2013.05.02 (木)   K2Couple No.0409 

韓国岳(霧島山)
からくにだけ(宮崎県・鹿児島県)
1,700m
簡単に登れて、展望にも恵まれた

コース最大標高差 : 465
コース累積標高差(+) : 620
コース累積標高差(−) : 620
コース沿面距離 : 6.3 km
行動時間 : 3'55"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  韓国岳から高千穂峰と新燃岳
 道の駅きりしま 4:40 = 5:05 えびの高原登山口

 登山口P 5:50 ... 6:45 五合目 ... 7:20 韓国岳 7:35 ... 8:00 五合目 【L】 8:20 ... 8:45 硫黄山分岐 ... 9:00 硫黄山 ...

 9:15 車道クロス ... 引き返す ... 9:30 車道 ... 9:45 登山口P

 登山口10:10 = 10:30 新湯温泉新燃荘 11:20 = 13:20 志布志岡留 【お土産】 14:00 = 14:10 志布志港FT 17:55 《さんふらわあ》

 《さんふらわあ》 大阪南港 8:10 = 南港北IC/阪神高速・名神高速・京滋バイパス・中央道・長野道・上信越道/藤岡IC = 18:20

霧島山中心部

  韓国岳の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

新湯温泉 霧島新燃荘 (¥500)



 ○韓国岳は九州南部に連なる霧島山の最高峰である。
 ○頂上には直径900m、深さ300mの火口があり、雨が続くと池ができる。
 ○また、冬にはよく冠雪し、霧氷なども見られる。
 ○北西山腹にえびの高原が広がり、南西山腹に大浪池がある。
 ○山頂付近にはミヤマキリシマ、マイヅルソウなど、火口壁にはヒカゲツツジなどがみられる。
 ○駐車場やビジターセンターの充実しているえびの高原からのルートがもっとも一般的である。
 ○山頂から南方の眺望は抜群で、霧島山系の山々や霊峰高千穂峰を展望でき、遠くは錦江湾の桜島も眺望できる。
 ○また、韓国岳の山頂から、獅子戸岳、新燃岳、中岳と縦走して高千穂河原へと降りるルートも縦走路として人気が高い。
 ○名称の由来として、江戸時代以前は山頂付近の登山道が険しく難路であり登山者がほとんどいなかったこと、あるいは山頂付近に草木が乏
  しいことから空虚の地すなわち空国(むなくに、からくに)あるいは虚国(からくに)と呼ばれるようになったという説がある。
 ○また、韓の国(朝鮮半島)まで見渡すことができるほど高く「韓国の見岳」と呼ばれたためとの説もあるが、実際には見えない。
 ○古くは霧島岳西峰、筈野岳、雪岳、甑岳とも呼ばれていた。
                                        wikipedia より


朝まだ薄暗い内に起きて、登山口へ移動しますね。

えびの高原の中心地、エコミュージアムセンターに大きな駐車場がありますが遠いのでスルーして、登山口正面の駐車スペースに停めます。
二番乗り。

隣に停めた熊本Noのレンターカーの人が、「群馬からご苦労さんです、スバル車をご愛用いただきましてありがとうございます」 だって
なんと群馬県太田市から遠征して来られた富士重OBの方でした (^^
男女混成7人partyです。

