは満車でしたが、特に溢れた車はありません。
あの大勢の登山者は、ほとんど駅から歩いて来られたのでしょうか?
車頼りの群馬県人としては、理解しにくいです。
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▲ 沢を高捲いて |
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▲ 最後の橋を渡れば終わりなのだ |
▲ ヒトリシズカ ▲ コスミレ |
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▲ ほらねっ登山口 |
▲ 車はこれしかない ? |
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これにて、今年の五月連休の山旅3日間は終了しました。
一般道を走って、車中泊でコンビニ弁当
史上稀にみる、絵に描いたような超廉価版でしたね。
これから二家族孫達全員が来ると連絡があったので、温泉はカットして家路を急ぎます。
たいして汗かかなかったしね(♂) 大汗かいたよ(♀)
雁坂トンネル経由一般道で3時間、全く渋滞も無く裏道スイスイ帰りました。
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▲ 雁坂みち |
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荷物を片付け終わると同時に孫達が到着し、賑やかになりました。
夕食の買出しをして、てんやわんやの大騒動。
食後は、歌う子踊る子順番にお笑い大会突入です。
夜が更けるに任せる。
ちょっとでいいから、子供のパワーを分けて貰いたい今日この頃です
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▲ 芸能大会始まる |
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