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■ 6:20 = 藤岡IC/上信越道/下仁田IC = 7:05 サンスポーツランド下仁田P |
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サンスポランドP7:15 ... 8:25 登山口 ... 9:05 コル ... 9:30 物語山 9:40 ... 9:55 コル ... 10:00 西峰 【L】 10:35 ... |
11:00 登山口 ... 12:00 サンスポランドP |
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サンスポーツランドP12:15 = 富岡市 = 13:25 婆ちゃん家 【タイヤ交換&草むしり】 15:15 = 15:20 ■ |
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物語山の場所 |
この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔) |
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物語山は1000mをわずかに越える標高だが、この山ほどその山名から興味を引かれる山は他には無いであろう。
この山名については、昔このあたりにあった山城が戦で陥落し、城を守る兵たちが財宝を城から持ち出し山頂の西にあるメンベ岩へ、フジツ
ルを頼りに登り、頂に財宝を埋蔵したのち、フジツルを切って全員切腹して果てたという物語≠ノより、この山名がつけられたという。
またメンベ板とはこの地方で手打ちうどんを打つときの板のことをいい、メンベ岩の岩峰もこの板を立てかけたように見えるため、この名が
付けられたと言う。
一般的な登山口となる北面からは、四季を通じて訪れる登山者の数も多くなってきた。
上流にある道平川には、多目的ダムである道平川ダムがある。
上毛新聞社『群馬の山歩き130選』より
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「明日はちょこっと物語山へヒトツバナを見に行こうよ」 と誘ったのですが、「腰痛だから休養日」と素っ気ない言葉が返ってきた
なのに、一夜明けてみれば「行くぞ〜」と起こされたの
天気予報は曇りだったけど、窓から差し込む陽射しは明るい。
行かなくっちゃぁ〜。
急いで準備して出発します。
物語山の伝説は、かの地にあった幽崖城が豊臣方前田勢の攻撃を受け、落武者が山中に逃げ込んで自決したと言うものです。
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▲ 四ツ又山と鹿岳 |
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今朝の気温は7度で、この時期としては肌寒い。
八重桜やハナミズキ、芝桜等を眺めながら、快適なドライブ。
高速を降りて、サンスポーツランド下仁田の駐車場に入りますね。
何度となくR254を通っているに知らなかった (^^;
きょうは甘楽郡のゲートボール大会とかで、選手が集結中です。
おばさんから、「どっから来たの?気をつけて」と見送られました。
おじさんに「優勝してね」と、お互いの健闘を祈る。
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▲ サンスポーツランド入口 |
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案内板で確認して、林道を進みます。
早速、ヒトリシズカが道端に咲いていますよ。
今週も沢沿いの道で、かすかな沢音が気持ちいいですね。
この沢は丹沢と言うらしい。( 何気に大げさですよね )
あちこちに黄色のヤマブキが咲いてまして、ここのは特別大きいみたいで花びらが5cmもありました。
小さな花も、途切れることなく咲いています。
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▲ 物語山登山道案内図 |
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▲ ヤマブキ |
▲ ヒトリシズカに佇んで |
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丹沢対岸の岩の上部には、ミツバツツジが咲いていますね。
この道なら無茶すれば車でも入れるね ・・・ なんて言ってたら、道がえぐれて陥没してました。
そして、道半分が流されて無くなってるところも。
これじゃ車は無理ですよ。
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▲ 岸壁を彩るミツバツツジ |
▲ 掘れてるし |
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▲ コガネネコノメ |
▲ ハナネコノメ |
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▲ イワボタン |
▲ ハシリドコロ |
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▲ マルバスミレ |
▲ タチツボスミレ |
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道端にしゃがみ込んで、小さな花を撮ってるので進みません。
あの〜、いちおう山登りに来たんですけど (^^;
はいはい。
なんてやってたら、林道カーブで左上にメンベ岩が見えていますね。
西峰の岩場がアカヤシオでピンクに染まっています。
ちょっと日差しが弱いので、鮮やかさに欠けますけどね。
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▲ 落武者終焉の地、メンベ岩 |
▲ 物語山西峰 |
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▲ 誰だ〜壊したの |
▲ 登山道入口 |
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林道に物語山の標識があり、一旦沢に下って登山道に入ります。
さっき、クマにやられた標識もあったっけ。
きょうは一番乗りらしいので、ビビって熊鈴付きです (^^
急な道を小さくジグを切って登ると、ミツバツツジ咲くお休み処っぽい直角カーブに出た。
暑くなってきたので上着を脱いで、ドリンク休憩にしましょう。
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▲ 一息入れようぜ |
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ここからは少しトラバース気味に歩いて、平ぺったい岩がガラガラ堆積した急登が始まります。
要するに浮き石だらけで、踏むとカラカラと乾いた音がする。
標高差200の面白い直登がコルまで続きますよ。
途中で振り返ると、樹林越しに荒船山が見えました。
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▲ ガラ場の急登 |
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▲ ミヤマキケマン |
▲ 荒船山 |
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小広いコルに着き休憩したいところですが、山頂はすぐそこですから。
コルの標識は、右が物語山で左は西峰。
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▲ コル |
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迷わず右に向かい急斜面を登れば、そこはアカヤシオの道。
西上州ではアカヤシオのことを、ヒトツバナと呼びます。
コルから山頂までずっと左斜面に咲いていますが、地形図通り北面は切れ落ちています。
身を乗り出してもいいけど、落っこちんなよ〜。
わかっちゃいるけど、山では注意喚起が安全確保には必須。
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▲▲▲▲ アカヤシオさん、こんにちは |
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▲ 裏妙義 烏帽子岩と赤岩をbackに |
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アカヤシオに混ざって、一株だけヒカゲツツジが咲いています。
日陰躑躅
ツツジ科の常緑低木。高さ1〜2メートル。
葉は枝先に集まって互生し、枝先に漏斗状鐘形の淡黄緑色花を2〜5個開く。
花冠は径3〜4センチメートルで5中裂し、雄しべは10本。
山地の崖などの斜面に生え、関東地方以西の本州から九州に分布する。
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▲ ヒカゲツツジ |
▲ ヒカゲツツジ ▲ アップ |
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山頂からは妙義山方面が、切り開きの正面に見えます。
誰もいないし、誰にも会いませんでしたね。
いちおう独占。
山頂の先にもヒトツバナが咲いていたので、行ってみたら石祠が ・・・
その先にも踏み跡は続いていたけど、どこまで行くのでしょう?
