2000.06.07 (水)   K2Couple No.0020 

湯の丸山
ゆのまるやま(群馬県・長野県)
2,101m
    湯の丸山南峰 2101m 烏帽子岳 2066m
復活の原点に癒しを求めて

コース最大標高差 : 370
コース累積標高差(+) : 720
コース累積標高差(−) : 720
コース距離 : 9.0 km
行動時間 : 6'55"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 湯の丸山頂で展望を楽しむ
  4:40 = 藤岡IC/上信越道/小諸IC = 6:15 地蔵峠P
 地蔵峠P6:40 ... 7:00 中分岐 ... 7:55 鞍部(湯の丸コル)8:00 ... 8:30 烏帽子岳稜線 ... 8:50 ニセ烏帽子 ... 9:20 烏帽子岳 9:30 ...
 9:40 ニセ烏帽子 【L1】 10:10 ... 10:40 鞍部 ... 11:25 湯の丸南峰 ... 11:45 湯の丸北峰 11:50 ... 12:05 南峰 【L2】 12:30 ...
 12:55 つつじ平(遭難防止の鐘)... 13:35 地蔵峠P(ロッジ花紋)
 地蔵峠P13:55 = 14:15 国民休暇村「鹿沢高原」 15:20 = 北軽井沢 = 倉淵村 = 17:40

 湯の丸山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

鹿沢温泉 休暇村 鹿沢高原 (¥500)


 昨日は大腸ファイバー検査を受け、富岡総合病院でいじめられた。
 今日は休暇を取っていたし、天気も全国的に快晴の予報が出ていたので、可憐な高山植物を訪ねる山登りに出かける。
 手術後初めて登った、原点とも言うべきなつかしい湯の丸山。
 あの時はレンゲツツジが満開だった。


峠の駐車場は思ったとおりガラ空きで、K2隊専用です。
ロッジ「花紋」の横からキャンプ場を抜けて、烏帽子岳を先にかたづけようということになった。

道の両側では、イワカガミの団体さんが賑やかに歓迎してくれます。
キャンプ場に着くと、湯の丸山のこんもりした丸い山容が姿を現す。

 優しい形の湯の丸山

カラマツの新芽が新鮮で、心に透きとおるような浅緑だ。
レンゲツツジが咲くには二週間くらい早いようだが、数えきれない程たくさんの種類の花々に巡り会った。

ショウジョウバカマ、ミネズオウ、イワカガミ、オオカメノキ、ツガザクラ、ミツバオウレン、スズラン、シロバナエンレイソウ、ミヤマヤナギetc。
亜高山植物の本格的な開花時期になったようだ。
花の名前は図鑑と睨めっこで只今勉強中です。

 烏帽子岳斜面に取り付く
ミネズオウ コイワカガミ オオカメノキ ツガザクラ
スズラン ミツバツツジ シロバナエンレイソウ

誰にも出会わない山だと思ったけど。
10時頃からぽちぽち人との出会いが始まる。

平日でも山登りする暇人がいるものだなあと、変に感心する。
自分もか。

 烏帽子岳マイナーピーク

青空の下に八ヶ岳、北アルプスが連なり、更には頸城山塊の妙高、火打は雪で真っ白だ。
志賀の手前に緑一色の菅平高原、四阿山と根子岳が近い。
東には浅間連山。

どちらを向いても遮るものがない。

 烏帽子岳山頂で


烏帽子岳稜線全域と湯の丸南北峰間に特に花が多い。

湯の丸山の登りで振り返ると、下の峠で小学生の団体がワイワイガヤガヤ賑やかに休憩していた。
やっほお〜。

時間が経つにつれ青空も白っぽくなり、少しずつ山の影が薄くなっていく。

 湯の丸山南峰山頂


 ロッジ「花紋」で、産直牛乳のソフトクリームを舐めながら、壁に飾ってある花の写真を観て過ごす。

 群馬側に下り、国民休暇村「鹿沢高原」で温泉に ・・・ 空いててしかも透明ないい風呂だった。
 テラスでくつろいでいると、はらっぱが風呂から上って来て、腕に何か付いていて取れないと言う。
 よく見ると、黒い塊に足が生えている。
 なんだこりゃ〜。
 わぁ虫だぁ、山ダニだ〜。
 ぎょえ〜。
 人間の皮膚に食いついて、頭からもぐり込んでいるトンデモナイ虫だ。
 出ている所を慎重にひっぱって虫を引き抜いた。
 気色わる〜。

 それほど強い陽射しのように感じなかったが、腕や顔が日に焼けて真っ赤になっていた。
 いよいよ夏山シーズンが始まったかな。