|
|
|
■ 3:20 = 高崎IC/関越道・北陸道・日本海東北道/新潟亀田IC = 6:25 新潟港佐渡汽船万代島P 8:00 《ジェットフォイル》 9:00 佐渡両津港 =
|
9:15 《マツダレンタカー》 9:35 = 9:50 白瀬登山口P
|
|
白瀬登山口P(木戸)10:00 ... 10:35 タン平水路 ... 11:00 トビカ沢 【L1】 11:15 ... 12:30 組上 12:35 ... 13:00 金剛山平 ...
|
13:55 金剛山 【L2】 14:25 ... 14:55 組上 15:05 ... 15:45 トビカ沢 ... 16:00 タン平水路 ... 16:20 白瀬登山口P
|
|
白瀬登山口P16:25 = 16:45 《マツダレンタカー》 17:00 = 17:10 寿月館 【泊】
|
|
|
佐渡金剛山の場所
この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔) |
|
住吉温泉 寿月館 (¥7,000) |
|
佐渡は海流の影響などにより多種の花が咲き、別名「花の島」と言われています。
特に、雪解け後の早春の山々にはカタクリ、ユキワリソウ、シラネアオイなどの山野草が咲き誇ります。
また、5月下旬から6月中旬には、佐渡島の北端・外海府海岸にある大野亀周辺ではトビシマカンゾウの大群落が見頃を迎えます。
「佐渡観光協会パンフ」より
|
|
|
REIREIにお婆ちゃんを頼んで、朝早く家を出る。
ETC深夜割引ゲットのため久しぶりの早立ちです(^^;
関越トンネルを抜けると、山の端が白んでくる。
越後川口SAで休憩した後、朝日を背中に受けて新潟に向かいます。
小千谷辺りでは、幻想的な霧の中をたった一台悠々と走る。
|
▲ 気がもめる気圧配置 |
|
|
万代島駐車場の3Fに停め、支度を整えて佐渡汽船ターミナルへ。
6:30発のカーフェリーが発ち、8時のジェットフォイルまで一時間以上あるのでターミナル内は閑散としていた。
軽い朝食をとったり、近くをブラブラして過ごします。
7時に窓口OPEN、ネットの予約証明プリントを出して受付。
(駐車場の割引カードも忘れずに貰っておきましょうね)
船で行く山旅は新鮮ですよ。
弾む心を抑えてジェットフォイルに乗り込みます。
|
▲ 佐渡汽船ターミナルの朝 |
|
|
座席は一階の一番前の右席で眺めが良い。
ちょうど1時間の船旅です。
青く穏やかな春の日本海を渡って佐渡島へ。
島影が見えてくると、まだ雪を頂いた金北山が真っ先に目につく。
金北山(1172)は最高峰。
金剛山は、金北山、妙見山(1042)に次いで佐渡島で三番目に高い山です。
|
▲ 両津入港直前の船から金北山 |
|
|
佐渡にとうちゃこ (^^
予約しておいたマツダレンタカーからお迎えの車が来ていた。
レンタル手続きを慌ただしく済ませて、青いデミオで白瀬へ向かう。
心配していた空も、デミオと同じ色です。
|
▲ 両津に着いたJ.F.ぎんが |
|
|
海岸線を走って白瀬集落を左折。
あちこちの田んぼで、田植えの準備が始まっているようです。
道が狭過ぎるのでちょっと心配になり、農作業をしていたお年寄りに声をかけて確認します。
懇切丁寧に説明してくださる素朴な人達がそこにはいました。
そして登山口に到着。
|
▲ 白瀬集落から金剛山方面 |
|
|
登山口にニリンソウが咲いている。
白瀬川に掛かる木の橋を渡ります。
山道に入ると、すぐにニリンソウやスミレの径が続いています。
登山道はあまり踏まれておらず、落ち葉が積もって判然としない場所も見受けられる。
マイナーな山域なのだろうか。
|
▲ ニリンソウの群落が続く |
|
|
ヒトリシズカやネコノメソウ、エンレイソウを見ながら進む。
カタクリは咲き終わって種を付けています。
福寿草もぶつぶつの種になっていた。
4月の始め頃は、この辺りが綺麗だったんだろな〜。
|
▲ タチツボスミレ |
|
|
白や紫色のキクザキイチゲも、途切れることなく咲いています。
カタクリの花も少しずつ咲いている。
終りかけの花が、健気に花びらを反らせています。
花の命がある限り、自分の使命を全うしようとしているみたいで・・・
いじらしいですね。
|
|
|
|
|
|
▲▲▲▲ キクザキイチゲ |
|
|
高度を上げるにつれ、カタクリの色も形も綺麗に整ってきた。
そして斜面の上にも下にもカタクリが咲いています。
カタクリ街道(^^
|
▲ うひゃ〜 |
|
|
|
|
|
▲▲ 足元はカタクリだらけ |
|
|
トビカ沢の渡渉点で休憩。
汗っかきの私だけに虫が群がってくるが、ネットを被るほどではなかった。
沢の上流にシラネアオイさん発見。
そこから少し進んだ所にもいくつか咲いています。
|
▲ シラネアオイさん |
|
|
更に進むとオオイワカガミの登場です。
コイワカガミと花は変わらないようですが、葉っぱが三倍位大きい。