 太田partyを見送る

私たちは朝飯を食べてから、ゆっくり準備します。
次に来たご夫婦は、コンビニ袋を担いで大阪のノリで登って行きました。

歩き始めてすぐに硫黄山の分岐。
韓国岳の斜面から昇る朝日が眩しいです。
ここは宮崎県。

 硫黄山分岐
 硫黄山を見下ろす         ▲ 咲いたら見事なミヤマキリシマの道

三合目付近まではミヤマキリシマの疎らな林の中を登る。
四合目から展望が開け、えびの高原や白鳥山、甑岳などが良い。

大きな石がゴロゴロしている登山道です。
石や木の階段が続きますが、崩れて散らばっている場所が多い。

登山道脇は低木なので、昨日の開聞岳よりずっと開放的です。
清々しい朝の空気。

 どこでも歩ける石ゴロゴロ

五合目は広場になっていて、絶好の休憩ポイントです。
振り返ると、えびの高原の広々とした景色が眼下に。

案内の地図も新しく、合目の指導標も立派で親切ですね。
改まって休憩ということではないけど、何気に時間を潰してしまいます。

 韓国岳登山案内              ▲ 五合目広場

六合目から山頂までは、傾斜も緩んで登りやすいです。
春霞がなければ展望抜群。
爆裂火口の縁から、時々底が見える。

六合目、七合目、八合目と単調に登って行きます。
八合目で、大浪池が見え始める。
登山道は錯綜しており、おいちゃんはわざわざ火口の縁を歩いてヤバイヤバイを連発しながら登っています。

間違っても落ないでよ

 八合目標柱
 乾いた火口底             ▲ 火口壁の縁を行く
                                ▲ こんな感じかな
                            大浪池分岐

大浪池が完全に見えてきたら、正面に高千穂峰と新燃岳がド〜ン。
ちょっと霞んでましたけど (^^;

大浪池分岐の案内板によると、大浪池へ下る道は通行禁止みたいです。
お鉢の向こう側が山頂だと思っていたけど、すぐ上が山頂でした。

太田partyはこれから高千穂峰に登るとのことで、早々と下山です。
さようなら、九州の旅楽しんでね〜。

 見えた〜            ▲ 太田partyは下山
                        ▲ 高千穂峰の手前に新燃岳がくすぶっている

山頂でランチが定番ですが、まだ早すぎるので下山します。
きょうは風が冷たくて寒いので、ゆっくり休んでいる人はいないし。

韓国岳から高千穂河原へ縦走できればいいのですが、新燃岳の半径1.5キロは入山規制がかかっています。
必然的に、韓国岳と高千穂峰をそれぞれピストンする人が多いようです。

短いコースなので、他の山と組み合わせて夜討ち朝駆けを考えたくなる山ではあります。

 山頂で

私達も五合目まで腹減らしして、パン休憩でもしよう。
って、まだ7時半なので、いつもなら朝食の時間ですけどね。

 溶岩ちっくなイワイワを下ります
 赤土の道もあり          ▲ 五合目でお約束の食事休憩

このコースは短時間で登れることから、ビニール袋や手ぶらで登ってる人も見かけました。
私たちもザックから出したのは、パンと水だけだし。

暇を持て余し、硫黄山を廻って帰ることにします。
分岐から一変して白い世界です。
かつては硫黄の採掘をしていたらしく、登山道に黄色い硫黄の塊(?)が数個転がっていた。

 再び硫黄山分岐
                              ▲ 硫黄山のてっぺんと韓国岳の絵になっちゃった

この山にも噴火口がありますが、登山道からは底まで見えなかった。
おいちゃんは、大きな岩に登ってポーズ。
近くにいた人が 『絵になるな〜』 って言ってたけど ・・・

石碑があちこちにあり、南妙法蓮華経の文字が刻まれている。
韓国岳登山口付近には、沢山のミヤマキリシマがあったがまだ蕾。
硫黄山の斜面も、背の低いミヤマキリシマがぎっしり張り付いています。
ここもまだほとんど蕾ですが、岩に寄り添っている木はヌクヌク気分で元気に咲き始めている。

 山に宗教は付き物
 特等席のミヤマキリシマさん          ▲ 不動池、御池を廻ってみよう

車道をクロスして、不動池沿いの道に足を踏み入れるね。
振り返って、韓国岳の山頂が見えた。
御池まで廻ったらフェリーに乗り遅れるかもしれないと、途中で引返す二人です。

