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■ 7:35 = 藤岡IC/上信越道/上田菅平IC = 8:55 表登山口(上信越道太郎山トンネル入口下)
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表登山口 9:05 ... 10:45 太郎山神社 ... 11:10 太郎山 11:30 ... 11:45 太郎山神社 【L】 12:15 ... 13:00 裏登山口 13:05 ...
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13:40 表登山口 |
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表登山口 13:45 = 上田菅平IC/上信越道/藤岡IC = 15:00 ■
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太郎山の場所
この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔) |
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「明日は日光の山に行こう」 と決めて寝たんです、昨夜はね。
が、朝方までガタガタと強風で揺れる雨戸の音が続いていたので、稜線歩きは厳しいかもしれないと弱虫になる。
はらっぱの頭にパッと浮かんだのは、長野県上田市の里山、太郎山でした。
おいちゃんもシブシブながら賛成してくれたので、急遽行き先変更です (^^
心配した風はそれ程でもなく、穏やかに晴れ渡ってきた上信越道を西に向かいます。
ここ数日は春の陽気、春霞で遠望がなかったのですが、きょうは周りの山々が綺麗に見えていますよ。
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▲ 上信越道 佐久IC付近から八ヶ岳 |
長野県に入るとまず八ヶ岳が気になる。
ちょっと霞んではいますが、裾に雲をたなびかせて長い稜線を連ねています。
霧ヶ峰や美ヶ原も白く輝いています。
天気予報は曇りだった白馬はどうかと言うと、やっぱり予報通り北アルプスは無理でした。
間近に見る浅間も青空の下でクッキリ聳えていまして、中腹に絡まったガスの演出でとっても綺麗でした。
それにしても今年は雪が少ないね、浅間も八ツも往年の白さがありません。
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▲ 同じく佐久小諸JCT付近から、ガスが絡む浅間連山 |
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浅間好きのおいちゃんが小諸ICで下りちゃわないように牽制しつつ、上田菅平ICまで行き太郎山トンネルの下にある登山口に向かいます。
表登山道には駐車場がないので、道路脇に路駐です。
すでに沢山停まっていましたが、何とか駐車スペース確保。
見える範囲内には全く雪がないみたいなので、8爪アイゼンは留守番です。
登山口には、杖のカゴが置いてありました。
熊さん注意情報。
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▲ 太郎山と東太郎山 |
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▲ 上信越道太郎山トンネルの入口下に路駐 |
▲ 表登山口 |
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暫くは高速を走る車の音を聞きながらの登りです。
登山道にはすぐに雪(氷)が現れたのですが、すぐに又消える。
ここの登山道には丁目石が置かれていましたよ。
四・五・六丁 ・・・ えっもう八丁目かい???
早すぎないかい?
おいちゃんが来ないと思ったら、軽アイゼンを付けて嬉しそうにしています。
はらっぱは凍ってない場所を探して、ゆっくり登りますよ。
時々ツルツルしながらね (^^
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▲ 道しるべの丁石が設置されている |
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▲ 九丁目の丁石も過ぎて |
▲ 踏み固められた登山道はツルツル |
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▲ 石の大鳥居 |
▲ 太郎山神社って書いてある |
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九丁目も過ぎたし、大きな石の鳥居が出てきたので山頂は近いかも。
すぐ上の左側に祠があったので、おいちゃんが代表で二人分なむ〜。
きょうは節分、亡き母の誕生日。
でも道はまだまだ続いてるよ。
地図を出して見れば、山頂ははるかに先のはずだけど。
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▲ 祠にお参り |
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長野県の山なので、もっと雪があるかと思ったけど
先週の東京都の山より雪が少なかったので拍子抜けですよ。
ただ登山道の圧雪は、融けて凍ってカチカチのアイスバーンですよ。
滑りまくり大会のはらっぱ。
この道のピストンは、帰りには氷が融けてグチャグチャになるのかもね。
確かに!
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▲ 足元に神経集中 |
▲ どこでも構わずザクザク |
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あれ〜 十丁を過ぎて十一・十二丁 ・・・ どうなってんの?
いつしか十五・十六丁。
なかなか神社に着かないし、のどが渇いたので休憩しましょ。
登ってこられる人を見ると超軽装、足元は長靴の人が圧倒的に多い。
通りがかりのおじいちゃんに訊いたら、二十四丁まであるよと言われた。
が〜ん、まだまだじゃん。
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▲ 緩い登りなれどスべる |
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気を取り直して再起動。
振り返ると、樹林越しに真っ白に輝く烏帽子岳が高〜く聳えていました。
おいちゃんポツリ 「やっぱりあっちが良かった」
それにしてもよく凍ったツルツル道ですよ、何度も言うけどね (^^;
ここまで来たらからには、山頂までノーアイゼンで頑張るぞ〜。
はらっぱ 女の意地
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▲ 烏帽子の方が良かったし |
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▲ 朱色の大鳥居 |
▲ 空は青く |
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赤い鳥居が見えたら、上から二人の女性がギャーコラ騒ぎながら下りて来ますよ。
軽アイゼンを付けているのに滑るらしくて、怖々と下って行きました。
大鳥居の下に 「太郎山丁石復元記念碑」。
ここが二十三丁目でした。
二十三丁が神社で、山頂は二十四丁目という事かしらん?
