2009.12.20 (日)   K2Couple No.0253 

地蔵岳
あかぎ じぞうだけ(群馬県)
1,674m
ちょっと赤城の様子を見てこよっと

コース最大標高差 : 185
コース累積標高差(+) : 185
コース累積標高差(−) : 185
コース距離 : 1.5 km
行動時間 : 2'40"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 電波塔建ち並ぶ地蔵岳山頂

  8:25 = 前橋 = 9:40 八丁峠

 八丁峠 9:55 ... 10:20 地蔵岳 【L1】 11:15 ... 11:35 八丁峠

 八丁峠 11:40 = 11:45 覚満淵 【L2】 12:25 = 13:15 忠治温泉 14:05 = 15:05


      地蔵岳の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

赤城温泉郷 忠治温泉 旅籠 忠治館 (¥500)


 ここ数日は、日本列島に寒波が押し寄せて寒い日が続いている。
 「霧氷を見にいきたいね」と言って寝たおいちゃんですが、朝起こすと風邪気味で頭が痛いから中止とのこと。
 中止ならのんびりしよっとテレビを見ていると、8時過ぎに起きてきて「霧氷を見に行くか」ですって。

超特急で仕度を済ませて、出発です。
夕べの段階では荒船山という案もありましたが、これは消えた。

遅い出動なので、とりあえず赤城に向かいましょう。
気ままさんが『赤城の雪の面白さを味わってみませんか』って言ってるし。
昨日の「赤城の詩」さんの荒山の霧氷を見て、行きたくなりました。

 前橋に向かう道から赤城山

ところが、鍋割山にも荒山にも霧氷のムの字もありません
上まで行ってみよう。
姫百合駐車場もガランとしていて、この時期としては寂しいです。
箕輪を過ぎると、道路は白く凍結していました。

黒檜山の山頂から斜面にかけて、霧氷で白くなっている。
でも黒檜は先日登ったばかりなので、また登るってのもねえ。
八丁峠の様子を見てこよっか。

 黒檜は「そこそこ霧氷」

ということで、地蔵岳か長七郎にする。
霧氷は見えないけど、簡単に登れて展望はすこぶる良い。

きょうは30分で登って30分で下って温泉にしよ。
そうしよそうしよ。
こんなんで山登りとしてカウントしていいんだろうか

見上げると何か、秋の地蔵岳みたいなんだけど(^^;

 八丁峠に駐車

それでも、登山道には雪があります。
パウダースノーでサクサクです(^^
積雪量は少ないけど、歩く度にグキュッグキュッと快い音がします。
片栗粉みたい。

栃木の単独男性が下りてきました。
最高の景色ですよって。

 階段の登り

陽光に照らされた雪の結晶が、キラキラ踊って逃げてゆきます。
うわ〜キレイやね。
何か踏みつけたら勿体ないほど奇麗でしたね。

10時を廻っているけど、まだまだ気温が低いのかな。
でも見上げる空は真っ青青。

 雪が立ってる

後ろを振り返りながら、快調に登ります。
小沼は完全に凍結したらしく、氷の上に雪が積もって白くなっている。

遠くには、双耳峰の筑波山が鹿島槍みたいに一際目立っていました。
この冬行きたい百名山です。

 遠くに筑波山
                         ▲ 袈裟丸山の左に見えるのは日光の男体山でしゅ

山頂直下からは、富士山 も大きく見えていました。
綺麗な富士山ですが、魔の山ですね。

昨日、片山右京さんのパーティーが遭難したニュースが流れて驚きました。
二人の若いメンバーが亡くなったらしく、気の毒に思います。
気象条件が悪すぎましたよね。
引き返す勇気が大切。

 またまた見えた富士山

わずか30分の登りですが、暖かい陽射しいっぱいで汗が出ました。

山頂部では名残の霧氷が出迎えてくれます。
おいちゃん良かったね ・・・ 霧氷が残ってたよ。

 はい、山頂に着きました

山頂には渋川の単独男性だけですが、わんちゃん同伴でした。
とても人なつこい犬で、私に付きまとって離れません。
男性は気を使ってましたが。
私はいんですよ、わんちゃん大好きですから。

昨日の霧氷は素晴らしかったと、デジカメの写真を見せて下さいました。
霧氷がきれいだった代りに、風が強く展望はダメだったとか。
きょうは風もなく素晴しい眺めだが、霧氷は着かなかったみたい ・・・

それにしても、二日続けて登るとは素晴しい気力ですね。

 展望に酔うはらっぱ
                          ▲ 地蔵岳山頂から望む赤城大沼と外輪山 そして北の山稜

                                       ▲ 谷川方面アップ

 ばかっぷる
                         ▲ 新坂平方面の展望

まとまりのない私達はてんでんバラバラ
勝手に右へ行ったり左へ行ったり(笑)
広い山頂を駆けまわって 充分展望を楽しみました。

暖かいです。
これまたてんでに、コンビニのおむすびを頬張ったりパンに食いついたりしながら、いつまでも霧氷越しの山の景色を堪能するのでありました。

 北の山並み

下る頃には雪が大分緩んできましたね。

富士山を見るために寄り道しました。
真白な小沼と長七郎が、山芋をゴリゴリしたすり鉢のようになっています。

関東平野の彼方に見えるゴツゴツは、新宿副都心のビル群だって。
山頂の渋川の男性が言ってました。
拡大して確認したので間違いないそうです。

 小沼に向かって下山します

下山してもたっぷり時間があるので、覚満淵でも散策しましょ。
ここも真っ白です。

誰もいないね。
ベンチの雪を払って、並んで腰掛ける。
お汁粉とおむすび休憩。
今度はピッタリ息が合ってるじゃん(^^

 覚満淵

覚満淵のほとりには立派な石碑が建っていました。
今まで傍に行ったことがなかった。
なんと、昭和58年に覚満淵を散策された昭和天皇の句碑でした。

碑文 ・・・
  「 秋くれて 木々の紅葉は 枯れ残り さびしくもあるか 覚満渕よ 」

う〜ん!天皇陛下って孤独やね〜

 ふむふむ

はいはい温泉ですよ
今回は、山というよりも温泉。

時間の余裕があるので、忠治温泉まで走りましたよ。
冬季は八丁峠が通行止めなので、ちょっと遠回りですが ・・・
近道見つけたし (^^

 忠治温泉