車道に沿って山裾を歩いてみたが、ハルリンドウとツルキジムシロくらいしか見当たらない。
列を組んで登っている小学生が、山腹に可愛い花を咲かせていました。

 車道クロス
 青く澄んだ不動池を見ながら帰る              ▲ 頑張りなよ〜
ヒメハギ ツルキジムシロ ミヤマキリシマ ハルリンドウ

                         ▲ かっこいいバイクのお兄ちゃん ・・・ 絵になる〜

おいちゃんが入りたがっている白い温泉に行こう。
何ていう温泉だっけ。
ヤバッ忘れた (^^;

ミュージアムセンター駐車場のおじさんに、真っ白な温泉を訊いた。
それそれ、思い出した新湯温泉だ。

この温泉も新燃岳の噴火で立入り規制されていたが、去年8月に再開されたらしい。

 もう帰ってきちゃった

お風呂には、注意書きが何枚も貼られていた。
一回の入浴は15分で、30分以上入らないように。
高血圧の人は入浴禁止。
私は入っちゃったけど (^^;

露天風呂は混浴で、ご一緒した宮崎のご婦人は入ってきたそうだ。
出入口にバスタオルが置いてあり、女性はそれを巻いて入るとのこと。
私は遠慮しました、内湯だけでも気持ちよかったです

 思いっきりひなびてるし               ▲ 露天風呂

これで全ての行動予定が終わり、鹿児島志布志港へ向います。
霧島の山の中からは、数ヶ所真っ白な蒸気が立ち昇っていました。
この山麓は温泉場だらけです。

志布志までの道中は、いたるところに蓮華畑があり長閑です。
昔懐かしい光景です。

いっぱい並んだ鯉のぼりが、ロープにぶら下がったまま勢いがない。
広島カープも前途多難だし

 泳げない鯉のぼり

志布志に着いたら、さつま揚げの「岡留」に寄り道してお土産を購入。
超人気のお店で、小一時間かかってしまいました。

 さつまあげの「岡留」     ▲ 賞をたくさんもらっている

さんふらわあに乗船して、楽しかった九州ともお別れですよ。
遠ざかる大隅半島をレストランの窓から眺めながら、たらふくバイキング。
新湯温泉の硫黄臭を落としたくなくて、お風呂はパスします。

 帰りも「さんふらわあ」だ      ▲ バイキングレストラン


  一夜明けて

翌朝は、淡路島を眺めながらの朝食です。
テーブルの鯉のぼりは、勢い良く泳いでいました。
(紙だし)
薄っすらと明石海峡大橋が見えたところで、明石の妹に

大阪南港に着いてからが最後の大仕事だよ。
豊中ICまで何処をどう走ったのかさっぱり分かりませんが、ナビを頼りに阪神高速の核心部をグルグル回ったような ・・・ 未だに不明。

名神高速にたどり着いた時に、ホッと胸をなでおろす田舎者ですかね。

 憲法記念日の朝 am5:30
 四国かな am5:40     ▲ 船上レストランで朝食(鯉のぼり付き) am6
                                             ▲ 新淀川

しかし、きょうは連休後半の初日なので大阪から京都まで大渋滞に。
京滋バイパスに迂回してみても、同じように大渋滞。
それでも山が見えると嬉しくなりますね。

伊吹山、御嶽山、南アルプス、北アルプス、高妻山、八ヶ岳、浅間連山。
ようやく群馬に入って、見慣れた赤城や日光白根が迎えてくれました。

 覚悟はしてたけど
 またかい               ▲ 伊吹山
 御嶽山               ▲ 小牧JCT
 屏風山PA付近から中央アルプス                ▲ 恵那山
 木曽駒ヶ岳             ▲ 常念岳・横通岳
爺・鹿島槍                ▲ 浅間連山

時間を惜しんで休憩無しで走ったのに、大阪から10時間かかっちゃった。

今回の全走行距離は1,893km。
奇しくも、私たちの住んでるところの番地と同じです。
一昨年の四国・九州旅行はオールマイカーだったので、2,842km。
今年は、フェリーのおかげで1,000km少なかった。

これで九州遠征は終わりだな。
また行くよっ。
げ〜。

 無事に我が家へ