2002.05.19 (日)   K2Couple No.0064 

鈴ヶ岳
あかぎ すずがたけ(群馬県)
1,565m
赤城の前衛、鈴ヶ岳にツツジ狩りです

コース最大標高差 : 150
コース累積標高差(+) : 385
コース累積標高差(−) : 385
コース距離 : 4.9 km
行動時間 : 4'35"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 アカヤシオに囲まれて
  6:20 = 7:20 新坂平P
 新坂平P7:25 ... 7:40 姥子峠 ... 7:50 姥子山 ... 8:10 鍬柄山 8:20 ... 8:35 大ダオ ... 9:15 鈴ヶ岳 【L】 10:25 ... 10:50 大ダオ ...
 11:05 鍬柄山 11:25 ... 12:00 新坂平P 電力館見学
 新坂平12:20 = 12:50 滝沢温泉 14:15 = 15:15

 鈴ヶ岳の場所

赤城温泉郷 滝沢温泉 滝沢館 (¥600)



 外輪山の西側に離れてそびえるドーム型の鈴ヶ岳は赤城火山の生んだ寄生火山の一つである。
 赤城山の中でも、この鈴ヶ岳周辺は比較的訪れる人も少なく、大沼周辺の賑わいとは対照的な静けさを保っている。
 赤城大神、鈴嶽山神社、愛宕山大神が祭られるその山頂からは大沼とそれをとりまく黒檜山、地蔵岳などを一望できる。
 登山口の新坂平は明るい牧場風景が広がり、ここから、途中の鍬柄山までの間は、ヤマツツジ、レンゲツツジの中、大沼やエネルギー資料館
 の風車を右手に見ながらの道が続く。
 特に6月のツツジの開花期や、秋の紅葉の時期がすばらしいだろう。
                                                  上毛新聞社『群馬の山歩き130選』
より


やって来ましたツツジのシーズン。
お手軽企画と言うことで、名前が可愛い赤城鈴ヶ岳です。

日曜早朝の道路をとばして新坂平に着く頃には、ガスも晴れて憂いなし。

白樺牧場の柵沿いに登山道を辿れば。
姥子山を経て、鍬柄山までとことこワンピッチだ。

 姥子山から大沼と駒ヶ岳

ツツジに囲まれて登る筈だったのに、花はちらほら。
ほんのおしるし程度です。
ちょっと気合も空回りですよ

鍬柄山のピークは好展望に恵まれ、前橋市内がガスの合間にのぞいている。
至仏、燧、日光白根が白く輝いてきれいだ。


カメラグループと一緒になる。
山頂でカメラ狂さんの三脚が倒れかかり。
そばにいたはらっぱの腕を直撃する。

お陰で、カメラは大事に至らずに済んだ。
それなのに、はらっぱよりもカメラのキズを気遣う礼儀知らずの人だった。
はらっぱの腕を何だと思っているのでしょうか。

 大ダオのアカヤシオ

鍬柄山の北斜面は急なヤセ尾根だ。

鈴ヶ岳へは最低鞍部の大ダオまで大下りして登り返すのだが、大ダオ付近にはアカヤシオやシャクナゲが大きな花を咲かせていた。

鈴ヶ岳の登りは結構急で。
股が裂けるほど足を開いて大岩を乗り越えたり。
岩の間をすり抜けたりで。
変化に富んでいる。
家ではなかなか出来ない、柔軟体操(ストレッチ)をさせられます。

意外にあっさりと鈴ヶ岳山頂に立った。

山頂には鈴嶽山神社、赤城山大神、愛宕山大神の三つの石碑が並んで鎮座しており、経理部長のはらっぱが賽銭をあげる。

 鈴ヶ岳最後の登りで
 山頂の石碑                鈴ヶ岳山頂

谷川連峰、苗場、朝日、武尊は未だに雪を頂いている。

樹間に谷川が覗く場所を確保して、超早いランチタイムの始まりです。
食べ終わる頃にはぞろぞろと人が集まって来たので、一服する間もなく自動的に山頂から押し出されてしまいます (^^

 だんだん人が増えてきて
シャクナゲ シロヤシオ スミレ アカヤシオ ヤマツツジ

下り始めて間もなく。
繋がって登って来る団体に遭遇する。

朝来た時には二人っきりだったのに。
たぶん今頃、頂上から人がこぼれてるよね。

                                ▲ 鍬柄山の登り

岩場の下りや鍬柄山の登り返しがいやだなと思っていたが、これまた順調に鍬柄山に着いたのであった。

朝の爽やかだった空はなく。
天候は下り坂でガスが外輪山から大沼に流れ込んでいます。

 鍬柄山頂上

改めて大沼や黒檜、地蔵などの展望を楽しみながら。
ズルズルと時間を費やしてしまった。

朝よりもツツジの開花が進んだ登山道をゆるゆると下り。
正午には登山口に到着です。
そのまま東電の電力館に車を廻して見学する。

小沼経由で赤城温泉に下り、滝沢温泉の開放的な露天風呂に入りましょう。

 白樺牧場の端に出る


 滝沢温泉の玄関ロビーが改装され真新しい。
 粕川の流れを見下ろす露天風呂は新緑に彩られ、空からの光がモミジの葉脈を浮き出させて、柔らかく降り注いでいる。

 シロヤシオの花を眺めながら、手足を伸ばしたり湧泉を飲んだり身体にかけたりしているうちに、ゆったりと時が流れて、山中
 の静かな出湯に癒されつつ心身ともにほぐれて行く。
 のんびりくつろいで帰途に着く頃にはポツっポツっ、それが家に帰ったら雷雨のどしゃ降りになった。