2010.03.19 (金)  K2Couple No.0261 

湯の丸山
ゆのまるやま(群馬県・長野県)
2,101m
残雪まだらにして、無風快晴

コース最大標高差 : 370
コース累積標高差(+) : 420
コース累積標高差(−) : 420
コース距離 : 6.4 km
行動時間 : 5'25"

* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません

 北アをbackに北峰三角点で
  7:30 = 藤岡IC/上信越道/小諸IC = 8:50 地蔵峠P
 地蔵峠P 9:15 ... 10:00 中分岐 ... 10:45 湯の丸烏帽子コル ... 12:00 湯の丸山南峰 ... 12:20 北峰 【L】 13:20 ... 13:35 南峰 ...
 14:10 ツツジ平 ... 14:40 地蔵峠P
 地蔵峠14:50 = 15:40 車坂峠高峯高原ホテル 16:25 = 佐久IC/上信越道/藤岡IC = 17:55

  湯の丸山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

高峰高原ホテル こまくさの湯 (¥0)


 昨夕の雨は山では雪になっているらしい。
 きょうは天気が良くなる予報だし、おいちゃんが休めると言うので行くことになった。
 6時に起きて洗濯をしながらお弁当を作り、7時過ぎにおいちゃんを起こして出発準備をします。

 高速沿いの白い花は白木蓮やコブシでしょうかね?綺麗に咲き揃っています。
 西上州の赤久縄山や妙義山の山頂部分は霧氷で白いですよ。


八風山トンネルを抜けると、相変わらずどんより雲の中です。
でも、晴れ予報ですから落ち込みませんけど(笑)

地蔵峠へ登る途中、いつもの場所にはきょうも綺麗に霧氷が出来ていましたね。

 地蔵峠に向かう道は木々がキレイ

峠に近いところでは道路に積雪有り。
晴れているので、木々の白さはありません。

 あれは湯の丸かね

地蔵峠の広い駐車場は、平日なのでガランとしています。
端っこに数台あるだけ。
リフトはカラカラ動いていました。

近くの山はクッキリ見えています。
トイレを済ませて出発。

 ガラ空きの駐車場

キャンプ場へ続く道には、先行者のトレースがついていました。
昨夜降った雪は8cmくらい。
歩き易い。

キャンプ場で私はワカンを付けた。
ぎゃ〜、壊れてる。
おいちゃんは激安君を連れてきましたが、靴を留めるバックルが欠けてるのを発見。
やめてよ〜とか文句を言いながら、何とか工夫して仮固定します。

 キャンプ場から湯の丸

巻き道(水平道)を行くと、先行の男性単独が帰ってきました。
鞍部まで行ったけど、烏帽子は諦めて帰ってきたとのこと。

雪解けが想像以上に早く、笹や潅木が目立つ。
もう残雪まだらの春山です。

 水平道も笹がいっぱい出ていました
 めざす烏帽子岳(コルにて)

烏帽子の山頂には陽が射しているのに、稜線はガスったり晴れたり目まぐるしく雲が動いています。
正面に見える筈の四阿山も雲がかかっていて見えませんでした。

烏帽子に向かおうとしたその時に、湯の丸北面の霧氷が目に入る。
・・・ どうする?
あの霧氷の下を歩きたいけど、早くしないと融けちゃうよ。
展望は湯の丸と変わらないから烏帽子カットしようか。
そうしよそうしよ。

 湯の丸北面の霧氷
 せっせせっせ             ▲ 早く登って来いよ
プチ霧氷 烏帽子が気になる ダケカンバさん 青空に突き進む 愛用のGletsche

学生時代に愛用したピッケルを持ってきた。(錆取りのため?)
今は珍しいウッドシャフト。
1967年製のGLETSCHER、新田次郎著「栄光の岩壁」のモデル芳野満彦氏デザインのニッケルクロム鋼モデル、芳野氏の直筆刻印入りの逸品。

半分ほど登った頃、雲の間から鹿島槍ヶ岳が覗いていました。
隣の爺と仲良く並んでいます。

 爺ヶ岳と鹿島槍と五龍

飯縄山も一際目立って聳えています。
カッコいいですね。

おいちゃんは遂に激安君を諦めて、ザックにくくりつけています。
平らなところは何とかなるが、登りではスリッパを履いてるみたいにズルズル靴が抜けてやってらんね〜とのこと。
ツボ足に転向。

回りの木々に霧氷がついて花が咲いたようです。

 飯縄山
クリックで拡大

「腹減った〜飯くわせ〜」と小さな声で繰り返しながらおいちゃんを追う。
おいちゃんは「山頂についてから ・・・」と、休む気はありません。
張り切っていますよ。

着いた〜
山頂です。
四方八方から山の展望が飛び込んできました。

 湯の丸山頂から浅間方面.

誰もいません。
北アルプスもだんだんと雲が上がって、見える範囲が広がってきました。

無風快晴とは言え、ここにはやっぱり冷たい風が吹いている。
南峰から北峰に向かいますが、雪が極端に少なく地面むき出しもあり。

四阿山や根子岳も全容を見せていました。
志賀の山々もはっきり見えていますが、空の青さがイマイチなのでスカイラインの鮮やかさに欠けます。

 南峰から北峰に移動してランチだね
                                ▲ ネコと四阿山

ランチはいつもの北峰の岩陰に決定。
先週の吾妻耶山の失敗があるので、浅間山を見ながら気長に北アが晴れるのを待つことにします。

刻んだ葱や芯切り菜とハムを放り込んでうどんをグツグツ煮ました。
山を眺めながら、うどんが煮える音と匂いが最高。

 至福の時間
                 ▲ 雲が少し邪魔だけど北アの展望です

北峰から角間山に少し下って食後の腹減らし。
霧氷の華がきれいだった。

 北峰の奥に南峰

北ア展望で溜飲を下げたK2隊は南峰に戻って下ります。

雪解けが進んでいるため、笹を踏み抜くとでかい穴ができる。
あちこちブリッジ状態でした。

 待った甲斐があった

きょうはおいちゃんのソリも持ってきたよ (^^
山頂下から滑走開始。
滑るすべる ・・・ 怖いくらい滑る。
潅木に突っ込んで止まりました
急斜面はソリでは危ないので、何もナシでシリセードに方針転換。
傾斜が緩い場所はソリを使ってね。

他人の目があったら出来ないようなオチャラケ騒動で下る二人。

 ぎゃ〜
 湯の丸山をあとに (湯の丸南北峰、角間山そして四阿山と志賀の山並み)

ツツジ平の鐘を過ぎて、東屋からは適当に樹林の中を下りました。
雪上の登りは大変ですが、下りはザクザク楽勝です。

キャンプ場を右に見て、適当なところで林道に下りる。
駐車場の雪はすっかりなくなっていました。

 林間を気ままに下ります

地蔵峠から下って浅間サンラインを走り、車坂峠に登り返します。
峠のはしごです(^^;

高峰高原ホテルの無料入浴券が2枚あったので。
こんな無駄走りを ・・・

ホテル前の駐車場からは富士山が大きく見えていました。

 高峰高原ホテルから車坂山とアカゾレの頭

帰りも通勤割引を利用します。

群馬県に帰ってくると、朝と同じようにどんよりしていました。
西上州以外は何処の山も見えません。
高速を下りる前(5時45分)真っ赤な大きな夕日が西の山に沈んでいきました。
こんな綺麗な夕日を見るのは久しぶりです。

 上信越道から浅間山