2004.03.21 (日)   K2Couple No.0103 

十二ヶ岳
じゅうにがたけ(群馬県)
1,201m
上州の低山から眺める谷川連峰

コース最大標高差 : 410
コース累積標高差(+) : 410
コース累積標高差(−) : 410
コース距離 : 2.9 km
行動時間 : 3'15"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 男坂から榛名山
  8:00 = 渋川 = 9:30 峠山林道登山口P
 登山口P9:35 ... 10:35 コル ... 11:00 十二ヶ岳 【L】 12:05 ... 12:50 登山口P
 登山口P12:55 = 13:35 根古屋城温泉 14:10 = 渋川 = 15:50

十二ヶ岳の場所

根古屋城温泉センター (¥400)


 十二ケ岳は小野子山の西に連なるピークで、登山者の少ない静かな山歩きが楽しめる。
 小野子山と同じで、北群馬郡小野上村と吾妻郡高山村の境にそびえている。
 このコースは北の高山村側からは南山ハイキングコースと呼ばれている。
 稜線の南側は半月形を描いて、小野上村谷ノ口の谷に向かって急傾斜で落ち込んでいる。
 頂上は上州の低山の中でも屈指の展望台で、特に残雪や新雪の頃の上信越国境の銀嶺は素晴らしい。
 南面の小野上村では小野子山と併せてコースの整備に力を入れている。
 健脚向きには、十二ケ岳〜中ノ岳〜小野子山と縦走し(この間1時間30分)、小野子山からJR小野上駅に下ることもできる。
 この場合逆コースのほうが時間がかかる。

                                              
上毛新聞社『群馬の山歩き130選』より



 一昨日の仕事の疲れで風邪気味、そして昨日は朝6時に礼子が亡くなったとの悲しい知らせがあった
 はらっぱに引きずられるようにして、上信越国境に連なるたおやかな銀嶺を眺めに十二ヶ岳に登る。
 車で山里深く入り込んで行くと、頼りない道路の先にもまだ民家が点在しており人間のたくましさが感じられる。

落石が散乱する沢沿いの林道は、新しく付けられた峠山林道にいきなりつながっていた。

登山道は小野上温泉駅から上がってきているようで、林道とぶつかる所には真新しい東屋が建っています。

数台の駐車スペースに車を置いて、沢沿いの道をつめて行くと徐々に登山道らしくなって、西の支尾根に絡み付いてゆく。

 では、よろしくお願いします 

十二ヶ岳から伸びる尾根を巻くようになると傾斜も緩くなってコルが近い。

山頂付近まで続く杉林を透かして小野子山が望まれ、潅木は疎らで全体的に植生の薄い感じの山は春近しの気配を感じた。
十二ヶ岳は子持山に対峙して、赤城と榛名の間にあり、小野子山に連なる。

男坂を登り、女坂を下ることにしよう。

昨日降った雪がうっすらと山肌を染めており、湿った急峻な男坂はなんとも登りにくかったが危ない場所はなかった。

 男坂と女坂の分岐で 

あっという間に山頂に着く。
細長い山頂は遮るものが何もない絶好の展望台です。
登って来た女性が、365゜の展望だ〜 と言っていたのが可笑しい。
360゜と365日ってうっかり間違うよね (^^

見慣れた上信越国境の山々が、ひときわ白く輝いて見えた。

早春の暖かい日差しを浴びながら、山頂でお昼を広げてだらける。
谷川岳天神尾根のparty を双眼鏡で覗き、ぼけっと時間を止めている間に人がどんどん増えてきた。

中の岳は視界がきかなそうなのでカットし、往路をそのまま帰ることにする。
膝に優しいふかふかの登山道を下りきると、車は3台に増えていた。

 山頂からの展望は素晴らしい 
 上信越国境の白きたおやかな山稜 
 zoom in !! Tanigawa 


 はらっぱナビが不調でしばらく反対方向に走ってしまい、Uターンして無事に根古屋城温泉に着く。
 開放的な露天風呂から赤城山の眺めは良かったが、泉質や設備はイマイチだった。