2013.05.12 (日)   K2Couple No.0410 

鳴神山
なるかみやま(群馬県)
980m
カッコソウに魅せられて

コース最大標高差 : 510
コース累積標高差(+) : 555
コース累積標高差(−) : 555
コース沿面距離 : 5.1 km
行動時間 : 325"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  可愛い可愛いカッコソウ

  7:35 = 伊勢崎 = 9:10 コツナギ橋登山口路肩駐車スペース

 コツナギ橋 9:15 ... 10:05 水場 ... 10:20 カッコソウ群生地 10:35 ... 10:40 椚田峠 ... 11:00 仁田山岳 ... 11:10 鳴神山(桐生岳)11:15 ...

 11:20 仁田山岳 【L】 11:40 ... 11:50 椚田峠 ... 11:55 カッコソウ群生地 ... 12:05 水場 ... 12:40 コツナギ橋登山口

 コツナギ橋登山口 12:50 = 伊勢崎 = 14:15


  鳴神山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


何年も前からずっと気にしていたカッコソウのこと。
ずるずると会いに行く機会を作れなかったの。
しかし、ついにきょう目出度く念願叶いましたよ (^^

昨夜は夜半まで雨が降っていたけど、きょうは天気予報通り朝から晴れ。
おいちゃんは体調が優れず(夏バテ?早っ)、はらっぱ一人で行こうかと迷っていたのですが、一人で行かせるのが心配で付き合ってくれると言う。
捜索隊を出すくらいなら、付き合ったほうがいいと言うことか (^^;

道も濡れてるだろうし 花も遅い方が元気にしてるかもと遅い出発にする。
赤城山の裾には、雲がたなびいていた。

 雲に浮かぶ赤城山

以前アカヤシオの咲く時期に登ったのは、西側の駒形からだった。
きょうは東側から登ります。

木品登山口手前の路肩に停めて出発すると、下山してきた男性が「木品からの登山道は花もなく荒れてて登りにくいよ」 とのこと。
素直なK2隊は車に戻って移動、間もなく車が3台停まっていたので空きスペースに入れて歩き始める。
しかし、登山口が見当たらないし橋の名前も違ってた。
またまた車に乗って更に先へ進むと登山口標識が見えて、橋の名前は確かに「こつなぎ橋」だ、よしよし。

 登山口を探してモタモタしちゃった
 

橋のたもとから、ず〜っと沢沿いの歩き易い道を登って行きます。
早速可愛いスミレが咲いていますね。
私が写真を撮ってる間に、おいちゃんはどんどん登って見えなくなり、私が追い付くのを確認するとまた行ってしまいます。
スミレなんかいつも撮ってるだろ って、きょうは超機嫌が悪いし
何処にどんな花が咲いてたか記録する為なのに ・・・。

       ▲ ツボスミレ          ▲ マルバスミレ
ニリンソウ フタバアオイ ミヤマハコベ ハルトラノオ
ウラシマソウ カキドオシ ニガイチゴ ウワバミソウ(ミズ)

小さな滝があったりして、気持ちいい道です。
沢を何回も行ったり来たりしていると、昨日赤城自然園で見たばかりのヤマブキソウがずっと咲いています。
思ってたより沢山咲いてて嬉しくなりますね。

おいちゃんのあとを追いかけて行ったら、立ち止まって単独男性と何やら話していました。
そして私も仲間に入れてもらいます (^^

 小さい滝             ▲ ヒロハコンロンソウ
 ヒトリシズカ           ▲ 右岸左岸を行ったり来たり

その地元の方はいろんなことに詳しくて、ヒイラギソウの群生地やルイヨウボタンのことなど細かく説明をしていただきます。

ヤマブキソウには、3種類あることも教えてくださったし。
 @ 葉っぱが細長いもの
(ホソバヤマブキソウ) 
 A 葉っぱがチョッと幅広のもの
(ヤマブキソウ)
 B 葉っぱにギザギザがあるもの
(セリバヤマブキソウ)
   花は同じなので、よく見ないとどれも同じに見えますよね。

 鳴神山ガイドさんと一緒に              ▲ ルイヨウボタン
 ヒイラギソウ               ▲ ヤマブキソウ


 余りにも鳴神山のことに詳しいので、お訊ねすると何とハイトスさん繋がりでお名前を存じ上げていたこつなぎさんでした。
 昨夜も、こつなぎさんのblogで勉強してきたばっかり。

