2000.06.24 (土)   K2Couple No.0022 

志賀山
しがやま(長野県)
2,036m
梅雨時は展望よりも花がメイン

コース最大標高差 : 345
コース累積標高差(+) : 260
コース累積標高差(−) : 375
コース距離 : 6.1 km
行動時間 : 4'10"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 渋池はほんとに静かなとこです
  6:50 = 8:30 草津温泉 = 9:20 硯川p
 《前山リフト》 9:40 ... 9:50 渋池 ... 10:10 分岐 ... 10:35 四十八池 【L】 11:10 ... 11:50 裏志賀山分岐 ... 12:00 コル(釜池)...
 12:20 志賀山 12:25 ... 12:55 分岐合流 ... 13:20 渋池 13:30 ... 13:50 硯川p
 硯川p14:00 = 14:45 七味温泉 15:35 = 16:50 鳥居峠 = 北軽 = 18:50 藤岡FamilyBook 19:20 = 優曇華 = 20:30

      志賀山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

南志賀温泉郷 七味温泉 元湯紅葉館(¥400)


 朝、目を覚ますと予定通り(?)霧雨が降っていたが、空模様のことなどお構いなしに出かける。
 草津から先の志賀高原ルートは濃いガスに包まれて、10mくらいしか視界がきかなかった。
 深い霧の中から対向車が突然出て来るので、びっくり緊張する。
 はらっぱ運転。

 渋峠を越え横手山エリアに着くと、長野県側は切れぎれに視界が開け、青空がのぞくほどの好天気じゃありませんか。
 傘をさして歩く覚悟がどっかにとんで行ってしまった。
 はれおとこ? はれおんな?

 竹の子(根曲がり竹)狩りの人たちが道端にズラズラ車を停めて、長靴を履き身支度に忙しい。
 硯川に到着すると、何はさておき前山ペアリフトに忙しなく乗り込む。
 ハクサンチドリが可憐に咲いていた。

前山は白い絨毯を敷き詰めたように、ワタスゲが一面に咲いてかわいい。
それほど広くはない草原をとり囲むように。
針葉樹林の緑とワタスゲの白が素晴らしくマッチしている。

渋池は静かなたたずまいに、二羽の鴨が遊んでいた。
平和でのどかな光景。
オオシラビソとの組み合わせが絶妙で、心が洗われる。

 ワタスゲ           ▲ いろんな花が咲いているね

四十八池湿原の木道脇には、湿原の花ミズバショウが咲いています。

湿原の端に志賀山の登り口があり。
その休憩ポイントに設えてある腰掛けで、ちゃんとした食事をする。


山を楽しむ登山者と、山で仕事をするプロ山菜取りの人達が半々ですね。

 四十八池

志賀山の登りは短いが、傾斜がきつい。
視界はガスに覆われてすこぶる悪し。

裏志賀山は登ってもしょうがないような気がしたので、迷わずカットした。

 志賀山の登り            ▲ サラサドウダンツツジ
 ゴゼンタチバナ          ▲ ウラジロヨウラク(ツリガネツツジ)

コルに下って志賀山に登り返すことになるが、コルには小さな残雪があり。ここから、静かで深く澄んだ感じの釜沼が見下ろせる。

志賀山頂を超えてしばらく行った所に、立派な方位盤が設置されていた。

木の根っ子と大きな岩の歩きにくい道、雨後の滑り易すそうな道をバタバタ下ると、あっという間に今朝分岐した地点に合流です。

特に印象に残る山歩きではなかったが、のんびり歩けたのは確かだ。
下りはスキーゲレンデに沿って、大回りをして駐車場に着いた。

 スキー場上部に帰ってきた

よそのご夫婦から情報を仕入れた結果。
熊の湯温泉はやめにして、南志賀の七味温泉に向かうことにした。
山の上の細い道で、またまた緊張します。

4軒の宿の内、とっつきの元湯紅葉館におじゃまする。
宿自慢の洞窟野天風呂は女湯だった。
男は普通の野天風呂ですよ。

万座と同じ白濁湯だ。
セミの鳴き声が断続的に響き、気分はすっかり夏の昼下がり。

この時期、山菜取りシーズンでどこも路肩駐車が多かった。
5本ゲットした竹の子。
山ふき。
山田牧場のわらび。

 七味温泉 紅葉館にて
 ノウゴウイチゴ ▲ アカモノ  マイヅルソウ
 ハクサンチドリ ▲ ヒメシャクナゲ  ヤマオダマキ


 須坂に出て上信越道で帰るつもりでいたが、心変わりして真田町から菅平、鳥居峠経由長野原にルートをとる。
 ちょっと古くなったが、高性能のはらっぱナビが威力を発揮した。

 鳥居峠を越えて群馬県に入ると、まるっきり朝と同じ濃いガスに包まれていた。
 帰路を急いだ。
 今日は忙しいのだ。
 藤岡で今日の写真をDPEし、衆議院選の投票所南コミに駆け込む。
 バイパスの優曇華に入り、志賀山の写真を見ながら楽しい夕食を囲む二人であった。