|
▲ オオイワカガミ |
|
|
|
|
|
|
|
▲ サワハコベ |
▲ ナガハシスミレ |
▲ エチゴキジムシロ |
▲ タネツケバナ |
|
|
|
|
|
|
|
▲ チゴユリ |
▲ ヒトリシズカ |
▲ ウスバサイシン |
▲ エンレイソウ |
|
|
出会った花々
・アラゲヒョウタンボク ・アカネスミレ ・アオキ(花と実) ・アオマムシグサ ・ウスバサイシン ・エチゴキジムシロ ・エンレイソウ ・エゾエンゴサク
・オオヤマザクラ ・オオミスミソウ(ピンク・白・青) ・オオイワカガミ ・オドリコソウ ・カタクリ ・キクザキイチゲ(青・白) ・クロモジ ・クルマムグラ
・ザゼンソウ ・ シラネアオイ ・ショウジョウバカマ ・ズダヤク シュ ・タチツボスミレ ・タネツケバナ ・タムシバ ・ツボスミレ ・チゴユリ ・トウダイグサ
・ナガハシスミレ ・ニリンソウ ・ニシキゴロモ ・ムラサキケマン ・モミジイチゴ ・ネコノメソウ ・ハウチワカエデ ・ヒメヤシャブシ ・
ヒトリシズカ
・フデリンドウ ・フッキソウ ・ミヤマキケマン ・ホウチャクソウ ・ミヤマカタバミ ・ムラサキケマン ・ユキザサ
|
|
|
雪解け直後の場所では、カタクリの丈が10cm位で小さくまだ蕾。
この辺りから少しづつ雪割草(オオミスミソウ)が顔を見せるようになり、期待がバンバン膨らみます。
白、紫そしてピンクを基調に様々な色と模様の不思議な花です。
もっとも雪割草の株は下にも沢山ありましたが、花は終っていた。
|
▲ 雪割草(オオミスミソウ) |
|
|
数箇所の残雪を行くと、展望の良い芝生状の場所に出る。
組上です。
正面に綺麗な三角形の山頂、左には金北山や論天山などが見える。
良い眺めです。
昨夜ドンデン山荘に泊まったというグループが休憩していた。
|
▲ 組上から見た金剛山頂 |
|
|
疎らに残る残雪を進むと、小さな沢の所で道が判らなくなる。
この辺は金剛山平と呼ばれるところだろう。
登山道がはっきり切り開かれていないので、立木の様子から道を探すのは至難の技。
積雪期は難しいルートらしい。
それぞれにルーハン。
おいちゃんが沢の上方にザゼンソウを見つける。
|
▲ 残雪疎らな金剛山平 |
|
|
金剛山は左に大きく捲いてから直登するようになっているが、思っていた以上に大きく水平に捲いている。
ここからは左に水平トラバースする狭い道で、一向に登る気がない。
金北山を左に見ながら進みます。
|
▲ ザゼンソウ |
|
|
トラバースが終わり、ようやく登り始める。
おおおおおお ぎゃ〜 オオミスミソウの道が山頂直下まで続きます。
二人とも写真に夢中で前に進まなくなる。
この花に会いたくて、佐渡まで来ました。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
▲ 雪割草(オオミスミソウ) on parade |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
▲ 雪割草(オオミスミソウ) on parade |
|
|
大きな岩が見えてきて、右に曲がり鳥居を潜ると山頂です。
人の姿はなくK2隊独占。
山頂周辺にはシャクナゲやツツジが密生しています。
蕾が膨らんでいた。
大佐渡の山並みと日本海をを眺めながらの贅沢なランチ。
いつの間にか青空は白い雲に変わり、遠雷が聞こえる嫌な変な天気です。
|
▲ 金剛山頂 |
|
|
|
|
▲ 山頂から両津湾 |
▲ 金北山の手前にドンデン山 |
|
|
下りも写真を撮りながらのんびり ・・・
のつもりが下山にかかると、ポツリポツリ雨が落ちる。
そしてさっきまで咲いていたオオミスミソウもキクザキイチゲも花びらを閉じ始めています。
それでも咲いている花を見つけては、しつこく写真に収めます。
遠くでしていた雷鳴が近づいてきました。
|
▲ つぼみ始めた雪割草 |
|
|
雨も本気を出しそうなので、私たちも本気で下ります。
芽吹きの森が綺麗ですよ。
多少の濡れは覚悟の上、合羽も傘も出さないで車に帰ってきた。
車に乗り込む頃、本格的に降ってきました。
|
▲ 新緑を下る |
|
|
今日、山で出会ったのは組上で休んでいたグループだけだった。
ジェットフォイルにはこんなにと思うほど沢山の登山客が乗っていたのに、金剛山に登ったのは私たちだけです。
咲いているだろうかと心配していた花は咲いていました。
とっても静かで ・・・
とっても花が綺麗で ・・・
しかも花の種類も多くて ・・・
思い出に残る素敵な山だった。
|
▲ ネコノメソウ |
レンタカーを返却し、民宿の迎えの車を待つ頃には雨も上がっていた。
温泉民宿の湯はツルツル、スベスベだし、海の幸をおかずにビールをぐっと飲む幸せ。( ← おいちゃんだけ )
TVで明日の天気予報をチェックして、床に着く頃には雨が音をたてて降っていた。
|
|
|
|