2002.06.08 (土)   K2Couple No.0067 

芳ヶ平湿原
よしがだいらしつげん(群馬県)
1,855m
忘れ去られた芳ケ平は静けさ100%

コース最大標高差 : 710
コース累積標高差(+) : 50
コース累積標高差(−) : 920
コース距離 : 11.3 km
行動時間 : 6'35"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 ポーズをとってみました
  13:00 = 15:15 草津ホテルビレッジ 【泊】
 ホテルビレッジ 8:10 ... 8:20 草津バスターミナル 9:00 《BUS》 9:30 白根火山駅
 白根火山駅 9:40 ... 9:50 白根山湯釜 9:55 ... 10:25 白根プチピーク ... 10:40 火山駅 ... 11:40 芳ヶ平ヒュッテ ... 11:55 湿原 【L】 12:15 ...
 12:40 ヒュッテ ... 12:55 桜清水 ... 13:55 常布の滝見台 ... 14:25 草津登山口 14:30 ... 15:15 草津湯畑 白旗の湯 15:50 ... 16:15 ホテル

 草津ホテルビレッジ 16:20 = 18:30


 芳ヶ平湿原の場所

草津高原 ホテルビレッジ(招待)  草津温泉 白旗の湯 (¥0)



 芳ヶ平は、上信越高原国立公園の特別地域に指定され、上信越自然歩道の珠玉とも言える素晴らしいハイキングが楽しめる。
 白根山北麓の大沢川源流の標高1800mあまりの平坦地に広がる湿原で、ヤチスゲやレンゲツツジ、ニッコウキスゲなど300種に及ぶ植物が
 自生しているという。
 芳ヶ平の風景は、白根火山の荒涼とした風景とは対照的で、柔らかくやさしい雰囲気が漂っている。
 秋には白根山にかけてナナカマドの紅葉が見事である。
 芳ヶ平の中心には芳ヶ平ヒュッテがあり、付近の台地は国設野営場に指定されている。

                                                       
上毛新聞社『群馬の山歩き130選』より


明日は夢の芳ヶ平湿原だ。
草津の宿泊招待券を握りしめて、金曜の午後からいそいそと出かけた。

夜はホテルでワールドカップ、イングランドvsアルゼンチンを寝転びながらTV観戦する。


ホテルに車を預けてバスで行く。
帰りは草津まで歩いて下ります。
JRバス始発で白根火山駅(¥1,100)まで心ワクワク乗車しますが。
乗客はたったの2家族5人だけだった (^^; 

山登りにバスを利用するのはほんとに珍しいことで。
気分はすっかり観光モードに入り込んでいた。

 草津バスターミナルにて
 草津白根山湯釜

乳白色に青と緑のパステルを流し込んだような、神秘的な水をたたえる湯釜に改めて感動。
観光客の混雑を避けて、別ルートに入る。

立入禁止の草津白根山に登り始めたが、やっぱり気が咎めてマイナーピークで引き返します。

火山駅に戻り、芳ヶ平をめざしてリスタートをきった。
湯釜の背後を巻くように立派な道が続き、殺伐とした風景の中に残る雪渓にホッとする。
雪渓歩きが快適な暑さです。

芳ヶ平湿原も乾燥化が進み。
どうにか湿原の面目を保っているという、悲しい現実がここにもあった。

ツツジ、シャクナゲ、ワタスゲ、コイワカガミなどが池塘のそばで元気に咲いています。
ベンチにマイホームを作ってランチタイムにします。
草原を渡る緑風と鳥のさえずり、ふわっとした雲の流れがいい。
なんて平和なんだろう。

閉鎖中の筈の芳ヶ平ヒュッテが営業していた。
寄らなかった。

 草津白根山東面の雪渓
 湿原内のベンチで食事中です
 芳ケ平湿原は乾燥化が進んでいる

ここからは草津の町をめがけてぐんぐん下る。

道すがらツツジ、シャクナゲ、ツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、マイヅルソウを愛でながら ・・・

思いのほか花が賑々しく歓迎してくれるので、楽しい散歩道となった。

 さて草津に向け出発です
 ツマトリソウ ▲ アズマシャクナゲ  カラマツの新芽  ワタスゲ  コイワカガミ

渋峠を越える昔ながらの街道らしく、道祖神などもあり先人の苦労の跡が偲ばれます。
冬はどうしたんでしょうかね。

花敷への道を分けてさらに進むと、常布の滝展望台香草に出た。
ここで、殺生河原に戻る道を探してうろうろしている二組の夫婦に出会う。
地図上には確かにその道はあるが、私たちも気が付かなかった。
変におせっかいしないで、黙って別れる。

 手付かずの自然が残る

蟻の門渡りを越え、音楽の森道路を横切り、再び山道に入り直して草津湯畑に到着です。
芳ヶ平から草津までけっこう長い道のりだったが。
ランチ本番をする場所を逸する。
結果的には余分な食料と水を背負って歩きまわったボッカ訓練じゃなかと。

湯畑の隣、無料浴場白旗の湯で汗を流し。
正真正銘の源泉を、ペットボトルで2本確保する。
家の風呂に混ぜて温泉をもう一度味わおうといういじらしくもささやかな庶民の思いなのだ。   

 草津温泉湯畑


 温泉から出て湯畑見物しながらのんびりしていると町内巡回バスがやってきた。
 が、準備していなかったので乗りそこなう。
 次のバス待とっ。 
 えっ、1時間後だって? 
 ぎゃぁ〜。

 ぐれながらザックを担いで、ホテルまで25分も歩く羽目になる。
 漸くホテルを出発するもマミナビの具合が悪く、草津町内を迷走して、湯畑繁華街に突入してしまった (^^;