曰く付きなのでしょうが面白い山ですね。
鳥居の横のトイレは、冬でもちゃんと使えました。
何とトイレの前に立つと、センサーで感知して音楽が流れましたよ。
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▲ 狛犬の間を抜けて |
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ここからは階段を登って太郎山神社へお参り。
と思ったら、おいちゃんはズンズン左の方へ行っちゃったのよ。
はらっぱ一人でお参りをして(二人分)、神社の脇から山頂へ向かうね。
ったく、何処行っちゃったんだろ。
そんなことがあって、厄除けの小さな鳥居を見逃してしまった訳で
神社の写真も撮り忘れたし
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▲ 太郎山神社へ |
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おいちゃんも左の道から登って来て合流します。
ここから一旦下って、ほんの少し登り返せば山頂らしいです。
おいちゃんは一足先に行って、カメラを構えている。
カメラの先は烏帽子岳。
心は完全に烏帽子岳に飛んでるらしい。
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▲ 二十四丁目ってキリがいいような悪いような |
▲ そこそこ雪の山頂へ |
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▲ 未練たらしく烏帽子の写真を撮る |
▲ 今度連れてってあげるから
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小広い山頂には誰もいなかった。
南側が開けていて、正面に独鈷山。
その前には塩田平が広がり、千曲の流れがゆったりと時を刻む。
少し左には八ヶ岳が堂々と。
天気の良い日には北アルプスや富士山も見えるようですが、残念ながらきょうは雲に隠れています。
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▲ 八ヶ岳が見えるよ〜 |
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雪のないところにシートを敷いてランチにしよう。
準備ができたところで寒くなってきて、結局全部しまう変な二人。
神社の広場にベンチがあったので、そこでお昼にすることに心変わりです。
でも折角作ったお座敷なので、展望を楽しみながらパンと紅茶を少々。
霧氷が張り付いた枝もあった。
朝早ければ、真っ白で綺麗だったんかね。
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▲ 重厚な石の方位盤 |
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▲ 山頂広場 |
▲ 霧氷が出来てた |
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▲ 虚空蔵山 |
▲ 正面に独鈷山 |
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神社に下りたら、大勢の方が食事したりしてたむろっていました。
山頂には挨拶するだけで、休むのは神社の縁側だったんですね。
みんなの端っこに陣取り、ランチタイムオープン。
なかなか仲間に入り難く、みんなの話だけ聞かせてもらう。
顔見知りの人が多いとみえ、きょうは〇〇さんを見ないね〜なんて声も。
露天の公民館みたいだし、社交場みたいだし。
上田市や近くの皆さんに愛されている山なのだ。
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▲ 神社でお昼ごはん |
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そっと隣に座ったおじさんに 「何回目だね?」っていきなり訊かれちゃった。
どきっ。
スミマセン 初めてですけど (^^;
肩身せまっ。
壁には五千回登頂とか八千回登頂等の額が掛かっていましたよ。
50回80回でも凄いと思うのに、その百倍 ・・・ 桁が違うし。
参りやした m(_ _)m
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▲ 登頂回数のメモリープレート |
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▲ 関東の富士見百景らしい |
▲ 神社の展望台 |
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のんびり休憩したので、おいとまします。
傍にいた人から裏登山道は道が細くて凍ってると聞いたので、表登山道のピストンと決めます。
でも、裏登山道を少し下れば木々に邪魔されずに四阿山と根子岳を丸ごと望める場所があることを思い出して、裏登山道を帰ることに変更。
初めての山ですから、ピストンより周回の方が楽しそうだし。
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▲ 裏山道を下ることにする |
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▲ 根子岳と四阿山遠望 ▲ 浅間連山の烏帽子岳
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こっちの道にはたっぷり雪が残っているし、日陰なので融けて凍ってないので歩き易く気持ちよく下れました。
確かに教わったとおりトレースは狭いけど、道は広いよ。
下りなので、勿論はらっぱも軽アイゼンを付けて足元心配なし (^^
誰もいなくて嬉しい下山道です。
地方の伝説伝承話を紹介した看板もいっぱいあった。
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▲ 歩きやすくて良かった |
▲ ここでやるかい |
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▲ 北アルプス展望ベンチ (見えないけどね) |
▲ 柔らかい日差しが嬉しい |
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▲ 伝説伝承の案内板 |
▲ サイカチの実がいっぱい落ちてた |
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裏登山口に出ると、そこにも杖が沢山ありました。
凍った滝があったので、よく見たら石が組まれた人口の滝だよ。
すぐ下には数台分の駐車スペースもあり、2台停まっています。
ここからは、凍りついた雪の林道をテクテク遊び帰りしますね。
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▲ 裏登山口の案内にガッテン!
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▲ 裏登山口 |
▲ 林道のそぞろ歩きですよん |
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高速道路を見下ろすようになれば、駐車ポイントはすぐです。
市民の山としては、駐車場が整備されていないのは珍しい。
私達が下る時もまだ登って行かれる人がいたので、一日中人が入れ替わりに賑わう山なのかも知れません。
予備知識なしに出かけた山だったので、その場しのぎの変更だらけ (^^;
やっぱり山は楽しいな。
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▲ 太郎山が見えて、間もなく表登山口に着く
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▲ 雪不足の浅間山です |
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