2000.06.03 (土)   K2Couple No.0019 

戦場ヶ原
にっこう せんじょうがはら(栃木県)
1,395m
      山王峠 1734m  戦場ヶ原 1395m
刈込湖、切込湖を歩いて戦場ヶ原へ

コース最大標高差 : 340
コース累積標高差(+) : 465
コース累積標高差(−) : 560
コース距離 : 13.7 km
行動時間 : 7'30"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 小峠から温泉ヶ岳

  3:15 = 藤岡IC/上信越道・関越道/沼田IC = 5:10 日光湯元温泉P

 湯元温泉5:25 ... 6:25 小峠 6:35 ... 7:20 刈込湖 【L1】 7:45 ... 8:00 切込湖 ... 8:30 涸沼 8:35 ... 9:05 山王峠 9:15 ...
 10:15 光徳牧場 10:25 ... 10:40 光徳沼 【L2】 11:00 ... 11:15 逆川橋 ... 12:00 泉門池 ... 12:20 青木橋 ... 12:55 赤沼バス停
 バス停 13:25 《BUS》 13:40 湯元温泉小西ホテル 15:00 = 昭和IC/関越道・上信越道/藤岡IC = 17:10


 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

地図表示 戦場ヶ原の場所

日光湯元温泉 小西ホテル (¥1,300)


 今日は日光白根山のつもりでいたが、天候が期待できそうもないので、睦っちゃんを誘って戦場ヶ原を訪ねてみることにした。
 金精峠に向う途中、尾瀬方面に分岐する鎌田では立派な吊橋がかかっていた。
 丸沼高原辺りの上空には青空が広がっているのに、白根山頂部にはガスがかかっていて沢筋や尾根にもまだ残雪が多い。

金精峠を越えて栃木県に入り、こじんまりした湯元温泉に到着。

温泉寺境内を抜け、手を漬けられないほど熱い源泉にはしゃいで、三岳を一周する刈込湖、切込湖コースに足を踏み入れます。

金精道路(R120)を横切り、小峠までゆるゆる登ります。
うっそうとした樹林帯を下って間もなく、刈込湖の湖面が見える。
静けさを湛えた刈込湖の湖畔に下り立ち、ゆっくり過ごした。

 温泉寺境内の源泉
                             刈込湖畔で夢見ポーズ 

切込湖に沿って整備された、静かな起伏の少ない山道が涸沼まで続く。
涸沼は野反湖のかもしか平を思わせる落着いた草原状盆地で、広々として気持ちいい。

 涸沼に下る

日光と川俣温泉を結ぶ山王林道が山王帽子山の中腹をまいて走っている。

ベンチ付きの広々とした山王峠で、於呂倶羅山と山王帽子山の眺めをしっかり楽しみます。

 涸沼

展望のないカラマツ、ダケカンバ、ミズナラ林をだらだらと、おしゃべりしながら光徳牧場に下った。

牧場の売店に寄って、新鮮な濃い牛乳を飲む。
少し下った光徳沼で、男体山を正面に見ながら二回目の昼食です。

そのあと逆川橋まで川沿いに行き、金精道路を横断して戦場ヶ原へと舞台は移ってゆく。

 光徳牧場へ

戦場ヶ原は殆ど木道上を歩くことになり。
周りの山の景色がいい所でもゆっくり腰を落着かせる場所が少ない。
花も思ったより少なかった。

木道のコースがくねくねしているので、男体山が前になったり後ろになったりして、方向感覚もバラバラになりそうです。
木々の緑が美しい。

花時期にはまだ早いが、ワタスゲが風に揺れていた。
木々の間にはヤシオツツジも咲き誇っている。

 戦場ヶ原の木道

途中で遠雷が鳴り始めた。

カメラザックを背負った人が多い。
男性ばかりでなく、女性のマニアも次々とやってくる。
馬鹿でかい望遠カメラをぶら下げて歩いて来るのだ。
聞けば、野鳥を撮るのだそうだ。

 ヤシオツツジの小径               ▲ 睦っちゃんと

赤沼が近くなった頃、日本鹿の親子を発見。
300ミリの望遠レンズでパチリ。
私のカメラでは、これぐらいが精一杯な訳で ・・・。

戦場ヶ原の残りをバタバタと急ぎ足で横断して、赤沼にたどり着く。
ここは戦場ヶ原の中継基地らしく、観光客、ハイカーが溢れていた。

赤沼バス停で約30分待たされ、路線バスで湯元温泉に戻る(\410)。

 小鹿


 湯元温泉小西ホテルの露天風呂で、風流な気分に浸りながら一日を振り返る。
 刈込湖コースのあとは湯滝に出て、湯の湖周遊で湯元温泉に戻るのが正解のようだった。
 一人っきりでのんびり入っていると、雨がポツポツと硫黄臭の漂う湯面に跳ね返り、踊っているようで嬉しくなった。
 湯面の王冠模様にしばし見とれる。

 沼田ICに向う途中で昭和ICへの分岐があり、近道のつもりで曲がったのが良くなかった。
 大雨の中、田舎道を彷徨って昭和ICに入り、50Km規制の関越道を戻った。