2005.06.11 (土)   K2Couple No.0133 

赤石山
あかいしやま(群馬県・長野県)
2,109m
CeruleanBlueの大沼池と石楠花ピーク

コース最大標高差 : 555
コース累積標高差(+) : 750
コース累積標高差(−) : 750
コース距離 : 11.7 km
行動時間 : 6'15"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
赤石山頂の岩峰を登る(左端が最高点)  大沼池

  5:50 = 草津 = 8:35 奥志賀秋山郷線大沼池登山口P

 大沼池登山口P 8:45 ... 9:20 大沼池林道合流 ... 10:05 池尻 10:15 ... 10:35 レストハウスエメラルド大沼 ... 11:15 【L1】 11:25 ...
 11:45 忠右衛門新道分岐 ... 12:15 赤石山 【L2】 12:50 ... 13:45 レストハウスエメラルド大沼 ... 14:05 池尻 14:10 ... 15:00 登山口P
 登山口P15:05 = 15:20 一ノ瀬(ワラビ狩り)16:25 = 17:15 草津温泉 17:55 = 20:00


 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

赤石山の場所

草津ハイランドホテル (¥600)


 気象庁は昨日関東地方の入梅を発表した。
 今年は陰性の梅雨空が続くとか。
 大沼池を訪ねて花を鑑賞し、帰り仕事にワラビ狩りでもしようと言うことで奥志賀に出かける。

       ミツバツツジの登山道を行く              ミネザクラのお出まし                霧雨の林道を行く 

小雨そぼ降る奥志賀、それでもガスに巻かれなければ山は見える。
山腹の緑が幾重にも色とりどりに、雨に洗われて彩やかだった。
山裾には、ダケカンバの枝が扇のように広がっている。

林道と平行している登山道から入る。
ミツバツツジやミネザクラが満開です。

 ダケカンバの斜面


 傘をさしたりたたんだり、林道を1時間余り行くと大沼池に到着。
 覗き込むと、神秘のブルーに染まって湖底まで澄み渡っていた。

                               ▲ 大沼池の池尻で

山渓のガイドブックではコバルトブルーと言う。
レストハウスの名前はエメラルド。

湖面の色は気象状況によって影響を受けるだろう。
コバルトブルーと言うには明るすぎ、澄みきった浅い青空のような感じだったので、今日の色はセルリアンブルーと言うことにする。

いずれにしても綺麗な色だ。
こういう色のカクテルがあったような。

 湖面は透明な青さ 

湖畔道路を遊びながら行くと、レストハウスに着く。
煙突から煙が立ちのぼっていたけれど、お客さんはないようだった。
ここの竹の子汁は有名らしいが、今回はパスする。

池を挟んで裏志賀山が真正面に見えた。

 裏志賀山をバックに大沼池で 

大沼池のレストハウスの横から、いきなり階段の急登です。

林道にも少し残っていたし、沢筋や日陰にはまだまだ雪が残っている。
と言うことは今年は例年より春が遅いのかも。

雨で濡れた木の根っこが張り出している道は歩きにくいよ。
土止めの階段が拍車をかける。

 レストハウス エメラルド大沼 


 途中の雪田で、身体をクールダウンさせながら腹ごしらえしてさらに登ると、稜線の分岐に出ます。
 右に進めば忠右衛門新道が四十八池まで伸びている。
 我が隊は、赤石山を目指して更に登ります。

           日陰には雪が               この岩を廻り込めば山頂岩峰              岩峰のてっぺん
                          赤石山頂から俯瞰する大沼池や志賀山に続く稜線 
ミツバオウレン トウゴクミツバツツジ オオカメノキ ミネザクラ アカバナエンレイソウ
タチツボスミレ ノウゴウイチゴ イワナシ アズマシャクナゲ ミヤマカタバミ

山頂周辺は西側がガレて切れ落ち、今までとは違う雰囲気が漂います。

山頂は潅木の中にこっそり隠れているが、すぐ前は岩峰になっている。
ガレ場にはアズマシャクナゲが群生し、今が盛りと競い合うように見事な花を咲かせていた。
石楠花ピークと勝手に命名する。

雨は殆んどあがっている中で、ガスが切れるのを待ちながらランチ休憩。
山の上でラーメン食べて ・・・ のんきでいいなぁ。

 アズマシャクナゲが多い登山道 

岩峰からは、遮るものがない好展望が得られる筈だったが、残念ながら東西南北ガスの悪戯で、予想した通りの結果に終わった。
大沼池周辺の展望はあった。

今日は全然人に会わないね。
登山者は皆無です。
独占禁止法違反で告発されそ(^^;

登り始めが遅かったし、ワラビ狩りも待っているので、四十八池まで足を伸ばすのを断念して下山にかかる。

 展望を諦めて下山します 

大沼池に下ると、またしても雨。
山の緑に心洗われながら、林道を辿る二つの傘が気まぐれに付いたり離れたりしてゆく。

スキー場に車を廻して、まだ早いかなと思ったワラビだったが、予想外の収穫に満足します。

ガスで視界のない志賀高原を走って、草津の湯に飛び込む。
はらっぱが受付のお兄さんに愛嬌をふりまいて、お風呂代を¥600にまけてもらいました(^^)v

そして、すっぽりと霧に包まれた草津の町をあとにした。

 登山口