このあと、カッコソウの保護地まで案内していただきました (^^
はらっぱは嬉しくて、ワクワクしながら付いて行きます
そして保護地に着くと、想像以上に広い斜面。
カッコソウの花がいっぱい咲いててビックリでした。

ひゃ〜可愛い〜。
カッコソウはミステリーフラワーで、分からないことが多いそうです。
詳細は他のサイトに譲りましょう (^^;

これだけの群生地に育てるのは大変だったことでしょうね。
それでも悪質な盗掘があったり、ロープの中に入り込んで写真を撮る人がいるそうです。
登山道からでも充分写真が撮れる場所に咲いているのにね。


 カッコソウ保護地の一隅
 カッコソウ            ▲ スッキリ                   ▲ 後ろ姿は他人でも
                               ▲ 仲良しカッコソウ

実は、我家の庭くらいの狭い場所に咲いてるものとばかり思ってた。
全然広いです。

そこにはラブちゃんがいました。
怖そうな風貌だけど優しい。
私の指、ペロペロした。

この花のお世話をされてる、ラブちゃんのご主人もいらっしゃいましたよ。
michihoさんから頼まれてきた「よろしく」伝言を伝える。

 ラブちゃん

こつなぎさんにお礼を言って、私達は山頂へ向いますね。
嬉しい余韻に浸りながら足取りは快調。

すぐに稜線に出て、そこは前回下った見覚えのある峠です。
鳴神山と駒形登山口と座間峠方面の十字路。
カッコソウ北保護地の看板があります。

 椚田峠

整備の行き届いた階段を登って、山頂をめざしましょう。
って、すぐそこですけど。

新緑がみずみずしく、時々木漏れ日が踊っています。
少しですが、ミツバツツジやヤマツツジも微笑みかけて。

 新緑の頃
 ミツバツツジ                ▲ ヤマツツジ

仁田山岳直下で、登山道を外して踏み跡を辿ったおいちゃん。
お〜い、白いイワカガミが咲いてるぞ〜。
えっほんと〜。
岩の隙間に咲いていたのは、ヒメイワカガミでした。

仁田山岳山頂の祠を見て、前回の記憶がはっきり蘇りましたよ。
そうそうこうだったと思いながら、鳴神山頂に向かいます。

 仁田山岳の祠              ▲ ヒメイワカガミ

鳴神山頂(桐生岳)は、大勢の人で賑やかすぎ〜。

桐生岳という名前を思い出せないおいちゃんが、この山何つんだっけ?
話を聞いてたおじさんが、「鳴神山ですよ」 といきなり教えてくれた。
「何だこいつは」 と思われたに違いありません

混んでるしバツも悪いので即退散。

 こっちへ行けば東京スカイツリーなのね、道ないけど       ▲ ここは鳴神山って言うんですか〜
                                        ▲ 日光方面
 上州武尊山              ▲ 日光白根山

日光白根山は綺麗に見えているが、男体山は右半分を雲が隠していた。
上州武尊や日光白根はまだ随分と白い。

仁田山岳の狭い山頂斜面に陣取って、ランチにしました。
4コだけの思いっきり質素な山ごはん (^^;

でも、座った正面は豪勢な日光白根山だからいいか (^^

 仁田山岳でお昼にしよ                ▲ 赤城山

下山途中に、ゴミ袋を持ったボランティアの人達を見ました。
大勢の方々に守られている山であることを、改めて感謝しつつ下山します。

カッコソウの保護地では、押すな押すなの大盛況。
お世話になったこつなぎさんの姿は見えませんでした。
ラブちゃんのご主人にご挨拶だけして。

改めて花を愛でてと思っていたけど、圧倒されてスルーします。

 やっと静かになった

家の玄関前に、大きな箱の宅急便が無造作にポツンと。
留守なのに置いてっちゃったのかしら。

開けてみたら、母の日のプレゼントが出てきましたよ。
ピンクのカーネーションも嬉しいし、孫からの手紙も嬉しい。
ありがとう
先週届けてくれた次男家の花と、きょうの長男家からの花を並べてパチッ。

 孫からのお手紙もいっぱい        ▲ 母の日のプレゼント♪ ありがとう