1999.07.24 (土)   K2Couple No.0003 

岩菅山
いわすげやま(長野県)
2,295m
穏やかな笹の稜線がすばらしい

コース最大標高差 : 720
コース累積標高差(+) : 650
コース累積標高差(−) : 995
コース距離 : 12.2 km
行動時間 : 6'50"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 岩菅山を見ながら、のんびり歩き

  5:50 = 草津温泉 = 8:00 渋峠 = 8:30 発哺温泉p

 発哺温泉p8:40 ... 8:45 《東館山ゴンドラリフト》 8:55 ... 9:30 寺子屋山 ... 赤石山分岐 ... 11:00 ノッキリ 11:15 ...
 12:00 岩菅山 【L】 12:40 ... 13:00 ノッキリ ... 14:10 アライタ沢出合 14:20 ... 14:50 登山口 ... 15:10 一ノ瀬BS 15:15 = 15:30 発哺温泉p
 発哺温泉p 東館 16:20 = 草津温泉 = 北軽井沢 = 20:00

 
  この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

地図表示 岩菅山の場所

発哺温泉 ホテル東館 (¥700)


 岩菅山は、志賀高原中で最後に残る、原生林に包まれた雄峰である。
 一帯は深い原生林でおおわれ、冬期五輪長野県誘致のスキー会場に指定されその開発問題で一躍話題になった山として記憶に新しい。
 その山容は志賀高原の奥に美しいピラミッド状の姿を見せ、天然記念物のイヌワシ、ニホンカモシカやツキノワグマ、ニホンザルなどの棲
 息地でもあるほか、数々の高山植物の宝庫で、第二種特別地域に指定されている。
 一等三角点をもつ山頂は、岩菅大権現の石碑が立ち、北に裏岩菅山、東に白砂から上越の山々、南に浅間山、横手山、西に黒姫、妙高連峰
 の山々と大パノラマを楽しむことができる。
 時間に余裕があれば裏岩菅山(往復1時間30分)まで足をのばしてみたい。
                                                 上毛新聞社『群馬の山歩き130選』より



 志賀高原ルートを快適にとばして発哺温泉へ。
 東館山ゴンドラリフト
(¥650)は、中学生の団体が大勢並んでいて大賑わいだった。

 スキーリフトの下、ゲレンデ内を登リ始める。
 樹林帯の寺子屋山を越え、赤石山分岐を右に分ける。

 P2042を超えると展望が開け、ここからは岩菅山を正面に見ながらの気持のいい誰もが好きになるような稜線歩きが続く。

勢いよく中学生団体を追い越して、ノッキリから頂上をめざした。
出だしは元気な二人だったが ・・・ しかし勢いもここまで

頂上直下のきつい登りでバテて休んでしまい。
結局ブルーズボンの中学生達と一緒になってしまいました (^^;

中学生で溢れている山頂からの大展望。
浅間山、鼻曲山、浅間隠山、志賀山、四阿山が見えた。

日陰が全然ないので、避難小屋にもぐって昼食にします。

 岩菅山頂で


 ノッキリから一ノ瀬へ。
 いやな階段道をガタガタ下るが、膝に悪いと文句を言う人あり。 確かに。
 群馬・富岡の元気者夫婦がまとまりなくバラバラに追い越して行った。
 「男の人通りませんでしたぁ?」 
 旦那先行、女房追っかけタイプ、こういう夫婦が案外多い。

 アライタ沢の出合で冷たい水を補給、何とも気持の良い時間帯だ。
 身体を冷水で拭いて、二人して生き返る心地であった。
 用水路沿いをポコポコ歩き、途中の分岐で地図を見ずに直感で登山口に下りてしまった。 結果大失敗
 神社の方に行っていれば木陰の涼しい山道だったろうけど、舗装道路の照り返しもあって灼熱地獄を味わう二人です。
 一ノ瀬バス停まで20分位トラック道が続く
 前夜(熱帯夜)の寝不足がこたえます。
 ようやくバス停に着いて時刻表を見たら。
 ギャ〜、一日に二本しか運行されていないよ (^^;

 居合わせたハーゲンダッツのトラックお兄ちゃんに、タクシーがありますかと尋ねたら 「ありません」 との返事。
 完全に戦意を喪失する二人であった。
 諦めて歩き始めた私たちを見かねたように、H.D.の若い運転手二人が其々のトラックで発哺温泉まで送ってくれると言う。
 ひょっとしたらとちょっと期待していましたが、えっまさか本当? ありがとうございます。
 今どきの若者は親切で心優しい
 たすかったぁ。

 ゴンドラリフト乗り場前駐車場のすぐ上の東館で汗を流す。
 かわいい受付嬢が愛想よくて嬉しい。
 ロビーでビールを楽しんでいると、団体さんがワイワイとやって来たので引き揚げることにします。

 下調べをした(?)筈なのに最後に失敗してしまい、反省させられる山行だった。
 まだ経験が浅いので、行動時間は5時間以内にしないといけないかな。
 おかげで三日間くらい、ふくらはぎが痛かった。