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■ 6:50 = 8:15 桐生駒形登山口P |
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駒形登山口P 8:30 ... 9:50 【L】 10:05 ... 10:10 肩の広場 ... 10:20 桐生岳(鳴神山)10:30 ... 10:35 仁田山岳 ... |
10:55 椚田峠 ... 11:35 赤柴林道出合 ... 12:25 駒形登山口P |
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桐生駒形登山口P12:35 = 13:00 桐生国際ホテル 13:55 = 15:25 ■ |
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鳴神山の場所
この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔) |
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きのこの森 桐生国際ホテル (¥800) |
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鳴神山は桐生市北部の梅田町と川内町を分ける鳴神山脈の主峰。
その昔、雷神上人が住んでいたのが、山名の由来と伝えられている。
この鳴神山周辺には豊かな自然環境が残されており、山頂を中心とした地域は、群馬県の「鳴神山自然環境保全地域」に指定されている。
この地域は、地質学的には、秩父古生層のチャートを主とした堅い岩石からなり、植生はクヌギ、コナラ群集などの天然林から成っている。
植物地理分布上の特異性があり、標高1000m以下なのに、コキンレイカ、ヒメイワカガミ、イワキンバイ、ホツツジなど亜高山帯の植物や、
カッコソウ、ナルガミスミレ、ヒトツバスミレなどの貴重な植物が分布し、すぐれた自然環境を形成している。
上毛新聞社『群馬の山歩き130選』より
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駒形登山口までは、おいちゃんが仕事で通る道なので、極めて順調。
道すがら見える山の斜面は、どこも新緑と山桜でとても綺麗だった。
秋の紅葉に勝るとも劣らない緑の競演です。
一年を通して一番、躍動的な季節だ。
先客5台あり。
更に奥の空き地まで乗り入れようと試みたが、狭い上に路面が荒れているのです。
さすがのおいちゃんもついにギブ、延々とバックで戻る。
戻ってみれば、ボディーの両サイドは傷だらけ。
おいちゃん、思いっきりへこんでいた。
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▲ 徐々に沢の水が細くなる |
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駐車場では路肩に突っ込み過ぎて、動きがとれなくなる。
もう、やだぁ〜。
桃や山吹の花が咲く登山道に入ります。
へこんだ気持ちを沢のせせらぎで切り替え、気持ちよく登る。
杉の植林帯は、ニリンソウのオンパレードです。
ニリンソウの花びらは、5枚だったり6枚だったり。
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▲ ニリンソウ群落が続く登山道 |
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沢沿いにずっと高度を上げていきます。
杉林から自然林へ、沢が枯れるようになると傾斜もきつくなる。
落ち葉を踏みしめて、カタクリの群落を行く。
次々とスミレ、ネコノメソウ、ハルトラノオの花が迎えてくれる。
見上げる山の斜面には、お待ちかねのアカヤシオがポツポツ咲いているじゃあリませんか。
鳴神山の頂上付近は、アカヤシオでピンク色に染まっている筈だ。
登山者も多く、同年輩の人達が次々と登ってくる。
稜線下のちょっと気に入った場所で、赤城山を見ながら腹ごしらえする。
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▲ エイザンスミレ |
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▲ ニリンソウ |
▲ 痩せカタクリ |
▲ カタクリ |
▲ アズマイチゲ |
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ジグザグを切って、少し登ると肩の広場。
木品から登ってくる道と、縦走路との十字路だ。
鳥居があり、神社のような廃屋が建っている。
肩の広場から山頂まではすぐだった。
アカヤシオの開花には未だ早かったようで、まさにこれから咲きそうな蕾が多かった、残念。
来週くらいが最盛期だろう。
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▲ 山頂のアカヤシオ |
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山頂は2峰に分かれていて、桐生岳が鳴神山本峰ということらしい。
仁田山岳は眼と鼻の先、ものの5分だ。
この時期にしては珍しく空気が澄んでいて、気持ちが良い。
