2003.08.03 (日)                          K2Couple No.0088

会津駒ヶ岳
あいづこまがたけ(福島県)
2,133m
       会津駒ヶ岳 2133m 中門岳 2060m
会津の名山、駒ヶ岳は草原の山

コース最大標高差 : 1,040
コース累積標高差(+) : 1,190
コース累積標高差(−) : 1,190
コース距離 : 12.1 km
行動時間 : 8'45"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 駒ケ岳とイワイチョウ
 民宿「すぎのや」 3:50 = 4:05 滝沢登山口p
 滝沢登山口p 4:10 - 5:50 水場 6:05 - 7:15 小湿原ベンチ(BF) 7:40 - 8:00 駒の池(駒の小屋) - 8:25 駒ヶ岳 8:35 -
 9:05 中門の池 - 9:15 中門岳(L) 10:05 - 10:45 駒の池 - 11:35 水場 11:45 - 12:55 登山口p
 滝沢登山口p 13:00 = 13:10 駒の湯 13:45 = 栗山村(蕎麦) = 霧降高原道路 = 足尾 = 19:00


  この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

地図表示 会津駒ヶ岳の場所

桧枝岐村民宿「すぎのや」 (¥5,300)  駒の湯(¥500)

 会津の名山と言えば、すぐ磐梯山の名があげられる。
 それは猪苗代の平地から誰にでも仰がれたからであろう。
 会津駒は磐梯より三百米も高いにも拘らず、あまり人に知られないのは、平地からはどこからも見えないからであろう。
 (中略)
 登山道は細い尾根をグングン上っていた。
 広葉樹が針葉樹に譲るあたりから、残雪がきれぎれに現われ、やがて雪はベッタリ続いて木立も疎らになり、前面に眼のさめるような景色が現れた。
 会津駒が岳の全容である。
 どこが最高点か察しかねるような長大な山が伸びていて、それがおびただしい残雪で輝いている。
 会津駒を天馬の疾走するさまに見たのはその時である。
 写真を二枚つなぎ合わせても、その全容を収めかねた。

                                                                                     深田久弥 『日本百名山』 より抜粋


 会津の山という形容がピッタリくる駒ヶ岳 

 桧枝岐では真夏の雪祭りを開催中で、昨夜花火が上がった。

 3時半に起きてあわただしく民宿を発ち、車で登山口に急ぎます。
 お世話になった民宿すぎのやの真ん前が登山口に至る林道の入り口になっている。
 道路沿いのスペースには、車中泊組が既に何台も車を連ねていた。


ヘッデンで足元を照らしながら階段を登り、ジグザグの急登に取り付く。

ヘリポート辺りで日の出を迎え、夜明けと共に広がる青空、今日も絶好の登山日和に恵まれそうだ。

ほぼ中間点にある水場で幾人か休んでいた。
ちょっくら水場に下って冷たい水で喉を潤します。

 小湿原で展望が開けた

ここから先は足に心地良いなだらかな針葉樹林帯を登って行く。

駒ヶ岳を展望できる小湿原が現われ、ベンチで皆ほっと一息入れている。
さすが豪雪地帯だ、山腹には小さな雪渓がまだ残っていた。
湿原に咲くイワイチョウやワタスゲ、チングルマに目を奪われつつ燧ヶ岳の凛々しい姿も間近に迫ってくる。

精力的に写真を撮りながら、丘上の駒の池まで登って行きます。

 行く先に駒の小屋

駒の池から見上げる駒ヶ岳のゆったりした大きさは感動ものだ。
駒の池は豊富な水を湛えている。

まっすぐ直登できればすぐに山頂に着きそうだが、木道は左に巻いて進む。
そのまま行けば中門岳です。
途中の分岐を右に登って行くと山頂に着く。

 駒の池からおおらかな駒ケ岳

                          ▲ 駒山頂への道はシャクナゲ通り


 山頂へ至る階段からの眺めもすばらしい。
 燧を背景に駒ヶ岳直下に咲くハクサンシャクナゲがいい。

 駒ヶ岳の山頂標識はかつて見たことがないくらい立派です。
 振返ると駒の池や小屋、燧ヶ岳、日光連山が美しい。
 北には展望はない。

山頂からは中門岳側に下る道がついているから、ちょっと下れば中門への広い稜線が気分を和ませてくれます。

昨日田代山湿原から会津駒を見た時、山頂から右に大きな雪渓が見えた方角だ。


 この標識は立派過ぎ              ▲ 同じく (^^;
ハクサンシャクナゲ チングルマ ミヤマリンドウ アカモノ イワオトギリ
イワイチョウ ハクサンコザクラ イチヤクソウ

駒から中門に続くたおやかな頂稜には湿原と池塘群そしてお花畑が累々と広がり、天上楽園という言葉が自然に頭に浮かびます。

池塘の周辺にはハクサンコザクラが群生していた。
夢に見た駒ヶ岳を歩いているという実感が湧いてくる。

水場からずっとわが隊に付かず離れず同じペースで登っていた岩手の老夫婦が元気だ。
屈強な男性がアシスト役を務めている。
あんな年まで登れるかなあ。

 ハクサンコザクラの群落
  駒から中門に続くプロムナード             気持ちいいですよ〜

ひときわ大きい中門の池には何故か中門岳の標識。
「この辺り一帯を中門岳という」 何ともアバウトな感じがした。

笹の切り開きを行くと地塘が点在する中門岳最高点だ。

靴を脱いで本格的にだらける。
宿の弁当、みかん、カップラーメン、コーヒータイムです。

至福の時間がゆっくりと流れて行く。
言葉は要らない。
頭の中も空っぽ。

 夢にまで見た稜線を行く
 
 この辺り一帯を中門岳と言うらしい 

ぼやっとした余韻に身を任せて、もう一度稜線の贅沢な景色を味わいながら駒ヶ岳を巻いて駒の池まで戻ります。

駒の池のベンチ辺りには、沢山の子供達と登山者が陣取っていました。

昨日よりも天気が安定しており、下山する時も青空。
早出をしたおかげで会津の名峰をのんびり楽しむことができた。

東北の山はゆったりしていてやっぱりいいなあ。

 駒ケ岳と中門岳の間に残る雪
        チングルマと燧ケ岳             階段の登山口に戻る 

 下山後「駒の湯」の露天風呂で汗を流す。
 尾瀬の郷交流センターでお土産を仕入れアイスで身体のほてりを抑える。

 会津西街道から川俣ダム経由で栗山村に入り、ぶっかけ蕎麦を賞味した。

 霧降高原道路(¥950)は名前の通り霧に覆われて展望は全くありません。
 気ままな猿と放牧された牛だけだった。