2006.09.30 (土)   K2Couple No.0159 

横尾山
よこおやま(長野県・山梨県)
1,818m
清里の低山、展望トレッキング

コース最大標高差 : 348
コース累積標高差(+) : 360
コース累積標高差(−) : 360
コース距離 : 4.6 km
行動時間 : 3'30"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 紅葉の始まった横尾山頂をめざすはらっぱ

  6:25 = 藤岡IC/上信越道/下仁田IC = 和美峠 = 軽井沢IC/上信越道/)佐久IC = 9:00 信州峠P

 信州峠P 9:10 ... 10:00 かやとの原 10:10 ... 10:45 横尾山 【L1】 11:10 ... 11:30 かやとの原 【L2】 12:05 ... 12:40 信州峠P

 信州峠P12:45 = 13:15 うそ沢温泉 14:50 = 佐久IC/上信越道/軽井沢IC/上信越道/佐久IC/上信越道/藤岡IC = 17:25


     横尾山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

海ノ口うそ沢温泉 ホテル洛奥 (¥500)

  今日はREIREIの誕生日。
  記念すべき日なのに最初から波に乗れない。
  内山峠越えのつもりで下仁田ICで下りる。
  が、内山橋付近の工事で通行止め。
  うっそ〜やめてよ。

  仕方なく和美峠を越えて軽井沢ICへ。
  上信越道に入りなおして川上村経由、信州峠
  まで2時間半もかかってしまった。

  おまけに雲が多く、展望は期待できなそう。

            川上村高原野菜畑から瑞牆山が見えた

JRの駅の中で日本一の標高を誇る小海線野辺山駅(1,346m)。
高原野菜の産地、川上村も何だか空気が冷んやりしています。

信州峠に7〜8台の駐車スペースがあり、先客は1台だった。
コンクリートの階段から山道に入る。
ブナや雑木の緩やかな登りだ。

上空には予想外の青空が広がりつつあった。

 金峰山の手前に瑞牆山

150mほど急登をこなすと、カヤトの原に出る。
爽やかな風にススキの穂が揺れて、後方には金峰山周辺の連なり。
その前には瑞牆山のゴツゴツした山容が逆光に屹立している。

横尾山の存在は瑞牆山の帰りに知ったが、展望の山とは知らなかった。
「かっちゃん」のH.P.で展望の山だと知る。
浅間、奥秩父の山々、南ア、鳳凰三山、八ヶ岳など。
深田久弥氏終焉の地、茅ガ岳も近い。
今日はおまけに富士山まで見えるではありませんか。

 展望が開ける( backは金峰山と瑞牆山 ) 
カヤトの原はお花畑になるようだ。
春から夏はどんな花が咲くのだろ?
もう花の時期も終わりなのに、そこそこ残っていた。
ヤマホタルブクロ ヤマハハコ マツムシソウ タムラソウ リンドウ
ミヤマコウゾリナ ヤマラッキョウ ヤマアジサイ ノコンギク ナデシコ
アキノキリンソウ ヤマトリカブト オヤマボクチ ハナイカリ ススキ
カメバヒキオコシ ミズヒキソウ シラヤマギク ワレモコウ アザミ

横尾山の頂稜は東西に細長く、カヤトの原からその突端だけが見える。
カヤトのなだらかな道を辿り、紅葉の始まりかけた頂稜線に上がる。
八ヶ岳の下から雲が湧き上がり、全容を見ることはできなかった。

 平坦地に出るとススキの大歓迎
                          カヤト(茅で覆われた尾根や山腹)の原から横尾山頂稜のとっつき

岩混じりの登山道に人はなく、静かな秋山をのんびり歩いた。
遠くに真っ赤な木が一本。
遠すぎて写真は撮れなかった。
ナナカマドも紅く染まりかかっている。

あと二週間もすると、山全体が綺麗に紅葉するだろう。

 紅葉をアッピールするウルシさん              ▲ ゆるゆる〜
リンドウ ヤマトリカブト シラヤマギク ヤハズヒゴタイ ハナイカリ ヤマラッキョウ

小さなピークがいくつも続き、その度に山頂かとだまされる。
5〜6回のアップダウンの後、横尾山に着いた。
ふ〜ん、山梨百名山なんだ。

先客の夫婦が入れ替わりに下っていった。
パンをかじりながら八ヶ岳の展望を楽しんでいると、三鷹の夫婦が来た。
禿げた飯盛山が下方に見えた。
雲が切れそうもないので、下山する。

ぽつぽつと登ってくる人あり。

 大外刈で山頂をやっつけるおいちゃん
                    南アルプスと八ヶ岳が雲の上に見えたり隠れたり ( 横尾山頂より真西の展望 )
                               八ヶ岳ズームアップ

気持ちの良いカヤトの原で、のんびりとランチタイム兼昼寝タイム。
デザートの梨が美味しい。

ギャ〜ギャ〜叫びながら、三鷹の奥さんが下山してきた。
縞のあるヘビがいたんだって。
しかも、今日これで二匹目なんだって。
おいちゃんも見たらしく、私じゃなくてほんとに良かったよ。
そういえば、登山口の看板にマムシ注意と書いてあった。

 左手にラーメン、右手にはおむすび

山を下りて、南牧村うそ沢温泉ホテル洛奥に寄る。
庭には滝があって閑静な古民家風の建物だ。
『今日のお客はたったの四人、もうやっていけないんですよ』 『・・・』
返す言葉もなく、嘆くばあちゃん女将が気の毒になった。
座敷に通されて、複雑な心境のお茶をする。

貸切の宿で、貸切の風呂に二人で入って悲しくも贅沢な気分を味わいます。
風呂上りは、サービスの白菜漬物をつまみにビールをいただく。
1時間半も話し相手をして、ずるずる過ごしてしまった。
帰りには大根とキャベツのお土産まで戴き、ありがとうございました。

 ホテル洛奥の玄関で

 はらっぱ運転で気分良く佐久ICをめざして出発。
 ここまでは良かった。
 助手席でほろ酔い気分 ・・・ ぐっすり寝込んでしまった。
 佐久ICのETCレーンで急ブレーキをかけられ、ビックリ目が覚めます  
doshitan

 ETCカードを入れ忘れたのだった。 
 慌てたはらっぱはドタバタして、大事な財布を車外に落としたのに気付かず、レーンを通過。
 最初のSA佐久平でおしっこ休憩時に財布がないことに気付いて、次の軽井沢ICでUターンして再び佐久へ。
 財布を拾ってくれていた佐久ICのおまわりさんにお礼を言って、高速道路に入り直した。
 今日は朝からトラブル続きで、1日に高速のICを10回も通過した(普通は4回だよね)、新記録達成です