2000.01.09 (日)   K2Couple No.0013 

小野子山
おのこやま(群馬県)
1,208m
ミレニアム登山は上州の低山

コース最大標高差 : 415
コース累積標高差(+) : 450
コース累積標高差(−) : 450
コース距離 : 4.0km
行動時間 : 3'45"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 小野子山頂
  9:00 = 前橋 = 渋川 = 10:30 高山村わらび荘 = 10:40 小野子登山口P
 小野子登山口P 10:50 ... 11:15 尾根取付き ... 11:45 姉妹つつじ ... 12:00 小野子山 【L】 13:20 ... 14:35 登山口P
 登山口P14:40 = 14:45 高山温泉わらび荘 15:45 = 渋川 = 前橋 = 17:30

地図表示 小野子山の場所

高山温泉 国民宿舎 わらび荘 (¥500)


 小野子山は、子持山の西にそびえる古い時代の火山で、子持山と西に連なる十二ケ岳とともに北の高山村、南の小野上村を隔てる一つの山
 群を形成している。
 北東の山麓には、広大な緑のジュウタンのような子持牧場が広がり、大原キャンプ場、子供広場、テニスコートなどが隣接、その入り口付
 近には高山村村営の国民宿舎わらび荘がある。
 小野子山の北の中腹には、県指定天然記念物の「赤芝の姉妹ツツジ」がある。
 姉ツツジは目通り1.3m、高さ5.8m、枝張り8mで、樹齢は約800年と言われている。

                                                
上毛新聞社『群馬の山歩き130選』より



 小さな移動性高気圧にじっとしていられず、小野子山に行くことにした。
 記念すべきミレニアム登山。
 会社の新年会「伊香保ガーデン」からすぐ目の前に見えた山です。

 何の前触れもなく朝8時頃になって急遽行くことに決め、9時に出発するという慌ただしさ。
 YAMATOとREIREIは家に寝かせたまま放置する、ある意味無責任な親だった。

 前橋の国体道路を通って小野上村、中山峠、高山村へ。
 昔SSCの家族旅行で泊まった、久しぶりのわらび荘。
 わらび荘の前を小野子山方面へ左折します。
 林道を登っていくと、登山口に車5台、先客あり。
 一番奥のゲートの前に駐車して山支度にかかります。
 新しい靴の履き初めです。
 うれしっ。

 しばらく林道を登って、尾根に取付くころは汗がたれてくる。
 無風、快晴。
 たまらず二人共冬の服を脱いだ。
 ホッカイロまで入れて来た過剰装備の人、約一名。

 見通しの悪い樹林帯の登りがアツキツい。
 そういえば11月6日以来の山登りだもんね、調子が上がりません。
 尾根に出てしばらく歩くと、白い峰々が樹間から顔を出した。
 ヤッホー、写真を撮ろっ。

 途中で三組のグループが下りて来ました。
 頂上は雪が残っていて湿っぽいが、北の眺めが抜群です。
 日光足尾の山、男体山、上州武尊山、至仏、平ケ岳、巻機、丹後、兎、越後の山、白毛門、朝日、谷川の稜線、苗場前衛の
 山、野反湖の山、草津の山、そして四阿山。
 白きたおやかな峰が目前に広がっている。
 特に谷川連峰は真正面でひときわ美しく、魔の山という呼び名に相応しくない穏やかさです。

 地図を広げて山座同定。
 おにぎりとラーメンが美味しい。
 丹沢から出てきたと言う単独行男性は我々と山談義を交わし、十二ケ岳に向かって湿った急坂をさっそうと下りていった。
 しばらくして ・・・ どたっ。
 音だけだが多分ころんだと思われた。
 かわいそ。

 上空はうす曇りになってきたが、上越の山々はあくまでも白く、いつまでもその姿を私達の前に横たえています。
 一時間半ほど山頂にいて山の美しさに見とれていたが、きりがないので下山を開始します。
 誰にも会わない。
 土が真黒い。
 殆ど下りきったところで、はらっぱがしゃがんだ拍子に目の前のタラッペに気付きます。
 よく見れば雑木林の中はタラッペの宝庫だ。
 あるある。
 こんなにあっていいのか、採り来よ。

 きれいに改装した「わらび荘」で温泉につかります。
 ここも人がいなくて広い浴槽にたったひとり。
 ロビーに山好きの女性がふたり。
 一緒になって、山の話で盛り上がりました。
 最高にのんびりできた。
 缶ビール¥300、やすい!

暖冬とはいえ山はやはり冬
尾根にはところどころ残雪も
登山道には霜柱

頂上に近づくにつれ
山道は凍っていてかたい
歩けど歩けど雑木林ばかりで
何も見えない

っと、真白い山が
去年登った谷川岳が、四阿山も
良かった〜綺麗に見えて

下山するときは氷が解けて
道がぬかっていた
ズルッ オットット

あ〜春が待ちどおしいヨ〜

          ( はらっぱ日記 )

 上州武尊山