2001.07.08 (日)   K2Couple No.0045 

仙ノ倉山
せんのくらやま(群馬県・新潟県) 
2,026m

      仙ノ倉山 2206m 平標山 1984m

夏本番、仙ノ倉山は緑がきれいだった

コース最大標高差 : 1,050
コース累積標高差(+) : 1,435
コース累積標高差(−) : 1,435
コース距離 : 15.7 km
行動時間 : 9'35"

* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません

 谷川連峰の最高峰、仙ノ倉山

  3:00 = 前橋IC/関越道/月夜野IC = 4:30 元橋駐車場

 元橋駐車場 4:45 ... 5:45 岩魚沢林道登山口 【BF】 6:00 ... 7:15 平標山の家 7:30 ... 8:30 平標山 ... 9:30 仙ノ倉山 【L1】 10:00 ...
 10:45 平標山 【L2】 11:20 ... 12:35 松手山 12:40 ... 13:10 送電鉄塔 13:25 ... 14:20 元橋駐車場
 元橋駐車場 14:30 = 14:45 街道の湯 15:40 = 月夜野IC/関越道/高崎IC = 17:30

 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

仙ノ倉山の場所

越後湯沢温泉 街道の湯 (¥500)

絶景とお花畑を期待して、谷川連峰最高峰仙ノ倉山に登る。
平元新道を辿り、山の家経由で平標山から仙ノ倉山をピストンして、松手山に下ろうという計画だ。

車で走る三国峠は、濃いガスが漂いちょっと悲観する。

稜線上の平標小屋に出ると、辺り一面ガスに覆われて視界は全くなし。
昨年と同じだ。
相性が悪いのかなぁ。

 平標山の家から登って来た階段

気を取り直して山頂を目指す内に、ガスは嘘のように晴れて紫外線たっぷりの夏の青空が思いっきり広がります。
周りの山々が 「おまたせ」って感じでその優しい姿を現したのだった。

谷川本峰から万太郎、仙ノ倉に伸びる稜線は、草原状の穏やかな起伏を連ねている。
突然の幸運にバカになりそうなのを堪えて、山頂に続く階段道を急ぎます。

 やったね、上は晴れだ
 大源太山も姿を見せる  しかし、暑いのう  ヨツバシオガマと平標山

一年ぶりの山頂で写真を撮る。
パノラマを楽しんだ後、空身で仙ノ倉山に向かいます。

花の時期にはちょっと遅かったけど。
コルにはお花畑の面影が残り、遅い花も咲いていた。

仙ノ倉谷は結構大きくカール状に抉られていて、トラバースの気分は爽快。
山肌の緑色が鮮烈に広がっている。

今日のお目当て仙ノ倉に取り付いた頃から、気のきかないガスが山を覆い始めます。

 平標山頂で

 仙ノ倉山の穏やかな登り     オノエラン         ヨツバシオガマ        ダイモンジソウ

山頂で30分待っても、連峰最高峰の絶景を楽しむことは出来なかった。

諦めて下山しながら振り返ると、さすが谷川連峰の盟主。
どっしりと落ち着いた風貌であり、人間も心と技を磨いてこの山のように威圧感のない重厚な存在になりたいもの。

 仙ノ倉山頂上は生憎のガス

平標山に戻ると。
広い山頂は、さながら運動会の桟敷席のような賑わいになっていた。
うんざりさせないで下さいよ。

暑い日差しに晒されながら急いでうどんを食べて。
せっかちに山頂を後にしたのであった。

来週登るつもりの苗場山は、朝からずっと雲の中に姿を隠したままだ。  

 仙ノ倉から平標に戻ります
ミヤマカラマツ ベヌサラサドウダンツツジ ハクサンシャクナゲ ハクサンフウロ

松手尾根では平標山頂を振返りつつ、夏の太陽に焼かれるに任せる。
それでもなお、道端に咲く可憐な花の写真をこまめに撮り。
汗だくになりながらただひたすら下るのみ・・・。

我が隊は一仕事終えて帰り道ですが、まだまだ登ってくる人が多い。
オバサン隊に、あとどのくらいですかと聞かれても困りますよ。
地図見てよ。

 松手尾根を登る人達を見送る

登山口に降り立った時は暑さと急下降のため、頭も膝もガタガタに壊れかかっていた。
平元新道に比べ、松手山コースはきついように感じる。 

越後湯沢に足を伸ばし、MMLメンバーもよく立ち寄るらしい街道の湯に入って身体の緊急リハビリを試みる。
が、既にボロボロになっており速攻回復する術もない。

ハードな山行には違いなかったが。
遅咲きの高嶺の花を賞で。
壮大且つ粛々とした山々の連なりを瞼に焼付け。
仙ノ倉山の三角点を踏んだ意義は大きい。

 松手尾根のお花畑を下る