2008.09.06〜07 (土日)  K2Couple No.0206 

笹谷峠
ささやとうげ(宮城県・山形県)
910m
TUWV 卒業30周年OB山行 第10弾
懐かしい笹谷峠を訪ねて

コース最大標高差 : ---
コース累積標高差(+) : ---
コース累積標高差(−) : ---
コース距離 : --- km
行動時間 : 2'15"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 笹谷峠に建つ斎藤茂吉の歌碑とハマグリ山
 刈田峠P12:45 = 13:25 蔵王ハートランド(TUWV集合場所)14:50 = 《蔵王ハイライン》 15:20 刈田岳 【御釜見物】 16:10 =
 《蔵王ハイライン》 16:45 青根温泉 【泊】

 青根温泉 9:00 = 9:40 笹谷峠P

 笹谷峠P 9:55 ... ハマグリ山敗退 ... 10:10 笹谷峠 ... NTTドコモ中継塔 ... 10:40 山形工高避難小屋 12:00 ... 12:10 笹谷峠P
 笹谷峠P12:30 = 12::50 川崎町白粉家(うどん)13:40 = 宮城川崎IC/山形道・東北道/佐野藤岡IC = R50 =
 太田桐生IC/北関東道/前橋南IC = 18:15

笹谷峠の場所

青根温泉 不忘館 岡崎旅館(¥15,000)

【参加者】 8期 10人 美恵子、前田夫妻、根岸夫妻、濱、守護、相原夫妻&REIREI
9期 8人 健一、千代子、桃谷、富川夫妻、片野夫妻、原田


 南蔵王トレッキングを終えて。
 TUWVOB会の集合時間に間に合いそうだったので、七日原高原ハートランドに向かう。


ハートランドに着くと宿直行組の二人を除いて全員集まっている。
お酒を飲んでる人、もろこしを食べている人、梨を剥いている人食べる人 ・・・
牛や山羊の傍でミニ宴会が盛り上がっていた。

2年連続不参加だったので、3年ぶりの再会です。
いいな〜山仲間って。
卒業して40年目の人達とその奥様達。
まだ働いている人、もう退職した人、再出発した人。
情報交換で話が盛り上がります。

 蔵王ハートランド ( 蔵王町観光協会HPより )


 旅館のチェックインにはチョッと早いし、明日の天気予報では蔵王の御釜は見れないだろうし ・・・
 暇つぶしも兼ねて今から見に行こうということになり、私達はさっき下りてきた道をまた登ります。
 暴走する千代子さんの車を、他の車は必死に追いかける。
 ハイライン(\520)を登り、駐車場はガスガスのガス。

 
 
                                     ▲▲ 刈田岳散策風景
 
▲ 山も友も昔のままな訳で ・・・ photo by Ken

 刈田神社にお参りして、お賽銭と引き換え(?)にお願いします 『ガスが切れて御釜が見れますように
 みんなの願いが届いて、少しずつガスが切れてきました (^^)
 まずは熊野岳の避難小屋そして山頂が姿を見せ、ジャーン!御釜もその全貌を現しますよ。
 素晴らしい光景、懐かしい景色にみんなの歓声が上がり。
 全員(教子さんと根岸夫妻が行方不明)で集合写真を撮って、この感動を瞼にしっかり焼き付けました。

                                    ▲ 刈田岳から御釜が見えました♪
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 ▲ 君がいないと立てない ・・・ photo by Ken      御釜も見たし満足満足 photo by Ken

風呂だ〜酒だ〜と山を下ります。

旅館には、直行組の二人が待っていました。
おいちゃんは適当に男性の部屋へ、私はREIREIと二人部屋です。

何はさておき温泉に入ろう。
熱い熱いお湯でしたよ。
とても入れないので水で薄めているところへ、他のメンバーも入ってきます。

 岡崎旅館ロビー


 湯上りにお茶を一杯飲んで夕食です。
 食事はフォアグラや米沢牛、松茸と岩魚の土瓶蒸し、アワビにウニ などなど高級な食材が並んで美味しく頂きました(^^
 食後はロビーで珈琲をいただく人、お茶を楽しむ人それぞれ ・・・
 そのうちに一つの部屋に全員が集まり、桃谷さんの楽しい進行で、賑やか過ぎるくらいの夜が更けていきます。
 気がつけば、あっという間に11時を廻ってしまいました ・・・ 眠いよう
ZZZ



朝7時に起きて 朝湯です。
他の部屋の人達は早々と上がったところでして、一人でのんびり、まったり。
私が出る頃REIREI登場。

風呂上りに旅館の周りを散策してみます。
作曲家古賀政男が失意のうちにさまよった青根の雑木林。
ここで名曲「影を慕いて」が生まれたというエピソードがあります。

 青根洋館

岡崎旅館には湯治用の宿泊施設が別棟にあり、値段を見てびっくりです。
自炊は1,900円、2食付でも3,900円と書いてあります。
中には入らなかったけど、湯治客らしき洗濯物が干してあった。