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▲ 反省?祈り? |
▲ 鼻曲山、浅間隠山とその前に高岩が見える |
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▲ 裏妙義と表妙義 |
▲ 山頂奥にあった石祠 |
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西上州や桐生方面は、アカヤシオ登山で賑わっていることでしょう。
物語山を選んだのは未踏だったこともありますが、アカヤシオ的にはちょっとマイナーな山の方が人出は少ないだろうなぁと思って。
確かに気が狂うほどのアカヤシオ乱舞ではありませんでしたが、K2隊独占でしたので一人当たりのアカヤシオの割り当ては圧倒的に多い訳で。
変な得心
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▲ 全部いただき |
▲ 妙義のギザギザもかっこいいし |
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コルに引き返して、西峰でランチにしましょう。
再びアカヤシオの花や妙義を横目にしながら、コルに下りる。
ここは山全体が平べったい岩の積み重なりなんかね。
露出した斜面は、どこも薄い岩の重なりが見て取れる。
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▲ コルの真上 |
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西峰に登る途中から見る物語山は、北面の崖にアカヤシオが密集していますが近寄りがたい。
そんな訳で、三ツ岩岳のようなアカヤシオのトンネルとはならない。
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▲ 西峰斜面から物語山 |
▲ これは「西峰のアカヤシオ」ってみんな同じか ねっ |
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西峰からは浅間山がよく見えるはずなのですが、生憎きょうは曇っていて裾野しか見えませんでした。
鼻曲山や浅間隠山など妙義山も、そして遠くの町まで見えています。
おもちゃのように高速道路も見えます
踏み跡があったので、ちょっと足を伸ばしてみたけど止めてしまう。
この先は荒船・浅間・妙義の展望台になっていたらしい。
予習なしで来てしまったので、帰ってから調べて知った。
(こういう失敗って結構多いんですよね、我が隊は ^^;)
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▲ 西峰も貸切 |
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誰もいない山頂でランチにしました。
ヒトツバナ咲く枝の下ですよん
いつもの山&山うどんですけど、格別な味がするよね。
空気はヒンヤリ、手が冷たくなってきます。
帰るじょ。
下り始めると、三人の男性が登ってきました。
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▲ 荒船艫岩 |
▲ お花見弁当 |
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▲ まさに今が旬 |
▲ 名残惜しいけど |
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ガラガラの斜面を下りますが、思ったより滑らないので良かった。
雨の時はどんな状態になるんだろうね。
景気よく下り林道に出ましたら、数人の同年代混成partyが登ってきた。
アカヤシオ綺麗でしたよ〜。
丹沢の瀞も清く澄んで、時折差す陽の光が踊っています。
底までくっきり見える完璧な透明度です。
生き物はいないようだった。
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▲ 下山開始 |
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▲ 透明な水の底 |
▲ 沢の中に古碑ありき |
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▲ ヤマエンゴサク |
▲ ミヤマハコベ |
▲ ヒゲネワチガイソウ |
▲ ムラサキケマン |
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▲ ミツバツチグリ |
▲ エイザンスミレ |
▲ マルバコンロンソウ |
▲ モミジイチゴ |
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▲ カキドオシ |
▲ フタバアオイ |
▲ ミミガタテンナンショウ |
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林道の始点、物語橋まで下りてきました。
きょうはヒトリシズカも見られたし、楽しかったよね。
カメラのヒトリシズカの画像を見たら、二人共ボケボケ
戻って撮り直すことになったが、何処だったか見つからないし。
ウロウロしてやっと見つけました。
西上州下仁田の山は、芽吹きを迎えて萌萌です。
サンスポランド内の散策に出てみたら、ゲートボール大会はちょうどお昼の休憩中でした。
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▲ 萌え萌え山肌 |
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一般道を帰って、お婆ちゃん家に寄る。
GWの遠征を控えてようやくタイヤ交換をする気になり、おいちゃんが腰痛を押して頑張った。
こまめに抜いた雑草も元気を取り戻していたので、草むしり大会に突入。
けど、腰に来るよ〜。
今晩から明日にかけて雨だ。
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▲ お婆ちゃん家の庭に咲く |
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