2013.03.09 (土)   K2Couple No.0400 

根子岳
ねこだけ(長野県)
2,207m
シャーベットで満腹、でもって撤退

コース最大標高差 : 705
コース累積標高差(+) : 560
コース累積標高差(−) : 710
コース沿面距離 : 8.1 km
行動時間 : 5'05"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 まったりダラダラ春山気分を満喫

  6:40 = 藤岡IC/上信越道/上田菅平IC = 8:20 菅平奥ダボススキー場P ... 8:45 《第1トリプルリフト》

 リフトtop 9:05 ... 9:50 【L1】 10:05 ... 11:40 撤退ポイント 12:00 ... 12:45 【L2】 13:25 ... 13:35 第1ゲレンデ ... 13:50 奥ダボススキー場P

 奥ダボススキー場P13:55 = 15:10 TAIGA 【孫いじり】 18:40 = 佐久平SIC/上信越道/藤岡IC = 19:40



 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

根子岳の場所


久しぶりに山スキーに行きたいと先月からチャンスを伺っていたのですが、週末になると長野県の天気がイマイチで風ビュ〜ビュ〜。
決心がつかず、伸び伸びになっていました。

今シーズンはもう駄目かなと思っていたところ、やっと高気圧様がやってきましたのでその気になりました。
時期的に一昨年のようなモンスターは期待できませんけどね。【REPO】

 いつもの浅間山

二年ぶりの根子岳ですので何気にルンルンして向かいますが、八風山トンネルを抜けるとモヤ〜って霞んでいますよ。
ここ数日の初夏のような陽気と花粉と黄砂とPM2.5の影響かしら (^^;
浅間山は綺麗に見えているけど、八ヶ岳は薄っすらでした。

奥ダボススキー場に着いても、全然寒くありません。
せめてここだけは氷点下でいて欲しかったけど、気温は2℃。
雪は大丈夫かいなと心配になります。

 奥ダボスゲレンデに向かいます

リフトの一回券(¥500)を買って乗り込みます。
お客さんは殆どなく、ガラガラですってば。

ゲレンデtop に降り立ってびっくり
諦めていた北アルプスが綺麗に見えていましたよ〜。
御岳から北アから頚城の山々まで素晴らしい展望が広がってた。

白い山脈に目を奪われながら、スキー板にシールを貼ります。
物置に入れっぱなしだったので、ホコリだらけの板でしたけど (^^;

 奥ダボス第一トリプルリフト
                                 ▲ リフトtopから北アルプスにおはよ ♪
 湯の丸・烏帽子と八ヶ岳          ▲ 先ずシールを貼り付けてと ♪

出だしはいつものようにゲレンデもどき圧雪コースを登っていきます。
が、今回はねこルートじゃつまらないと、一本右の尾根を登ることに。

ねこルートから離れて一旦沢に下り、まっさらな雪の上を行く。
気持ちいいね〜。

 徐々に右寄りに

雪は適当にクラストしていて、上に4、5cmの新しい雪が積もっている。
登り易いと言えば登りやすいし、湿っていると言えば湿っている。
ちょっと微妙な雪質です。

ダケカンバの上に見える山に背を押されて、シコシコ登りますね。

 ねこルートを離れて           後立山のランドマーク白馬
 美味しい空気に素晴らしい展望           ダケカンバの林は心和むし
                                      ▲ お馴染みの頚城の山並み

この尾根は古いシュプールに時々出会いますが、登る人はなく私たち独占。
この広さが気持ちいいね〜。

展望抜群の開けた場所に出たので、早速休憩しましょう。
最高の眺めで超贅沢な時間ですよ。
少し腹ごしらえ。
三人組♂がスノーシューでバサバサ下って行きました。

 スノーキャットが見えるよ              ▲ もう休憩かい

時々隣の尾根をスノーキャットが行き来してるのが見えます。

ダケカンバの林を縫って登ったり、小広い場所に出たりの繰り返しです。
腐り始めた雪がだんだん重く感じられて、前途多難な予感。

 避難小屋の上辺りかな
                      静かなのはいいけど、圧雪コースとは勝手が違うね
                          ▲▲ それぞれ好き勝手なルートを行く

