2004.05.15 (土)                          K2Couple No.0110

蓼科山
たてしなやま(長野県)
2,530m
予期せぬドラマはこうして始まった

コース最大標高差 : 630
コース累積標高差(+) : 645
コース累積標高差(−) : 645
コース距離 : 5.2 km
行動時間 : 6'50"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 展望台でMr.moonと水入らずの時を過ごす
  5:25 = 藤岡IC(上信越道)佐久IC = 7:00 夢の平林道七合目p
 七合目p 7:15 - 8:10 天狗の露地 8:30 - 8:50 将軍平 9:05 - 9:50 蓼科山頂ヒュッテ 10:20 - 山頂逍遥 -
 11:20 山頂ヒュッテ(L) 13:00 - 13:20 将軍平 - 14:05 七合目p
 七合目p 14:15 = 15:00 布施温泉 15:50 = 16:30 大雅宅 16:45 = 佐久IC(上信越道)藤岡IC = 17:50

蓼科山の場所

望月 布施温泉 ふれあいの湯 (¥350)

 蓼科山は俗に北八ツと称せられる連嶺の一番北の端に、一きわ抜きん出ている峰で、その余威は更に北に向かって、次第に高さを落としながら
 広大な裾野となる。
 しかしそれは赤城山のようにスムーズな美しい線ではなく、幾らか不整形なので人々の眼はただその円頂のみにそそがれる。
 この円頂はどこから望んでも端正な形を崩さず、蓼科山が名山として讃えられたゆえんも、ここにあるのだろう。
 名山であるから古くからいろいろな呼び名がある。
 昔は立科と書かれた。
 諏訪から望むと、完全な円錐形をしているので、諏訪富士とも呼ばれた。
 蓼科山は円錐形上に更に円錐丘を戴いた複火山であって、富士に模されるのは実はこの円錐丘である。
 この円錐丘はなかなか傾斜が急峻で、山頂に近いところでは三十二度ある。
 少し下っても二十八度を示している。

                                                       
深田久弥 『日本百名山』 より抜粋


神宮さんの百名山狩りに付き合ったのが、ドラマの始まりだった。

七合目の駐車場からの最短コース、カラマツの芽吹きが鮮やかな樹林帯を将軍平まで登る。

 七合目登山口

途中、天狗の露地で頚城、北ア、乗鞍、御岳、中央アルプス、南アルプスの果てまで大展望を楽しみます。

将軍平から先は、岩と残雪のミックスルートに取り付く。

 harappa              ▲ ata

まだ人影もまばらで気持良くトップを登って行くと、なにやら見覚えのある身なりのおっさんが、空身で下りて来るじゃありませんか。
半信半疑で 『三日月?』、 『三日月君だろ』
やっぱりそうです、近付いてみれば昔同じ釜の飯を食った三日月君だった。

時間も空間も見事に一致した偶然過ぎる再会ドラマに、二人は戸惑うほどの感動を味わった。
脱サラして、4月から山頂ヒュッテで小屋番をしてると聞いて二度びっくり。
薪にする木をヘリで吊り上げる準備のため、将軍平まで下るところだったらしい。

 Mr.moon

山頂ヒュッテでオーナーの米川氏、スタッフの岩本さんを紹介いただき、しばらくの間談笑して時を過ごした。

今日は好天に恵まれ小屋は暇そうだったのが幸いして、3時間も小屋の周りで時を共有した嬉しさ。
なるほど天気がいいので、登山者はあまり小屋に近づかない。

 広い山頂にぽつんと三角点

方位盤の設置されている展望台に腰掛けて、山を眺めたり話をしたり。

小屋に戻ってテラスのテーブルで缶ビールをご馳走してもらい、また三日月製のうどんを食しながら、今日の出来事を振り返ったりした。

 JGさんと三人で
                                       ▲ 南八ヶ岳と南アルプス 
                                  ▲ お馴染みの北アです (ボケボケですけど)

明日は日曜だし泊まっていこうかなとも思ったが、JGさんもいたし雨になるのが確実だったので断念する。

そのうち皆を連れて泊まりに来る事を約束し、小屋の前で手を振って送ってくれたスタッフに別れを告げて、山を下りた。
缶ビール二本の勢いで下りは快調です。

マイカメラは、shion君がレンズの中にマヨネーズ付きの指を入れたらしく、残念ながら今回の写真は不調です。

 山頂ヒュッテで別れのひととき


 TUWV同期メンバーに今日の出来事を速報で配信する。

 自分の人生を改めて見つめ直したい気分だった。
 今この時、彼は雨の蓼科山頂ヒュッテにいると思うと感無量だ。
 今日ばかりは、山はどうでもよかった。