ここの温泉は古く、明治の建物って心が落ち着きますね。
まるで宮崎駿の世界です。
風呂場で会ったお婆ちゃんは常連客らしく 「ここの温泉は頭にいいんだよ、そして峩々温泉は傷にいいんだよ」と教えてくれた。
そういえば表に「若返りの湯」と書いてあります。

 やす〜

旅館に帰って珈琲をしていると、間もなく朝食の時間です。
朝食も美味しいお料理で、最高でした。

食事の間に外を眺めると、細かい雨が屋根を濡らしています。
やっぱり今日は雨か。

 マメな人とそうじゃない人

さて出発の時間が近づきロビーに集まったはいいが、どこ行く?状態です。
予定では蔵王熊野岳ですが、きのうの内に見てきたし、外は雨だし ・・・

皆んなで作戦会議です。
作戦参謀は地元仙台の守護君。

笹谷峠思い出作戦を決行します。
現役時代のボッカ訓練合宿目的地で、天国のように思えた笹谷峠。
7台の車で出発です。

 雨だけどどこ行く?やる気のない会議

峠に近づくと道が狭くなっています。
昔は車道などなかったが、国道が通じ高速道路までできた。
笹谷峠では、こんな天気の下でテントを張って酒を飲んでる人達がいる。

標高差150mのハマグリ山に登ろう。
昔は、バテバテで転がり下りたハマグリ山。

登山口で全員の記念写真を撮って、アタック開始。
雨は小降りです。

 笹谷峠駐車場
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         記念撮影 ( photo by Ken )               峠からハマグリ山へ                  前に進みません

最初は緩くて広い道も、すぐに狭くて急な登山道になる訳で ・・・
しかも雨に濡れており、前に進めなくなります。
引き返してもっと楽な道を歩くことになった。
てった〜い。

今度は笹谷峠から南下し、雁戸山方面に向けてコンクリート舗装路を行く。
この辺り一帯を八丁平と言う。
有耶無耶の関跡や六地蔵、尼寺跡などがあり、登山道が交錯しています。

 八丁平でブラブラ

  八丁平の六地蔵 とは
     
   古来より笹谷峠越えは、四季を通じて難渋を極め、遭難が続出した。
   伊達領から最上領に荷を運ぼうとした六人の人夫が、荷を背負ったまま凍死したので、
   その霊を慰めると共に、再びこのような遭難を繰り返さないようにと、道しるべとしてほぼ
   等間隔に建てられている。
                    ( 山形市東沢 関沢区  宮城県柴田郡川崎町 笹谷区 )

 八丁平の六地蔵

コンクリート舗装路は、NTTドコモ中継塔で行き止まってしまいます。
雁戸アタック隊18名は、ここで潔く撤退です。

いえ撤退というよりも、目的達成、完登といった感じでしょうか (^^;

 今回のOB山行、最高到達点

山形工高の避難小屋をお借りして、研修会を開催しましょう。
昨日から持ち歩いていた一升瓶が、とうとう空いちゃったよ。
ハハハ。

皆さんから色々なものが出てきます(^^)
おつまみ各種、名古屋名物ういろう、栃木の梨、自家製ウメジュース、ドリップコーヒー、ミニラーメン、チョコレートなどなど。
メタボの心配をしてる人も、そうでない人も皆んな楽しくいただきます。

コンパクトガスコンロの収納方法の研修会もありました(^^;

 山形工高の避難小屋
 
                                     ▲▲▲ 小屋の中で賑やかな研修会

そうこうしている内に雨が止み、ハマグリ山も見えています。

明るくなってきたので、道沿いの花や実を楽しみながら駐車場に戻る。

 そろそろ引き上げです

峠で解散では寂しいので、トップ車が食事処を探すことに。
笹谷街道沿いで素敵なうどん屋さんを見っけ
『笹谷うどん白粉家』です。

うどんが来るまで、サービスの大根をムキになって卸すメンバーです。
大根卸しが辛かったけど、とっても美味しいうどんでした。
食べてばっかり ・・・

とうとうここで皆さんとお別れ。
円陣を組んで、来年の再会を誓います。

 『笹谷うどん』 白粉家


 高速道路に入って間もなく、土砂降りの雨で前が見えません。
 こんな天気にもかかわらず、福島では懐かしい安達太良山のシルエットが見えました。
 雨の中を順調に走っているケンチヨさんの車発見。
 お互いに手を振って本当のお別れです。