あれっ、帽子がない
暑いのでザックの蓋に挟んでおいた帽子がなくなっていた。
落としたかも ・・・
帰りに回収すればいいじゃん。

左前方にねこが登っているのが見えた。
あそこがねこルートみたいだけど、山頂はまだまだだよね。
だるくなってきたし

 この人は疲れ知らず             爺と鹿島槍です
                                ふ〜だいぶ登ったぜ
 色の変わったエリアは湿雪                もう一息だ

山頂に近づくと風が強くなってきました。
振り返ると、北アルプスは消えかけてボヤ〜ってしてますね。

思った以上に雪の状態が悪く、正午をタイムリミットに登ります。
展望は無くなったし、無理は怪我のもとなので撤退を決める。
単なるズル
ここまで来たら山頂みたいなもんだし、充分楽しんだもんね
プラス思考満載の二人。

 思いっきり急になってきたんだけど           ▲ この木の陰で撤退準備

帰りはねこ様の圧雪コースでもいいと思ってたけど、失くした帽子を回収するミッションが増えたので登ってきたルートを下ることになりました。
天気は上々、雪質は最悪
雪はベチョベチョ、シャーベット状態で重いターンをきると板がひっかかって急ブレーキかかってつんのめりそうになる。

湿った色の腐れ雪でも、ガガ〜ってブレーキがかかっちゃうし ・・・
技量不足は否めない訳でして。

さて滑降開始です
 二年ぶりなのでソロソロ               ▲ おれも
                            ▲ ちょっと慣れれば突撃はらっぱ
 待ってくれ〜             ▲ おいちゃん不調
 登りのトレースを拾って下る         ▲ おいちゃんの帽子はどこだ〜い

何とか踏ん張って自分のつけたトレースを辿りながら下ります。
きょうのおいちゃんは絶不調、腰痛が応えてるのかな。

なかなか降りて来ないと思ったら、ひっくり返ってもがいていた
転んだら最後、ザックや板を外さないと起き上がれません。
ストック突いても手を突いてもザクザクなので、暖簾に何とか糠になんとか。
豆腐に箸を刺すようなもの。

何と3回も転んでたらしい。 密かに転んでいるので自己申告回数ですけど

 だれか助けれ〜
 大破撃沈      ▲ ボーゲンで安全運転 (でも転んでたよ)

この辺じゃないかな〜と思ったところに落ちてましたよ。
おいちゃんの帽子みっけ〜。

登るときに休んだ場所で、ヘトヘトランチ休憩にします。
下の方は不思議と全く風が無く、雪の中でビールを廻して冷やしたりラーメンを煮たりして、この世の春を楽しむのであります。

日向ぼっこ〜

 ビールもあるし(ノンアルだけど)
 ラーメンもあるし         ▲ もうちょっと上手く滑ってくださいよ

そこから緩やかに下り、少し登り返してねこルートに合流します。

こんな雪質でも、ねこルートは快適に滑れます。
ちょっとの距離だけ快適に滑って、ゲレンデtopに着きました。
ゲレンデを一気に滑り下りて終了です。

朝は疎らだったゲレンデも、大勢の人で賑わっていましたよ。
シーズン最後の雪遊びですもんね。

 先に行くけど
ゲレンデtop              そこそこの賑わい

雪が融けるはずですよ。
駐車場の気温は13℃もありました。

春山は満喫できたけど、想定外の疲れが残った。
やっぱり歳かな ・・・

わしゃ疲れたぜよ

今週は長男家に寄り道します。
上の子はサッカーでいなかったけど、あとの三人は家でゴロゴロしてた。
おいちゃんは、暗くなるまでaoi君にキャッチボールの特訓。

孫達と遊んで、またまたお嫁さんの美味しい晩ご飯をご馳走になりました。
来週から春休みになるので、孫二人を預かる予定です。

きょうの前橋の最高気温は26℃の夏日だったらしい。
3月で夏日を記録するなんて、春は何処に行っちゃったのかしら?
おそろしや〜。

 あっ、おばあちゃんだ〜