2006.11.04 (土)   K2Couple No.0161 

五輪尾根
あかぎ ごりんおね(群馬県)
1,528m
超のんびりハイク赤城外輪山

コース最大標高差 : 165
コース累積標高差(+) : 285
コース累積標高差(−) : 285
コース距離 : 4.0 km
行動時間 : 2'25"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 五輪尾根の静かな散歩道
  8:30 = 9:40 新坂平 9:50 = 10:05 赤城少年自然の家P
 赤城少年自然の家P10:10 ... 10:25 出張峠 ... 10:35 出張山 10:40 ... 11:05 薬師岳 ... 11:30 陣笠山 【L】 12:00 ...
 12:20 野坂峠 ... 12:35 赤城少年自然の家P
 赤城少年自然の家P12:45 = 12:55 赤城ビジターセンター 13:05 = 13:40 滝沢温泉滝沢館 14:45 = 15:45

     赤城五輪尾根の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

赤城温泉郷 滝沢温泉 滝沢館 (¥600)

可愛そうなおいちゃんは、腰痛がなかなか治りません。
でも良くなりかかっているのか、ハイキングくらいなら行けそう … と言う。
ならば近くて楽なコースをプレゼントしよう。
という訳で以前から行ってみたいと言っていた赤城五輪尾根に即決。

ゆっくり家を出て赤城山へ。
エネルギー資料館に寄ってみたが、小沼周辺の詳しいパンフはなかった。
三連休のせいか、次々と車がやって来る。
気温10℃。
皆さん、さむ〜と言いながらトイレに駆け込んでいた。

 関東ふれあいの道を出張峠へ
 出張峠へ                 マユミ 

私達は沼尾川を渡って登山口へ。
関東ふれあいの道に入り、出張峠へ向かう。

ミズナラやブナの木に囲まれた静かな山道です。
大沼周辺では、出張峠から五輪峠に至る五輪尾根が静かな穴場。
道には落ち葉が積もり、カサカサと乾いた音が響く。

出張山頂直下には、それほど急でないけれど鎖とロープがある。
マツムシソウとウツボグサが、最後の力を振り絞って咲いていた。
山頂からは、大沼を取巻く黒檜山、駒ヶ岳、地蔵岳等がうっすらと見えた。
大沼には釣り船が数艘浮かんでいた。

 出張峠から鈴ヶ岳を背負って出張山へ
 出張山から大沼の展望 

小ピークを二つ越えて薬師岳へ。
薬師如来像が鎮座する薬師岳は木立に囲まれて展望はないが、落ち着いた雰囲気がいい。
とは言え、素通りです。

登山口付近に学校の厚生施設があったのがうなずけます。
子供たちのハイキングには最適なコースだと思う。
我が家もそのうち孫を連れて遊びに来ようかな。

登山道の右手はブナや白樺、左手にはカラマツが林立して対照的です。

 五輪尾根の最高点、薬師岳山頂
                                    ▲ 広くて気持ちのいい陣笠山頂広場 
                    ▲ 開放的な山頂でラーメンタイム                                 秋の証明

また緩やかな小ピークを三つ越えると陣笠山に着いた。
五輪尾根は五輪峠を経て、黒檜山に連なっている。
赤城外輪山の一部の稜線なのに、何で五輪尾根と言うのだろう。
ここまで来ると黒檜が近くて大きい。

広い山頂は二人っきりだと閑散として寂しいですね〜。
おいちゃんに代わって、今日は私がランチ当番をします。
上空には青空が広がっているのに、山の見通しは寝ぼけています。

五輪峠に下り北面道路を歩いて湖畔道路を戻るのは、すごい遠回りなので
あまり気が進みません。
ここでおいちゃんは、藪を漕いでまっすぐ湖畔に下ろうと言い出す。
手袋をして、藪漕ぎモードに突入しています。

 カラマツと笹がどこまでも続く谷

行きたけりゃ行っていいよ。
私は薬師岳に登り返して、野坂峠のエスケープルートを下って帰るよ。
その方が早いもん。

どの辺りを下ろうか、地図を見ているおいちゃんを置いて戻ります。
おいちゃんはズルズル歩いていたが、結局私について来ちゃった。

薬師岳直下の露岩を登り、野坂峠から笹薮を切り開いたエスケープルートを快調に下る。
ミズナラの疎林に笹原の気持ちの良い道だった。

陣笠山から五輪峠方面に少し下った所に、厚生団地に分岐する道があることを後で知った

 薬師岳の露岩を登り返す

これがドンピシャ。
車を置いた場所のすぐ横、熊谷市立山の家に下りて来た。
隣に一台駐車していたけど、山中では誰にも会わなかった。

赤城ビジターセンターに寄って、パンフレット『てくてく赤城マップ』を次回山行のために戴く。
来春には、銚子の伽藍辺りを散策したいので軽井沢峠付近の下見もする。

日本の秘湯、滝沢温泉の露天風呂は貸し切り。
落ち葉がはらはらと風に舞って、湯面に紅葉を浮かべていた。

 お仲間の車が一台