2005.09.18 (日)   K2Couple No.0141 

御座山
おぐらさん(長野県)
2,112m
登山道を楽しむ山、山頂だけは大展望

コース最大標高差 : 650
コース累積標高差(+) : 835
コース累積標高差(−) : 835
コース距離 : 7.7 km
行動時間 : 5'45"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 マイナーピークから御座山

  6:00 = 藤岡IC/上信越道/下仁田IC = 内山峠 = 8:05 白岩登山口P

 白岩登山口P 8:10 ... 8:45 長者の森分岐 ... 9:30 見晴台 9:40 ... 10:15 マイナーピーク ... 10:25 最低コル ...
 11:05 御座山 【L】 12:00 ... 12:15 コル ... 12:30 マイナーピーク 12:35 ... 13:00 見晴台 13:05 ... 13:55 登山口P
 白岩登山口P14:00 = 14:20 ぶどう峠 14:25 = 15:00 やまびこ荘 15:45 = 下仁田IC/上信越道/藤岡IC = 17:15

御座山は「佐久の幽巒(ゆうらん)」といわれ、古くから、静寂な山旅を愛する人た
ちに登られてきた。

長野県南佐久郡にあるが、普通は西上州の最高峰とされている。

あまり知られていないが、群馬県の各地から眺められる山である。

北相木川と南相木川にはさまれた独立峰的存在で、黒木の原生林から約80mの岩壁が
抜きん出た頂上の展望は雄大である。

登山道の北側からは御座川林道をつめるコースと御座川の支流加和志沢から北面の尾
根をたどるコース、そしてうだの沢、金山沢のあわせて4コースがあり、南側からは
ただ一つ唐沢からの道がある。

各コースの上部は黒木の原生林を歩く。

                  上毛新聞社『群馬の山歩き130選』より







この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである
(経緯度線は20秒間隔)
                     御座山の場所

塩ノ沢温泉 国民宿舎 やまびこ荘 (¥600)

JUNが介護の応援に来てくれたので御座山に出かける。
御座山と書いておぐらやまとは難しい。
山頂でon(御) the(座) mountain とか言ってる人がいて、ちょっと笑えた。

御座山は群馬と長野の県境にあり、登山ルートが5本もある。
我が隊は長野県北相木村白岩から登ります。
県境には北から内山峠、十国峠、ぶどう峠、三国峠と言う具合によく知られた峠が並び、甲武信ケ岳につながっている。

行きは内山峠、帰りはぶどう峠を越えて上野村から下仁田に抜ける計画。

 北相木村から御座山がはっきり見える

白岩部落から高原野菜畑の狭い道路に入り、終点が登山口になっていた。
駐車SPが少ないので、1時間寝坊したことに気をもんでいたがセーフ。

尾根に取付いて150bほど登ると、なだらかな尾根道が心地よい。
僅かなアップダウンを繰り返して、一登りすれば見晴台に着きます。
東には群馬の山、西には八ヶ岳が大きい。

この山は山頂直下まで樹林に覆われて、展望はすこぶる悪い。
右前方に御座山ピークをずっと見ながらの登りなのに、木の葉が邪魔でずっと見えない。
落葉樹が殆んどということは、冬場なら見えるのだろうか。

 まるで公園の散歩道のようだった

積もった木の葉がクッションになって、とても歩きやすい登山道だ。
道は山頂まで木の陰なので陽射しが強くてもへっちゃらです。
ただ今日は風がなかった。

マイナーピークの登りにかかる辺りから、シャクナゲの数がすごい。
シーズンには見事なシャクナゲの回廊になるのだろう。

マイナーピークから一旦コルに下り、本峰に登り返します。
200b弱の急登を頑張ると、立派な避難小屋が現れる。
しかし利用する人がいるのだろうか。

 立ち木に頭をぶつけて涙目に

避難小屋の上は木がなくなり、いきなりの大展望が用意されています。
上州の山、浅間山、八ヶ岳、南アルプス、奥秩父の山々。
残念ながら富士山は金峰山の陰になり、見えないのである。

蓼科山を見るにつけ、三日月君のことが気になります。
この三連休は登山者が多くて忙しいに違いない。
なんてったって百名山だもの。

世の中は三連休でも、うちの会社は明日から仕事です。
さえない。

 八ヶ岳全景

山頂は岩場になっているので、陽射しが強かったが風は心地よい。
汗をかいていても肌はひんやりしていた。

岩の上をこけないようにヒョコヒョコと渡っていきます。
細長い山頂、幅は狭いが休憩場所には困らない程度の人数しかいない。

写真を撮るからとポーズを要求します。
何を考えたか、思いっきり岩峰の縁に寄っていくではありませんか。
ばか、危ないからやめろ〜。

 山頂標識が見えます
山頂岩壁でドキドキポーズ 最高の天気に最高の気分 ほら、御巣鷹山だよ
                                      奥秩父と南アルプス 
                                 こよなく愛する浅間連山 

山頂のすぐ下で浅間を見ながらランチ休憩に突入します。
パン、おむすび、うどんの豪華版にデザートはみかん。

アキアカネトンボがさわさわと飛び交っていた。
羽を殆んど動かさず、気流に乗って気持ち良さそう。
下から二本足で登ってくるなんて馬鹿みたいって思ってるよ、きっと。

おいちゃんは上半身裸になって日光浴を楽しんでいる。
男はいいなあ。

 アキアカネ

お昼をしている間に、雲が大分増えてきたぞ。
八ヶ岳も徐々に影を薄くしていきます。

そろそろ潮時だ。
服も着替えたし、あとは来た道を帰ればいい。
もう一度360゜見渡して下山開始。
おいちゃ〜ん、行くどう。

 おばさんが帰りますから道あけてね

日航機が墜落した御巣鷹山は御座山と峰続き、東隣の山だ。
標高は1,639bしかないのでちょっと下のほうに見える。
4年前に慰霊登山した時のことを思い出します。

八ヶ岳をバックにポーズをとる。
ここから下は日の当たらない山道だ。

きのこを袋いっぱい採ってる人がいたが、死なないようにね。

 八ヶ岳も雲に隠れ始めた
イワインチン ハナイカリ


 車を走らすと変な音がした。
 無視して野菜畑の中を下って間もなく、車のルーフに乗せたままの杖を思い出します。
 駐車広場に落としてくるところだった。

お約束通り、ぶどう峠経由で上野村に下る。
白岩の登山口からぶどう峠まではほんの僅かな距離だった。

上野村やまびこ荘の露天風呂で汗を流し、新しく出来た塩ノ沢隧道を抜けて下仁田町に出ましょう。
ETCにカードを入れても 「認証しました」 と言わなくなっていた。
恐る恐る進入してみたら、めでたくゲートが開く。
高速道路はいつもより混んでいた。

 塩ノ沢温泉の露天風呂でした