2014.04.19 (土)   K2Couple No.0450 

栗生山
くりうやま(群馬県)
968m
アカヤシオを求めて♀単独行

コース最大標高差 : 330
コース累積標高差(+) : 400
コース累積標高差(−) : 400
コース距離 : 2.7 km
行動時間 : 2'00"

* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません

 山頂付近から望む袈裟丸山

  9:40 = 伊勢崎 = 道の駅黒保根 = 11:25 栗生神社下P

 栗生神社下P11:30 栗生神社 11:35 ... 12:20 尾根 ... 12:30 栗生山 ... 12:40 石宮 ... 12:55 展望岩 ... 13:30 栗生神社下P
 栗生神社下P13:35 = 道の駅黒保根 = 伊勢崎 = 15:15

栗生山の場所



 赤城山の東麓に位置し、葛の葉の形をしているといわれる旧黒保根村。
 その中央部に村の中でただ1つ地形図に山名が記載されていたのがこの栗生山である。
 山ふところにある栗生神社は新田義貞の四天王、栗生左衛門頼方をまつる村の鎮守で、武運の神として崇拝去れ、また古来火伏せの神と
 しても信仰され毎年4月15日に祭が行われる。
 境内には、大同2(807)年に植えたと伝えられる杉の大木が茂りおごそかな雰囲気が漂う。
 寛政2年(1790)年にたてられた本殿は、保護のため上屋がかけられているが、建物全体に見事な彫刻が施され、これを見るだけでも楽
 しい。
                                                上毛新聞社『群馬の山歩き130選』より




 昨日は久しぶりのお湿りでしたが、今朝は予報通り晴れましたよ。
 おいちゃんは雑事に追われて、きょうは付き合えないと突き放されてしまいました (^^; やばい
 寂しいけど仕方ないので、はらっぱ一人で行くことにしましたの。

愛車PAJEROioで、史上2回目の単独出動です
途中で道の駅黒保根に寄り、トイレ休憩をして登山口へ向いますね。

山道を走って神社が近くなった所に広い空き地があった。
車を置かせてもらおうと、畑のお爺ちゃんに声をかけると。
神社に置けるから、神社まで行った方がいいよって言われちゃいました。

一番奥の石の鳥居まで入ったら、軽自動車がひっそりと一台だけ。
きょうは大勢の登山者がいると思ってたので、いきなり寂しい訳でして。

 栗生神社下の鳥居
 階段トコトコ               ▲ 栗生神社

鳥居を潜って階段を登って神社に着きました。
奥の本殿には立派な彫り物がありますね。

この神社は県の重要文化財だそうです。
そして、右隣に聳える太くて大きな杉は県指定天然記念物らしい。

 県指定天然記念物らしい大杉            由緒ありそうな彫り物

きょうは独りなので宜しくお願いします ・・・ とお願いして。
左の登山口に進むのであります。
簡単な山なのでササッと行って来ちゃおっと (^^

すぐにコンクリートの道と合流します。
昨日の雨で濡れたコンクリートの坂道。
滑りそうで嫌だな〜と思ってたのですが、杉の落ち葉が積もっている所を選んで歩くと意外とフカフカで歩き易かった。

 登山口

延々と杉林の中の登山道でした。
花粉症真っ盛りのおいちゃんは、来なくて正解だったかも ・・・

登山道は思いの外ず〜っと急登ですよ
前にも後ろにも人影はなく、気持ち悪いほどひっそりしています

尾根筋が見えて来ると、たまに聞こえる鳥の鳴き声に癒される。
見上げると、チラホラとアカヤシオのピンクが目に入ってきました。

 ず〜っとこんな杉林

あと300m、この標識は嬉しかった。
そして沢筋から尾根に上がると、そこには可愛いカタクリの花が咲いてるじゃありませんか。

ここから左の尾根にはアカヤシオが沢山咲いてるようです。
が、まずは山頂へ行きましょう。

 嬉しい案内板

大きな岩の横を通って、すぐに道が二股に分かれていますよ。
まずは右に進んで山頂へ。

急な坂を登って行くと女性2人が休憩中でした。
彼女たちはお話に夢中で、「こんにちは」には「こんにちは」
そいだけ (^^;
ちょっと寂しいはらっぱ

 大岩
タチツボスミレ エイザンスミレ トウゴクサバノオ
カタクリ ユリワサビ コゴミ

山頂手前で、可愛いアカヤシオが迎えてくれましたよ

尾根に上がったときに咲いていたカタクリも嬉しかったけど。
きょうの主役は、やっぱしアカヤシオなのですよ。
何とも可憐なピンクが素敵です

                               アカヤシオさん

着いた〜。
でも、誰も居ない一人っきりの山頂でした。

右へ200m石宮。
左へ50m展望岩。
まずは右の石宮まで行って来ましょう。

 栗生山頂

石宮からは、樹林越しに袈裟丸山が綺麗に見えます。

石宮の先は 「キケン・この先行き止まり」 と書いてありました。
登山道には、この山名の謂れの栗が沢山落ちていましたよ。

 石宮のアカヤシオ            石宮                   ▲ 栗生山だもんね

アカヤシオを鑑賞しながら山頂に戻り、次は西の展望岩に向います。

展望台へ向かう途中に、ヒメイワカガミの群生がありました。
白い花のイワカガミですね。
花が咲く頃は見事でしょう。

 ヒメイワカガミの葉っぱ

私が石宮へ行ってる間に、二人の女性は下山されていました 再び。
誰にも会わないし、この山にいるのは私一人なのかしら。
二人っきりの山は独占ちっくで大好きだけど、一人っきりとなると話は別。

折角の景色ですがゆっくり休む気にもなれず、飲まず食わず急ぎ旅 (^^;
何気に忙しく展望台をあとにしますね

 展望台から赤城山

早く下山したい一心で下っていると、単独の男性が登って来られました。
ほっ、それだけで何気に安心する弱っちいはらっぱで〜す
暫くすると、もう一人登って来られましたよ。

そうこうする内に、栗生神社に戻って来ちゃいました。
ザックを一度も下ろさなかったので、結果的には空身でも良かった訳で。
二人のときより速く歩ける気がする (^^;

 駐車場が見えてきた
 
 栗生神社の駐車場で

 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔


花びらが風に乗ってヒラヒラ舞っていましたが、まだ楽しめる桜や山吹の花を鑑賞しながらのドライブ。

道の駅黒保根でトイレを借り、朝淹れた紅茶とパンを車中でかじる。
美味しい はお持ち帰りになっちゃいましたけど (^^;
人気の少ない山の単独は、気持ちに余裕はないし寂しすぎるな〜

 今年最後かも知れない桜色           ▲ ヤマブキ色に慰められて