桐生岳からの展望は秀逸。
富士山、筑波山、男体山、日光白根、皇海山、武尊山、浅間山、八ヶ岳など360゜の展望が得られた。
男体山と太郎山、女峰山はそこそこ雪。
日光白根山、上州武尊山、浅間山はたっぷり雪だ。
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▲ 左から太郎山、男体山、女峰山 |
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団体さんがどかどかとやって来て、山座同定はでたらめ。
会話と言えば、日常的な下品な話題で、おまけに笑い声もでかい。
静かなはずの山の上なのに、言葉の氾濫に閉口です。
もう、やめてよ。
静かな山を返せ〜。
団体さんが引き上げた山頂は、ようやく落着きを取り戻した。
展望写真を撮る。
改めて空間の広がりに身を委ねます。
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▲ 団体が去って静けさを取り戻した山頂で |
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▲ 仁田山岳眺望台から赤城山と新制みどり市 |
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▲ ハルトラノオ |
▲ イワボタン |
▲ ワチガイソウ |
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▲ ユリワサビの花 |
▲ トウゴクサバノオ |
▲ ヒトリシズカ |
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仁田山岳の方は展望がありません。
社の跡地だろうか防風壁のような石垣があり、カップルさんが食事中です。
山頂には、別のカップルさんが休んでいた。
我が隊は通過。
岩の突き出た眺望台があり、赤城山の全景をチェック。
椚田峠までの下山路は、特記するべき物はなし。
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▲ 早々と山頂から退散 |
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▲ タチツボスミレ |
▲ ヒトツバエゾスミレ |
▲ ナガバノスミレサイシン |
▲ アカネスミレ |
▲ ヒゴスミレ |
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▲ フイリフモトスミレ |
▲ ヒカゲスミレ |
▲ マルバスミレ |
▲ エイザンスミレ |
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峠から赤柴コースを下り、車に戻ります。
下り始めてすぐに、糸葉のヒゴスミレを知る。
若い花の写真家に教えてもらったのでした。
ナルガミスミレは、見られなかった。
ヒトツバエゾスミレは駒形コースでも見かけたし、赤柴コースでも見かけた。
沢に下ると落ち葉で埋め尽くされ、岩ゴロの沢道は歩きにくかった。
花を探しながら、得意技のだらだら下り。
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▲ 落ち葉に埋もれる登山道 |
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林道に出て、一日を振り返ります。
何となく登って、何となく下ってしまった山だった。
行動時間も少なかった。
恒例のラーメンも食べずに終わった。
赤柴登山口の近くで、放置された二つのザックを発見。
持ち主の夫婦が沢に下りて、葉っぱを洗っていた。
覗き込むと、旦那さんが気付いて「セリです」って。
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▲ コガネネコノメソウ |
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傷だらけになった可愛そうな車に、ザックを放り込む。
登山口から下の道路脇には、たくさんの車が数珠繋ぎに駐車していた。
五月連休は凄そう。
桐生の街をマミナビで走る。
目的地は、丘の上の国際ホテル。
きのこの森は、ヤマツツジと八重桜が満開だった。
山の上より山らしい雰囲気です。
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▲ 桐生国際ホテルのアプローチ |
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国際ホテルの風呂は、温泉ではないが岩盤浴の代表的な石、天寿石の風呂だった。
ホテルの風呂は、設備や備品が垢抜けている。
完全な貸切状態で、ゆっくり気兼ねなく贅沢気分を味わいます。
明るく開けた桐生の山は、新緑と山桜で美しい時期だ。
露天風呂の周りも熊笹の中に飾り小径がつき、ツツジが咲いて桜花がはらはらと舞う。
湯船に流れ落ちるお湯の音だけ。
ナルガミスミレは何処へ行っちゃったのかな。
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▲ 桐生の山を眺望する露天風呂 |
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