ノッキリから一ノ瀬へ。
いやな階段道をガタガタ下るが、膝に悪いと文句を言う人あり。 確かに。
群馬・富岡の元気者夫婦がまとまりなくバラバラに追い越して行った。
「男の人通りませんでしたぁ?」
旦那先行、女房追っかけタイプ、こういう夫婦が案外多い。
アライタ沢の出合で冷たい水を補給、何とも気持いい瞬間だ。
身体を冷水で拭いて、二人して生き返る心地であった。
用水路沿いをポコポコ歩き、途中の分岐で地図を見ずに直感で登山口に下りてしまった。
大失敗。
神社の方に行っていれば木陰の涼しい山道だったが、舗装道路は下からの照り返しもあって灼熱地獄を味わう二人です。
一ノ瀬バス停まで20分位トラック道が続く。
前夜(熱帯夜)の寝不足がこたえます。
ようやくバス停に着いて時刻表を見たら。
ギャ〜、一日に二本しか運行されていないよ。
居合わせたハーゲンダッツのトラック兄ちゃんに、タクシーがありますかと聞いたら 「ありません」 との返事。
完全に戦意を喪失する二人であった。
諦めて歩き始めた私達を見かねたように、H.D.の若い運転手二人が其々のトラックで発哺温泉まで送ってくれると言う。
ひょっとしたらとちょっと期待していましたが、えっまさか、本当?ありがとう。
たすかったあ。
ゴンドラリフト乗り場前駐車場のすぐ上の東館で汗を流す。
かわいい受付嬢が愛想よくて嬉しい。
ロビーでビールを楽しんでいると、団体さんがワイワイとやって来たので引き揚げることにします。
下調べをした(?)筈なのに最後に失敗してしまい、反省させられる山行だった。
まだ経験が浅いので、行動時間は5時間以内にしないといけないかな。
おかげで三日間くらい、ふくらはぎが痛かった。
|