2000.06.17 (土)   K2Couple No.0021 

平標山
たいらっぴょうやま(群馬県・新潟県)
1,983m
お花畑と雨の平標、再訪は一人旅

コース最大標高差 : 1,005
コース累積標高差(+) : 1,210
コース累積標高差(−) : 1,210
コース距離 : 12.1 km
行動時間 : 5'35"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 平標小屋から眺めた平標山
  6:40 = 藤岡IC/上信越道・関越道/月夜野IC = 8:10 元橋P
 元橋P 8:15 ... 9:00 岩魚沢林道登山口 9:05 ... 10:15 平標山の家 10:25 ... 11:30 平標山 【L】 11:45 ... 仙ノ倉山コル(お花畑)...
 12:20 平標山 ... 12:50 松手山 ... 13:15 送電鉄塔 ... 13:50 元橋P
 元橋P14:00 = 14:15 苗場浅貝美人の湯 15:00 = 月夜野IC/関越道/高崎IC = 16:30


 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

平標山の場所

苗場浅貝温泉 雪ささの湯 (¥700)

TAIGA が帰ってきてはらっぱがパスした為、はからずもK1C になった。
昨晩、TAIGA と酒を飲んだせいか、2時間ほど朝寝坊してしまう。

天気は決して良くはないが、平標山を今回は逆廻りに平元新道から登る。
関越道をとばします。
独りで運転すると、控え目ではあるが若かりし頃のとばし屋根性が蘇る。
元橋の駐車場は、既に満車状態。

登山口までの林道は快調に進むが、登り始めると昨夜のアルコールが再び全身にまわってだるくなり、息も絶え絶えになった

 平標山の家から平標山

平標山の家に出ると。
前回はガスで見えなかった仙ノ倉が、目の前に広がっていた。

雪はわずかばかり残っており、アヅマシャクナゲは終了間際だ。

小屋の裏に廻って、いじけ気味に休憩。
山の写真を撮っていると、休んでいた女性が 「撮りましょうか?」
「すみません」 と言うことで、笑顔でポーズをとるおじさんになった。
お返しに撮ってあげる (^^

登山者と山小屋との間でトラブルがあったらしく。
小屋の水場は使用できなくなっていた。
下の沢まで汲みに行かなければならない。
下から汲み上げてくれる山小屋の好意に、感謝の気持ちを持てない登山者がいたらしい。

件の女性と山話をちょっとして、お先に。

 山の家の裏で見合写真を撮って貰う

平標山頂から仙ノ倉、万太郎そして一ノ倉、茂倉、武能、蓬峠が見渡せる。
曇り空でもガスらなければ、好展望が得られる。

三国峠方面の箱庭的風景もいい。
山頂は昼食時で大賑わいの状態。

我輩も弁当を広げるが、何となくわびしいロンリーランチタイムです。
つまり単独行に慣れていない。
おにぎり2個とミニラーメンで、簡単にすばやく終りにして腰を上げた。

 お花畑



 コルのお花畑に下り始めてすぐに。
 仙ノ倉往復から帰ってきた会社の高橋さんご夫妻に出会う。

 この頃から、いきなり雨模様になり、高橋さんには先に行っ
 てもらって仙ノ倉のコルに下り、見事なお花畑で写真撮影に
 没頭する。

 ここのお花畑は一級品だ。

                 ▲ 仙ノ倉山に続く稜線

一面に広がるお花畑は、
ミヤマキンポウゲ、ハクサンイチゲ、ハクサンコザクラが主役だった。
その他にミネズオウ、イワカガミ、ツガザクラ、コケモモetc。

すぐに止むと思った雨はひどくなり、ウィンドブレーカーの上だけ着て。
山頂に戻った時には、賑やかだった宴会は殆ど片付いていた。
それにしても、山頂で昼間から酒飲んでドンチャン騒ぎするかね〜。
仲間がいれば、自分もするかも。
すみません。

 コルのお花畑から仙ノ倉
ハクサンイチゲ ミヤマキンバイ ハクサンコザクラ チングルマ 再びハクサンイチゲ

松手山コースを下リ始めると、ヤカイ沢からの横殴りの雨になる。
一の肩辺りは、ハクサンイチゲが見事な群落をつくっていた。

こちら側のコースは松手山までは歩きやすいが、その先は急降下で。
腿がつってしまった中年男性や、転んで尻が真っ黒の女性など見かけた。

松手山の下りで高橋夫妻に追いつき、行動を共にする。
山好きの旦那さんと山情報を交換しながら、雨の中をガタガタ下った。

 松手山方面

このコース、花の宝庫と言われているが。
足元に注意するのが精一杯で、花どころではなくなった。
ドタッという音と共に高橋さんが転んだが、大事には至らなかった。

鉄塔の辺りまで来ると雨も小降りになり、急激に蒸し暑くなった。
雨と汗でぐしゃぐしゃです

 平標肩のハクサンイチゲ

登山口のトイレには、熊注意と思しき看板あり。
しかし良く見ると、熊出没注意と言うよりも、登山モラルの注意書きだった。

           ご注意
    登山者のマナーが問題になっています。
    次の事項を必ず守ってください。
     ●登山者にふさわしい装備で入山すること。
     ●登山道へは盲導犬以外の動物を連れ込まないこと。
     ●登山前に用便を済ますこと。
     ●ごみは全部持ち帰ること。
     ●登山道へ2輪車を乗り入れないこと。
    
この地域は熊の生息地です。熊鈴を必ず携帯しましょう。    湯沢町



車のウィンドウに貼り付けてあった温泉PRビラに誘われて。
浅貝の美人の湯に立ち寄る。
白い湯で汗を流して美人になって、関越道を帰った。
苗場山方面には、まだまだ残雪が多かった。

 登山口の熊注意看板